脚に必要な全てのパーツです。ランナーでいうと丸々2枚+αという部品数です(苦笑) 特に割合が高いのが足首から下です。可動箇所が思いのほか多く、色分けもきっちりされているので、パーツ数も通常以上となっているようですね。基本的に色分けは完璧に近いのですが、唯一膝のアポジモーターが赤成型になっているので、金色か黄色で塗装してやる必要があります。こちらでは、他にアレンジとして膝裏のパイプをシルバー、アキレス腱付近のシリンダーをいつものゴールド&シルバーに、ノズル内側をゴールドに部分塗装しています。
こちらが脚の内部フレームです。通常MGの膝下は複雑なモールドで内部フレームを再現していることが非常に多いのですが、このシナンジュは比較的というか、かなりシンプルにまとめられています。ちょっと意外ですねぇ。
シナンジュの脚部左右の外側には、大型のスラスターユニットが取り付けられていて、外観上左右の形状が異なります。しかし、脚の基本フレームは完全に左右共通となっています。つまり、本来なら膝下に左右それぞれ外側にのみスラスターを取り付ける穴があいているはずが、左右共通パーツなので両側にあいているわけです。で、左右それぞれ内側の穴は、別パーツで塞いで形状を変えています。……これもコスト削減なんでしょうかね。あ、脚部裏側のスラスターはちゃんと展開可動しますよ。
脚といえば、去年の年末のユニコーンで思い出される悪夢・・・そう膝の可動範囲が非常に気になっていたのです。しかし!このシナンジュ、可動範囲は非常に良好なようです。膝周りは今では定番となっている外装甲の連動可動も実現していますし、つま先近辺も非常によく動きそうです。
膝のアップ。膝の外装甲は結構複雑な形状になっています。この内部フレームの動きを見ると、膝装甲が2枚それぞれ別に連動可動するようになっています。あと、太股のフレームもスライドしてますが、こちらは外装甲はそのまま動かずにあくまで内部フレームのみの連動のようです。
足首下が、ありえないほど人に近い可動をしています。これだけ動くなら、立膝もばっちり決まり…だと思うでしょうが、オチが2つあります。先ず1つは、このつま先の可動範囲は装甲をつけると可動範囲は極端に狭まります。もう1つは、シナンジュの脚のデザイン上、膝上が短く膝下が極端に長いので、立膝は恐らくあまり決まらないと思われますorz
足首のシリンダーは、表側か表裏両方がこれまでのMGでは主流でした。しかし、このシナンジュはアキレス腱付近にあります。文字通りアキレス腱なシリンダーなんでしょうかね。
さぁ、脚に装甲をつけます。曲面主体の非常に綺麗なデザインです。膝近辺にある金縁とよくあった意匠です。
外側と内側の比較。かなり様相が異なりますが、外側には(写真は右足)大型の可動式スラスターユニットが取り付けられているので、ボリュームがかなり増しています。
膝の可動範囲は、装甲を取り付けてもまったく損なわれることはありません。膝の装甲は、伸びてる状態では折り重なっているものが、曲げることで2枚がそれぞれ連動して稼動することにより写真のようになります。右の写真では太股の内部フレームがスライドしているのが見て取れます。
つま先の可動範囲は、ここまで狭まります;; も、もうちょっと動いてもよいのでは〜、と思うのですが、贅沢ですかね・・・。
脹脛外側の大型スラスターは、一度上方に持ち上げることで引き出され、回転させられます。つまりかなりフレキシブルに動くので、非常に表情豊かな脚といえるでしょう。
いかがでしたか。これで脚の作成(片足ですが…)は終わりです。かなり複雑な形状な為か、パーツ数が非常に多く作成はちょっと骨が折れます。ココ最近無印1/100を作ることが多かったのもあり、かなりのボリュームに感じますね。このシナンジュ、色分けはほぼ完璧といっていい出来で、加えて可動性もかなり高いことがここまでの作成で分かってきました。明日にはその全身を公開出来ると思いますので、ご期待くださいな。では、次回をお楽しみに〜。