取説です。カラーページが特にあるわけではなく、シンプルな作りですね。ただ、若干ページ内容が分かりづらいかなー…。これはまぁ慣れもあるかと思いますし、難解なわけではありませんので、組み立てには大きな支障はないかと思います。
この手のベース系キットは各社からいろいろ出ていますが、WAVEさんのキットの特徴は、単色成型ではなく2色で色分けされていること(黒白の別カラーもあり)、飾るキットのスケールを気にせず使えること、でしょうか。他にも細かなポイントはありますが、それは作りながら紹介していきましょう。
では、ランナーを1枚1枚紹介していきます。まずは”Aランナー ”から。壁用のパネルパーツが4パターン付属しています。1キットにこのランナーは2枚入っているので、お好みで組み合わせて壁を構成していきます。複数を組み合わせることでパターンを変化させるキットはこれまでもありましたが、1キット内でそれが出来るのはめずらしい。あ、そうそう、このキットは、スナップフィットキットなので、接着剤いらずですよ。
続いて”Bランナー ”……と言っていいのでしょうか(^^; ランナー枠は存在しませんが、とにかくそれに相当するものですw 床のパネルパーツになっていて、同じものが2枚付属しています。コレをつなぎ合わせていって、延床面積を広げていくわけですな。モールドなんかのデザイン面は、比較的オーソドックスでシンプルな構成ですので、物足りない人はビシビシっと追加しちゃってくださいっ。
”Cランナー ”。側面用のディティール選択パーツ、床面用の連結パーツが含まれています。成型色は、これまでのA、Bと同様のライトグレー。そして、こちらも同じランナーが2枚ついていますよ。
最後の”Dランナー ”です。このランナーだけは、白成型に(ホワイトタイプの場合は黒成型)なっています。主に壁面に使う柱用のパーツが含まれており、これが完成後にちょっとしたアクセントになるわけです。こちらも、ディティールはやや大雑把な感じは否めませんが、まぁベース台はあくまで脇役ですから……あまり精密すぎてもなんですかね; 柱と壁面が独立していることで(柱は壁面同士の連結役)、柱のみのフレーム構成も再現出来るようになっています。
テトロン系のシールが付属しています。カッティングラインは入っていないので、自分で好きなように切り出して使うことが可能。CAUTIONカラー定番の黒、黄色、赤が主体です。
すでにお気づきの方も多いかと思いますが、ランナーを拡大してみると……このキットにはゲートがありません。バンダイのくさびゲートっぽくも見えますが、あれよりもランナーとパーツの接点面積は広いですね。ニッパーで切り出すと、どうしてもえぐれたりしてしまう箇所が出てきますけど、ほとんどが目立たない面に配置されているので問題はありません。ただ、一部は盛ったり削ったりの修正がいるところも……orz
とりあえず1キット分を切り出して、成型し直したり、パーティングライン消しをしたり、ヒケを誤魔化したりしました。ゲート処理らしい処理がほとんどないので、かなり作業的には楽なんですけど、柱の連結パーツにはしつこいパーティングラインがあるので、それの対処が一番面倒かも(^^; ……あと丸々2キットあるんだよなー;
以上です。バンダイじゃないキットは久しぶりでしたので、いろいろ楽しいですねー。次回は、1キット分のパーツを使って、一番オーソドックスな3面開放タイプのボックス仕様(L字構造)を組み立ててみたいと思います。
では、See you next time! Tweet