MG 1/100 AGE-1 ガンダムAGE-1 ノーマル 作成レポート その4 (右腕の製作)

2012.03.29 | author: | 開発計画 | MASTER GRADE
「MG 1/100 AGE-1 ガンダムAGE-1 ノーマル 作成レポート その4」です。今回は、右腕の製作です。手脚に関しては、AGE-1独自の構造がより垣間見えるようになります。フレーム構造らしきものは一応あるのですが、フレーム状態を再現するためのモノではなく、組み立て後に装甲や可動の隙間から見える”チラリズム? ”のためのフレームとなっています。自分で言っていてわけが分からない表現ですが……たぶんこれであってます(^^; MG陸戦型ガンダム以降、フレームと外装の独立性を明確化し、装甲をつけなくても楽しめた従来のMGとは、明らかに傾向が違いますね。ただ、MG ∀ガンダムような例外的キットもありましたから、このスタイルが今後のスタンダードと決まったわけではありません。むしろ”AGEだから ”という可能性の方が高いので、今後の動向に注目しましょう。では、チラリズムポイントを紹介しながら、右腕を作っていきますよっ。

MG 1/100 AGE-1 ガンダムAGE-1 ノーマル

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右腕の全パーツです。作りやすさを重視したキットではありますが、パーツ数はかなりのものです。フレーム構造として考えるとパーツ数は減っているものの、ポリキャップや腕の外装が細かく分割されているので、全体的には従来キットとあまり変わらないように見えます。あとショルダーアーマーの一部をマーカーグレーで追加塗装しています。

MG 1/100 AGE-1 ガンダムAGE-1 ノーマル

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MG 1/100 AGE-1 ガンダムAGE-1 ノーマル

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では上から作っていきましょうか……ということでショルダーアーマーからです。一部パーツ取り付けが緩かったので、赤い□の箇所に軽く盛って調整しています。組立て順序は決まっていますが、その通りにしなくても一応組めたり(^^; 組み上がると、ショルダーアーマーの内と外はしっかりと色分けされています。

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次は上腕から肩を。肩は間にポリキャップを仕込みつつ、挟み合わせる単純構造。それに比べるて上腕は、フレームパーツらしきものにポリキャップを仕込み、前後から外装を取り付ける形となります。フレームパーツには前後の向きが決まっているので、組み合わせの際はご注意を。
従来MGの上腕だと、フレーム状態でもデザイン的に成り立つような造形が施されていましたが、AGE-1のそれは明らかに違います。フレーム単体ではポリキャップを固定できませんし、ディティールアップされているのはフレーム外側ではなく、肘関節から覗ける内側だと写真からも分かりますね。

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肘関節です。ここにもポリキャップがしっかりと仕込まれています。そのためか、基本的な関節保持に大きな問題はありませんし、無調整でサクサク組み立てられるのはいいですねー。あと、ディティールの一部をメカグレーで追加塗装しています。

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下腕です。ここもフレーム状態のデザイン性は一切考慮されておらず、手首、肘から見える部分にのみディティールが集中しているのが分かります。下腕にはもう1つ変わった点があり、手首側と肘側で上下に2分割されています。ここにロール軸があるみたいですねー。

MG 1/100 AGE-1 ガンダムAGE-1 ノーマル

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MG 1/100 AGE-1 ガンダムAGE-1 ノーマル

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最後は手。MGガンダムWシリーズの発展系ってタイプかな。親指のみ可動式で、人差し指〜小指が差し替え式になっています。親指の可動箇所が増え、差し替え指の造形もよくなっているように見えますが……残念ながら差し替え指はポロリしやすいですorz 多少盛るなり調整をした方が無難かも。手首に関しても、保険で少し盛っています。
その手首に関してですが、”ボール+軸2の3軸関節”という変わった構造をしてます。さらに、手首が人のソレのように薄く作られているのも面白い。腕側の取り付け部分には、可動のためのクリアランスが確保されているので、スナップが効きやすい構造になっているようです。

MG 1/100 AGE-1 ガンダムAGE-1 ノーマル

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仕上げに今回作った部位を一通り合わせて、右腕の完成です。ぉっと。肩の付け根を作ってませんでしたね; 写真2枚目の2パーツを合わせたものを使います。ノーマルタイプのAGE-1ですが、組み上がった全体のバランスは比較的がっちりした印象で、なかなか良さそう。それ故、差し替え指が抜けやすいのが残念ですなー;;

以上です。見た目的には思ってたよりも良さそうです。組み立てに関しても、構造が複雑になりやすい連動可動に頼るのではなく、保持力とパーツ強度が確保されたシンプルな構造が、最近のMGの中では逆に良心的にも見えたり。あと、肩、上腕、肘、下腕、手とブロックごとに組み立てられるのも、いろいろな意味で楽ですよ。さて、次回は左腕を作って、上半身を完成させましょーっ。
では、See you next time!     

            

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