RG 1/144 RX-178 ガンダムMk-II ティターンズ仕様 作成レポート その3 (外装の製作・右足&右脚)

2012.05.22 | author: | 開発計画 | ETCETERA
「RG 1/144 RX-178 ガンダムMk-II ティターンズ仕様 作成レポート その3」です。RGガンダムMk-IIの製作は、過去2回の作成レポートの通り、フレーム状態の塗装率が従来よりも高くなっています。そこで、外装の組立てでもそれに見合うような+αを施していきます。いっそのこと外装も塗装してしまうか…とも考えましたが、それだと安直すぎるので別の機会にとっておくことにw というわけで、外装に施した追加加工の紹介を交えつつ、足から装甲を取り付けていきますよっ。それから、今回のRG Mk-IIの見所の一つでもある「フレームを最初に作って、あとから外装を取り付けていく楽しみ」が、うまく伝わると良いのですが……。

まず、外装に施した工作内容から。キットを本格的に仕上げる場合には、様々な下処理を行います。当サイトでも行っているゲート処理やヒケ処理、パーティングライン消し、合わせ目消し(は普段あまりしてませんがw)、あたりが該当するわけですが、それら以外にも”エッジ出し ”というのもあります。
パーツは、面と面が交わる角に当たる部分(エッジ)が、極わずかですが丸みを帯びています。精度の問題だったり、安全性のために意図的に丸くしてたり、破損防止だったり、と理由もいろいろです。しかし、この丸みがあることにより、面と面の境目がぼやけ、全体の印象にも影響を及ぼします。そこでこの丸みを無くすことで、全体をシャープな印象に仕上げるのがエッジ出しです。エッジがたつことにより、面が強調され、墨入れでは得られない立体感が得られます。
また、エッジ出しの一環として、”C面出し ”というのもあります。これは、面と面が合わさった2面で構成される箇所に新たな第3面を作り出すことで、情報量を増やしたり立体感を演出するものです。RGガンダムMk-IIの場合は、随所にこのC面出しが成型段階で行われていますが、今回は必要に応じてポイントポイントにC面を追加していっています。

非常にいいこと尽くめな下処理なわけですが、問題点もいくつかあります。パーツ一つ一つの面を研いでいくためかなり手間がかかること、パーツ表面が粗くなるので表面を均す必要があること(均し方はいろいろですが)、削りカスいぱーーいになること、曲面には使えないこと、などです。C面出しも、出せばいいというものではないですしね……。まぁ、「手間を惜しんではいいものは作れない」と言われてしまえばそれまでなんですけど(^^;; 人によっては、もっと造り込みたいって人もいれば、お手軽に仕上げたい人もいるでしょうし、個人個人がそれぞれの”満足出来る仕上がり ”を目指せば良いと思います。なので、こんなやり方もあるんだって程度に見てくださいまし〜。

RG 1/144 RX-178 ガンダムMk-II ティターンズ仕様

エッジ出しをする、しない、でこんな違いになるんだよーって写真を載せときます。足の甲のパーツですが、左側がキットそのままの状態で、右側がエッジ出しをした状態。光のあたり方にもよるわけですが、面と面がくっきりと浮き彫りになり、ノッペリした印象からくっきりしたイメージに変わっているのが分かるでしょうか?
それとエッジ出し、C面出しのイメージ画像も合わせてどうぞ。どちらにも共通していえることは、角を尖らせること! C面出しの工程は、料理をされる人には”面取り ”と言った方が分かりやすいかな? ただし工程は同じでも、模型と料理では目的が違います(料理の場合は煮崩れ防止)けどねw

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では、処理を終えた外装パーツフレームに順次取り付けていきましょう。まずは右足からです。可動ラインに合わせて、足裏とかも細かくパーツ分割されていますねー。あと今回は、下処理、シール貼り、クリアーコート(スーパークリアーつや消し)をした上で、パーツを取り付けていっています。

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RG 1/144 RX-178 ガンダムMk-II ティターンズ仕様

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一部にパーツ取り付け順序がありますが、基本的には問題なく組みあがると思います。足裏は、せっかく精密なディティールが刻まれていますので、塗り分けてあげた方がフライングポーズが決まりますよーっ。

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RG 1/144 RX-178 ガンダムMk-II ティターンズ仕様

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アンクルガード自体の組み立ては楽ですけど、足首への取り付けはいらぬ場所を引っ掛けたりしないように気をつけながら作業しましょう。塗装済みで足の塗膜を傷つけたくない場合は、足の方をビニールなどで覆った上で作業すると楽ですよん。フィギュアの色移り防止と基本的には同じ作業(※リンク先は肌色率高めですとなります。

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続いて右脚いきますよっ。百式なんかと同じで、ガンダムMk-IIの脚の外装はフレームの露出率が高かったりします。そのため、外装パーツの数もちょっと少なめ。写真では、右脚に使う全外装パーツを並べていますが、うち2点は選択式(通常版とテスト機版)なので、実際に取り付けるパーツはさらに少ないです。

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RG 1/144 RX-178 ガンダムMk-II ティターンズ仕様

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膝、向う脛、脹脛、と順に外装パーツを取り付けていきます。膝と向う脛は、取り付け位置を間違えやすいので、合わせる場所を確認しながらパーツとフレームを合わせていきましょう。また膝フレームと擦れそうなパーツは、内側を少し削って塗膜を傷つけないようクリアランスをとっています。

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脹脛外側のスラスター?のパーツ選択は、せっかくなのでテスト機仕様のボーナスパーツをチョイス。それにともない、よりテスト機っぽいイメージということで、1号機設定にしました。一応後からでも組み替えは可能ですが、キットそのままの場合はパーツの合いが少々固いので、頻繁に交換したい場合は付け外ししやすいように調整した方がよいです。

RG 1/144 RX-178 ガンダムMk-II ティターンズ仕様

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最後に太腿の外装を合わせて、右脚の完成です。太腿正面側の外装は、膝関節を曲げてから取り付け(※上側の関節を曲げること)ましょう。フレームの露出率が高いので、メタリックに塗り分けた甲斐がありましたねー。外装は、光沢ありなしをギリギリまで悩んでいたのですが、最終的にフレームの光沢とのコントラストをとってつや消しに。よくある仕上がりですが、金属箔のシールも強調されるので、概ね満足しておりまする。

以上です。フレームだけでも満足してしまいそうでしたが、外装をつけるとMk-IIだときちんと認識出来るようになり、1/144とは思えない精密感を存分に楽しめます♪ 次回は左脚丸々と腰の外装を取り付けていきますので、お楽しみにー。
では、See you next time!     

            

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