1/72 RVF-25 メサイア ルカ機 作成レポート その11 + 水転写デカールの貼り方 part2

2009.03.10 | author: | 開発計画 | MACROSS
「1/72 RVF-25 メサイア ルカ機 作成レポート その11」です。昨日はほんとにごめんなさいねぇ;; 今日はばっちり取り込みましたので、「水転写デカールの貼り方 part2」もお送りします。形状が切れやすいデカールや曲面への貼り方を紹介しますよ。
ちなみに、前に水転写デカールの貼り方を紹介したときは、撮影助手が居なかったので自分ひとりのため軟化剤等を塗ってる所を撮れませんでしたorz 塗って撮影してとかやってるとデカールがとろけちゃうのでw しかし、今回は嫁さまに出張ってもらったので、そのあたりもきちんと紹介できます。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

では、先ずは形状が少し特殊なデカールから。写真のデカールは、機首両脇に貼るものです。◇状になってる部分は中抜きされているので、ノンビリ貼っているとあっという間にでろっとなって破ける可能性があります。なので、焦らず慌てず急いで貼りますよ〜。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

水転写なので、先ずはしゃーぶしゃーぶ……で3〜5秒水に浸したら、脇においておきます。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機 1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

水分がデカールに浸透するまでの間に、貼り付ける部分にマークセッターを塗っていきます。前にも言ったとおり基本的にはじかれます。なので、ちょん、ちょん、ちょんと写真のような水玉状に貼付します。一応水玉状になってるのを確認してもらう為に角度が若干違う写真も2枚目に用意しておきました。
マークセッターは、貼る位置に貼付するので、事前にどのあたりにシールを貼るかというのを、取説できちんと確認しておきましょう。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

セッターが貼付された所にデカールを貼るわけですが、小さいものであれば、ピンセットでちょいとつまんで貼ります。しかし、今回は細長く、中抜きされた形状のため、ピンセットで摘み上げてしまうとクルクルっと丸まってしまうので、写真のようにピンセットでひっぱりつつ台紙からスライドさせて貼ります。ポイントは、ピンセットで摘み上げた方を貼る予定位置にもっていき、その状態で台紙を”スッと引き抜く”感じです。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機 1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

このデカールは、上面だけでなく下面にもデカールがまたがるので、一回で綺麗に貼ることは出来ません。デカールを台紙から抜いたら、手際よく位置の微調整、シワとりをしていきます。
ちなみに、マークセッターにも若干ですがシールを軟化させる作用があります なので、セッターを使用する以上は、ここでノンビリしているとシールが軟化してしまい、破れやすくなるのでサクサクっといくのがポイントです。爪楊枝、綿棒を駆使してがんばりましょ〜。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機 1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

ここでマークソフターの登場です。マークソフターは、塗りすぎない為にハケに付いたソフターを十分によくきって使用します。今回は、上面と下面にまたがってる部分(角度がちょっと鋭角なので)があるので、その近辺を軟化剤で一応やわらかくしておきます。こうすることで、デカールの力で浮いてきてしまうのを防ぎます。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

貼付したら、今回の場合は3〜5秒くらいおいて、貼付したソフターを綿棒に吸い取らせます。この吸い取らせるときは、そっとデカールに触れる感じで。こすり付けてしまうと、柔らかくなったデカールを破いてしまう恐れがあります。指先がぷるぷるしないよう、深呼吸して落ち着いて作業しましょうね。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

さて、無事貼り終えました。デカールが細長いので、貼る際には注意が必要ですが、落ち着いて慌てず手際よくやればきちんと貼ることが出来ますよ。もし水転写デカールを扱うのが苦手だったり、初めてな人は、こういった部分は後回しにして貼りやすいところから貼っていくといいと思います。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

続いて曲面への貼り方です。今回貼るのは機首左右にあるガンポッドの上面ふくらみ部分です。ここに白いデカールを貼るわけです。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

いつものように、デカールに水分を浸透させる間にマークセッターを貼付させていきます。このセッターで既に部分塗装した塗料を溶かしてしまうことはないので、安心して貼付させていきましょう。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

ここも、デカールの形状がやや大きいのでピンセットで端をもち、その端を貼る位置の真上で台紙をスッと引き抜いてやります。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

そうしたら、爪楊枝、綿棒を駆使して位置を調整します。ここは平面ではなく曲面なので、多少シワになっても気にせず位置だけに気をつけて調整していきます。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

位置調整が終わりましたが…見事にシワシワですね。ここでマークソフターが本領を発揮します。こんなシワシワ状態でも…

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

シワになってる部分を中心に、”ちょんちょん ”という感じでソフターを貼付させていき……

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

今回の場合は完全にシワになっているので、5秒ちょい待ってから綿棒で余分なソフターを吸い上げつつ、軽くシワを押してデカールを曲面に少しずつ馴染ませていきます。このとき強く押しすぎてしまうとデカールが綿棒に張り付き”ベリっと剥がれてしまう ”ので注意しましょう。「ちょん、ちょん、ちょん」って感じで少しずついきます。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

そうするとご覧の通りシワがほとんど消えました。しかし、まだ若干残っていますね。なので、またソフターをシワになってる部分に貼付して……を繰り返していきます。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

今回は3回ほど繰り返して、ご覧の通りシワなく貼ることが出来ました。よーーく見ると、極々小さなシワがあるのですが、これくらいのシワは乾燥する過程でデカールに浸透したソフターが曲面に馴染ませてくれます。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

反対側も同様に貼れば、綺麗に仕上がりましたね。ポイントは、これまでと同様に焦らず深呼吸しながら落ち着いて慎重に作業を進めることです。とまぁ、言葉で言うのは簡単ですよね…。実際は、特にこれが初めてのデカール貼りなんかだったりすると、焦って仕方ないと思います。なので、なんでもいいので練習用に水転写デカール単体(艦船とか飛行機用で安いのが売ってると思います)を用意して、曲面に貼る練習をしてから本番に挑むのも良いでしょう〜。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

こんな感じで貼っていき、2機目の主翼を除いた表側のデカール貼り終了です。この後はこのまま裏面を貼っていきます。ぇ、主翼はどうするのか? というと、最後に貼ります。というのは、主翼を持ち手にすれば安定して貼りやすいからです。

と、こんな感じですかねぇ。あとは、これの応用でしかありません。セッターとソフターを上手く使い分けて貼っていけば、どんな部分でも綺麗に貼れると思いますよ。スライドデカールは、ちょっと敷居が高いですが慣れてしまえば曲面等にも非常に美しく貼れる便利なシールです。この機会に苦手を克服してみてはいかがですか?
さて、これは昨日撮影した画像ですので2機目ですが、今現在の作成状況は、2機目終了して3機目が半分ほど貼り終えた状態となっています。幸い明日、明後日と雨の心配はなさそうなので、明日3機目を貼り終え明後日に2機目と3機目のクリア吹きをかけられそうです。完成まであと一歩、がんばりますよ〜。では、次回をお楽しみに〜〜。
    

            

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