キャストオフ可能フィギュアの脱がし方(色移りの予防と対処)

2011.03.27 | author: | 開発計画 | 一番くじ
「キャストオフ可能フィギュアの脱がし方(色移りの予防と対処)」です。最近は、キャストオフが可能なフィギュアも大分増えてきてまして、フィギュアに手を染めちゃったばかりーという人でも、手軽に入手しやすくなっています。一番くじでも、今回レビュー公開した”A賞 花魁シェリル ”のように、キャストオフを前提としたプレミアムフィギュアが登場しているくらいです。こちらで所持している中にも、たしか4〜5体はあったと思います。ただ、キャストオフが可能ということは、衣服とフィギュア本体が別パーツになっていることの証であり、外す際にどうしても色移りしてしまったりします。フィギュアは見た目が命ですから、”肌に服の塗料が擦りついちゃった ”とかは致命的ですよね。
そこで今回は、自分のやっている簡単な色移りの防止方法と、移ったときの対処についてご紹介します。ちょうど拍手でも質問をいただきましたので、ある意味タイムリーなネタなのかな? ただし、基本どのケースでも使えますが、万能ではありませんのでその点だけご留意くださいm(_ _)m

A賞 花魁シェリル

今回の生贄お手伝いさんは、出たばかりの”一番くじ マクロスF 歌姫コレクション 2ndステージ A賞 花魁シェリル ”さんです。この花魁シェリルの場合、上半身の和服は軟質素材のため、着脱による色移りの危険はほとんどありません。しかし下半身に関しては、緑○で括った腰周りで色移りする危険があります…いやそのままだとほぼ確実に色移りするでしょう;

A賞 花魁シェリル

用意するのは、写真の”薄いけどある程度柔軟性のあるビニール ”です。ぶっちゃけフィギュアが梱包されていたビニールで大丈夫。あと気温が低い場合は、ドライヤーもあると尚イイデスネ

A賞 花魁シェリル

基本的にキャストオフ可能なフィギュアの場合は、フィギュア本体と服の間に多少のスペースがあります。その中でも特に干渉しそうな箇所、今回なら腰周りに上記のビニールを滑り込ませるわけです。少々コツがいりますが、焦らず少しずつ入れていけばクルッと一周させることが可能です。もし気温が低い場合は、予めドライヤーでパーツを少し暖めておくと、より作業がしやすいですよ。

A賞 花魁シェリル

ビニールが間に入れば、フィギュア本体と服が直接擦れることはありませんので、写真のように色移りすることなく剥けます〜。ただフィギュアによっては、”構造的に入り難い ”、”設計がタイトで隙間がまるで無い ”というものも中にはあります。その場合はとりあえず慎重に脱がすしかないでしょうね〜。
他にも、服の裏側をクリアコート(必ず光沢で)するという手もありますが、衣服側に柔軟性がある場合はクリアの塗膜が割れますので、ケースバイケースになります。それにこれは少々手間ですね;

以上です。あと万が一色移りしてしまったとしても、デザインナイフ等で移ってしまった色だけを落とすことも可能です。基本的にフィギュアの肌は、シャドーが吹かれた場所以外はPVCの成型色であることが多い(花魁シェリルもそう)です。それを利用して、ナイフの刃を立てて移った色を削り落とすわけです。削り落としたあとは、ツヤが不均一になるので、800〜1000番のサンドペーパーでツヤを整えてやると良いでしょう。
ただし、力をかけすぎると下地のパーツ形状が変わってしまいますし、成型色ではなく塗装された部分に刃を当てれば、下地塗装まで削ってしまう原因にもなります。くれぐれも、細心の注意と自己責任の元で作業をしてくださいね。削る以外にも同系色の色を作って、色移りした部分を塗り直すという手等、対応策はイロイロあります。
”色移りを完全に防止する方法 ”は、残念ながらありません。しかし、万が一色移りしてしまっても、適切な対処をすれば元通りに戻りますので、焦らず対応しましょう〜。
では、See you next time!
    

            

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