RG 1/144 RX-178 ガンダムMk-II ティターンズ仕様 作成レポート その1 (フレームの製作・下半身)

2012.05.12 | author: | 開発計画 | ETCETERA
「RG 1/144 RX-178 ガンダムMk-II ティターンズ仕様 作成レポート その1」です。今回から本格的な製作がはじまるわけですが、これまでにも何度か書いた通り、RGガンダムMk-IIは取説の組み立て順序が他とはちょっと異なります。全身のフレーム作成 ⇒ 外装の取り付けの順で作っていくので、実際にMSを建造している感覚で作ることが出来ます。まぁ部位単位で見れば、フレーム構造を持つ今までのMGやRG、PGに関しても、フレーム ⇒ 外装の組み立て順序でしたから、がらりと作り方が変わるというわけではないんですけどね; でも組み上がっていく工程で、フレーム状態の全体像が見れるというのはちょっと新鮮。雰囲気も大事なー。
本日は、延期になっていたエゥーゴカラーの発売日でもあるので、これからMk-IIに初めて触れるという方もいらっしゃるかと思います。一緒に作ってまいりましょーっ。

RG 1/144 RX-178 ガンダムMk-II ティターンズ仕様

まずは足のフレームから組みます。とりあえず、塗装のための加工を一部しているので、そちらからレポートしましょう。足首には可動式のアクチュエーターらしきモノ(シリンダーギミック)が採用されているのですが、アドバンスドMSジョイントのため、シリンダーとシャフトが分解不可能な状態で一体成型されています。エアブラシがある場合は、プライマー ⇒ ラッカー塗装の順で作業をすれば、マスキングを併用することで一応塗り分けが可能です。
しかし筆やマーカーの場合は、どうしても厚塗りになりやすく(エアブラシと比べて)、キットそのままの状態だとシリンダーとシャフトの隙間から毛細管現象で塗料が入り込み、ABSパーツであるシャフトが割れる可能性が高いと思われます。今回、マスキングして塗り分けてもよかったのですが、一応筆やマーカー塗りの人でも対応出来る方法を、といことで以下の方法を試してみました。
一体成型の状態だと割れる恐れがあるので、裏から刃を入れてシャフトを根元で切断。シリンダーとシャフトを別パーツ化して塗装しています。なお、シリンダー側は材質がPPなので、プライマーで予めコーティングしています。注意点は、シャフトを切る際にシリンダー側を傷つけないこと、シャフトへの塗装が厚塗りにならないこと、ですかね。

RG 1/144 RX-178 ガンダムMk-II ティターンズ仕様 RG 1/144 RX-178 ガンダムMk-II ティターンズ仕様

RG 1/144 RX-178 ガンダムMk-II ティターンズ仕様

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分解して塗装したシリンダーを含め、足を作っていきます。自分の場合は、分解したシャフトとシリンダーはただ差し込んでいるだけですが、これだと場合によっては、足首の動きに際してシャフトがシリンダーから抜けてしまう危険性があります。足首にある上下のスライド機構が緩めなため、基本的には大丈夫なはずですが、気になる方は真鍮線などを通してシャフトをしっかり固定してやりましょう。
足は、左右による形状やパーツの違いはありませんので、同じものをもう1つ作って両足分組み立てておきましょう。足首のシリンダー色は、いつものゴールドではなく、他と同じくアイアンにしています。

RG 1/144 RX-178 ガンダムMk-II ティターンズ仕様

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続いて右脚フレームの組み立てです。右脚フレームに使うパーツは、写真の通りなのですが、フリーダムと比べるとアドバンスドMSジョイントに別途取り付けるパーツが多いです。ガンダムMk-IIの方が、フレームの露出率が高いからでしょうかね。脚部ということで、膝と足首の両裏の動力パイプにメッシュパイプとリード線を使用。追加塗装は、腿付け根のパーツを下地を削った上にシルバーを使って、フラットアルミっぽく仕上げています。

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膝周りの追加フレームパーツに、メッシュパイプとリード線を仕込んでから、アドバンスドMSジョイントへ取り付けます。メッシュパイプは、ほつれ出すと止まらないので、切断面はあまり触らないように取り付けましょう。膝横のマイナスモールドへは、付属の金属箔デカールを使用しています。

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膝を組み終わったら、次は足首周りです。今回の作例のようにシャフトを切断していれば別ですが、キットそのままの場合はこの段階で足も一緒に取り付けてしまいます。シリンダーとシャフトは、押し込んだ状態の方が足首のフレームを取り付けやすいかな?

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残る作業は、腿周りのフレームと、足首裏のケーブルを取りつけるのみ。太腿のフレームは、ハメる位置を間違えやすいので、取説でよく確認しながら組み込みましょう。足首裏のケーブルは、膝のときとは違い直線状態のため、特に癖もなく組み立てられると思います。

RG 1/144 RX-178 ガンダムMk-II ティターンズ仕様

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これで右脚フレームの完成です。脚フレームの中核となるアドバンスドMSジョイントには塗装はしていませんが、別途取り付けるフレーム用パーツが多いため、そちらを塗装してやるだけで、見た目がかなり変わってきます。またこれらのフレームパーツの一部は、外装取り付け後にも露出するので、ちょっとしたアクセントにもなりますよ。

RG 1/144 RX-178 ガンダムMk-II ティターンズ仕様

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左脚も同様にフレームパーツを組んでいき、完成させておきます。左右によるパーツ形状の違いは、アドバンスドMSジョイントそのものと、脹脛のフレームパーツの3点のみ。他は左右共通パーツとなっています。

RG 1/144 RX-178 ガンダムMk-II ティターンズ仕様

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膝と足首の可動を簡単ですがご紹介。フレームのみの状態では、膝はほぼ180度の可動性能です。あとは外装を取り付けてどうかですね。足首に関しては、シリンダーギミックだけでなく、足首のフレームそのもの(ピンクで色分けされた箇所)も上下に連動可動します。足首の前後の可動は若干少ないようにも見えますけど、つま先側の可動もここにプラスされるので、トータル的には結構曲がると思われます。最終的な判断は、外装を一通り取り付けてから…ですね。

RG 1/144 RX-178 ガンダムMk-II ティターンズ仕様

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下半身ということで、腰フレームも組み立て。腰のフレームは、アドバンスドMSジョイントのみで構成されていますので、組み立ての手間はほとんどありません。ただ…ABS部位(グレーの部分)のゲート跡が酷い箇所が多いので、その処理の方が面倒だったり(^^; 目立つ箇所、見えそうな箇所は、簡単にでも均しておきましょう。股関節ブロックは、予めスライドギミックのロックをしておき(写真中段左のピンク部分)、腰アーマーの取り付け基部は、各部位をくるくるっと90度回転させておきます。あとは両者を合わせて腰の完成。

RG 1/144 RX-178 ガンダムMk-II ティターンズ仕様

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仕上げに、今回組み立てた両脚と腰を合わせて、下半身のフレームが完成しましたー。後ろからだと、ケーブルのおかげでかろうじてMk-IIっぽく見えますが、正面側からの場合は何の機体かの判別難しいですな(^^; しかし、1/144でこうしてフレーム状態の再現が出来るって、ほんとすごいなー。

以上です。メタリック系を使うことでかなりメカメカした印象になりますね。しかしキラキラ感がすごいので、半光沢あたりで処理するのもありだと思います。次回は上半身のフレームを完成させますので、お楽しみにー。
では、See you next time!     

            

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