RG 1/144 RX-78-2 ガンダム 作成レポート その12

2010.08.11 | author: | 開発計画 | ETCETERA
「RG 1/144 RX-78-2 ガンダム 作成レポート その12」です。最終回となる今回は、これまで組み立ててきた各部位に仕上げのクリアコートをします。普段はしない工程ですから、作成レポートでやるのは新鮮ですな〜。去年の”RVF-25メサイア ルカ機 ”では水転写デカールを使用したので、水性のトップコート(半光沢)を使いましたが……そのとき以来か; では、早速吹きつけをしていきまーす。

RG 1/144 RX-78-2 ガンダム

脚部で仕上がりの目安として既に吹いている通り、今回はラッカー缶のスーパークリアー(光沢)を使っています。ただ、使いかけだったので途中で缶が尽きてしまい、コア・ファイター、シールドの最後の仕上げだけは、ラッカーのスーパークリアIIIを3倍希釈でエアブラシで吹いています。塗膜強度の違いはわかりませんが、両者の見た目の光沢感は大きく変わらないと思います。

RG 1/144 RX-78-2 ガンダム

両脚は既にコート済みなので、それ以外のパーツに持ち手を作って少しずつ吹き重ねていきます。厳密には、テンションの掛かったABSには吹かない方がいいのですけど、フレームはポリプロピレンとABSの複合素材で組み上がり済みなんですよね; だから、本来は装甲だけをバラして(フレームは吹かない)吹いたほうがいいと思います。

RG 1/144 RX-78-2 ガンダム

ただ、運的な要素もあるので、必ず割れるというわけでもなかったりします。今回は、薄ーく薄ーく吹いては乾燥を繰り返すことにしましたので、装甲はバラさずに部位単位でコーティングしています。ただし可動手だけは、手の甲の装甲のみにとどめました。
念を押しますが…割れの危険は0ではないので、気になる方は装甲だけに留めましょう。

RG 1/144 RX-78-2 ガンダム RG 1/144 RX-78-2 ガンダム

スプレーは、20cmほど距離をあけます。噴出し始めに塊が出やすいですから、写真のように吹き始めはパーツに当たらないようにします。噴射ボタンを押したままパーツの方へ缶をスライドさせて、パーツを過ぎたらボタンを離します。吹き付ける度合いは、缶の移動スピードで調整するわけですね。また、缶スプレーだと圧の高さから一度に吹き付ける量が多くなりやすいので、基本は手早くサッサッと満遍なく吹いていきます。
吹き終わったら乾燥させて、2回、3回、4回とこの作業を繰り返します。最初の3回くらいは、薄くクリアが付着してるかしてないかくらい(ほんのりナシ地のような感じ)で、吹いてはよく乾かし(自分は2回目くらいまではドライヤーを使って乾かします)を繰り返します。つまりしっかり吹くのは、4回目以降となります。ラッカータイプなのでいきなり厚吹きすると、パーツの破損以外にもせっかく貼ったデカールや下地の塗装(ガンダムマーカーや水性塗料はアウト)を溶かしてしまいますよ。
水性トップコートの場合は、ラッカーほど神経質にならなくても大丈夫ですが…それでも注意をしないと破損やデカールを溶かすことはありますので、十分気をつけて作業をしてください。

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4回目の吹きつけを行ったシールドです。今回は光沢処理なので、回数を重ねるごとにご覧のような美しい光沢に仕上がります。お手軽仕上げの簡易処理なので、ヒケとかは気にしないでください(^^;

RG 1/144 RX-78-2 ガンダム

吹き終わった脚以外のパーツ。1/144サイズだから1パーツが小さく比較的楽でしたね。

RG 1/144 RX-78-2 ガンダム

それでは、事前にクリアコートしておいた脚と合わせて、ガンダム本体を完成させましょーっ。

RG 1/144 RX-78-2 ガンダム

今回は、表面の光沢を得ることが目的なので、デカールの段差消しなどはしていませんです。

RG 1/144 RX-78-2 ガンダム

写真では分かり難いですが、光沢でツヤを揃えたことで中央のシルバー部分が浮いていた感じが大分なくなりました。

RG 1/144 RX-78-2 ガンダム

可動手はコーティングしなかったので、固定手もツヤを揃えるために外そうと思ってたけど…うっかりそのままツヤツヤにorz ま、たぶんあまり使わないと思うのでいっか;

RG 1/144 RX-78-2 ガンダム

光の当たり加減でツヤがあまり見えないけど、ちゃんと腰もピカピカですよ。

RG 1/144 RX-78-2 ガンダム

各部を組み合わせて、ようやくガンダムの完成です。うは……これ1/144ですか; 各部位でもMGのように見えたりしましたけど、全体をまとめたときの仕上がりは、完全にMGクラスの仕上がりですよ…。胴体をコンパクトに、ショルダーアーマーを少し大きくしているので、今風なバランスですね。

RG 1/144 RX-78-2 ガンダム

ランドセルのカラーリングもかなり浮くかなぁ〜と心配しましたが、ツヤを揃えてやると意外といいかも。こういうお遊びが出来るのもキットのいいところです。

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左右から〜。横から見ても、HGと同じサイズとは到底思えない仕上がりです。パネルラインの色分けからくる精密感は、MGにすらないものですね。そうそう、頭部のトサカ部分両脇には、24番(金属箔の方)を追加で使用しています。

RG 1/144 RX-78-2 ガンダム

きちんとした撮影スペースではないので、光沢感を上手く伝えられない;; 全身テカテカですよ〜。あと、両肩のメタリックグリーン、レッドや、各部のグレー等はガンダムマーカーですが、薄く吹き重ねれば写真のようにラッカーコーティングが可能です。

RG 1/144 RX-78-2 ガンダム

では、直立ポーズのみですが、いろいろな角度から〜。

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光源との角度が上手くあえば、光沢感と透明感が伝わるのですけど…難しいなorz

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とりあえず実物では、パッケージアートの光沢感のある仕上がりに近づけました。ほぼイメージ通りだと思います。

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組み上がったガンダムを見たまさみは、「ガンダムがはじめてカッコよくみえたっ!」だそうです。

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最後はちょっとしたオマケで〆。以上、RGガンダムの作成レポートでした〜。

これにてRGガンダムの作成レポートは終了でーす。紹介しきれてない部分は、全てレビューにまわしますよ。レビュー公開は、次のキットを作りつつの撮影、執筆になるため…少し間隔があくと思います。しばしお待ちくださいませm(_ _)m
あと、次回製作キットなのですが……既に告知している通りMGVコアブースターの前にMGジ・Oに着手します。いろいろと評判のよろしくないキットだけど、その存在感は圧倒的ですので、そのあたりを上手くお伝えできれば〜と思います。
では、See you next time!
    

            

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