MG 1/100 RMS-108 マラサイ 作成レポート その1 (フレームの製作・頭部)

2012.06.29 | author: | 開発計画 | MASTER GRADE
「MG 1/100 RMS-108 マラサイ 作成レポート その1」です。ランナー紹介でも書いたとおり、頭部から組み立てていきます。って、取説通りと書いていましたが、取説では胴体からでしたね(^^; 取説順に胴体からでもよかったのですけど、試したいこともあったのでとりあえず頭からいきます。それから今回のマラサイは、普段の作成例とは異なりフレーム全てを塗装しています。なので、せっかくですからフレームと外装を分けて製作していこうかと。つまり、RG ガンダムMk-IIと同じような製作手順をたどることとなるため、取説の組み立て順序とはかなり違ってきてしまうと思われます。ご了承くださいましー。では、頭部フレームの製作、まいりましょう。
※ 追記: MSG丸ノズルSの使用方法などに、補足説明を追記しておきました。多少分かりやすくなった……はずです(^^; あと一部文章のおかしいところも修正しています_(._.)_

MG 1/100 RMS-108 マラサイ

頭部のフレーム…といっていいのでしょうか、一部外装パーツも含まれますが…ま、いっかw パーツは、元の成型色からは結構違ってしまっているので、お手元のパーツとは印象が異なるかも; それとマラサイでは、MGダブルオーなどで使用されている”ガンプラLEDユニット(緑)”を使うことで、モノアイの発光が可能になっています。キットには付属していないので、手持ちのストック分から1つ用意しておきました。
そのLEDユニットの下に”リング状のパーツ ”がありますが、これもLEDユニット同様キット付属のモノではありません。用途と使用例は後ほど記載します。

MG 1/100 RMS-108 マラサイ MG 1/100 RMS-108 マラサイ

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さて組立てを…の前に、少し注意点というか、tipsでも。モノアイMSといえば、露出した動力パイプが高確率でセットになっています。MGの動力パイプは、過去にはザクVer.2.0のように組み易くなっていたものもありますが、結局今は元の状態(装甲パーツが1つ1つバラバラ)です; そして頭部の動力パイプなどは1/100でも細めなので、装甲パーツ1つ1つはもっと小さく、ゲート処理や表面処理で苦労されている方もいらっしゃると思います。塗装するときには、”持ち手 ”と呼ばれる支えを取り付けて作業をするのですが、それは切削加工時にも使えるのでご紹介しておきましょう。
今回のマラサイの頭部動力パイプの場合、爪楊枝の先を切り落としたものを使うと、ゲート処理などが格段にやりやすくなります。手で持ちながらの作業だと、誤って指を切ってしまったり、パーツがどっかに飛んでいってしまうことも多いので、気をつけて作業してくださいまし。
それから、動力パイプのケーブル部分を塗装しているため、取り付け時にその塗膜を傷つけないように、パイプ外装の内径エッジを切り落とす加工を(写真右下:右側のパーツが加工済み)しています。

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冒頭で紹介した、キットには付属しないリング状のパーツについてご説明します。正体は、”コトブキヤ モデリング・サポート・グッズ 丸ノズルS ”です。ノズルディティールを追加したいときに用いる改造パーツなのですが、今回はこれの5番タイプを”モノアイのディティールアップ ”に用います。ただし、そのままではダメなので、写真右の比較写真ように多少の加工が必要になります。
加工する点は2つあり、一つは中心部分に穴を開けること。開ける穴の大きさは、モノアイ用のクリアパーツ”A-1 ”の軸径と同じサイズにしてください。もう一つは、外周を均一に削って、リング部分の直径を少し小さくしておきます。しかし平らな面ならまだしも、円周を均一に削るのは結構大変ですから、外周の一部分を平らに削る方法でもOK(削った面がI-19と接する下面になる)ですし、I-19側を削るのもアリでしょう。やり方は1つではないので、やりやすい加工方法でどうぞ。
加工が終わったら、仕上げにお好みの色で塗装して下準備終了です。

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では、組立て開始です。まずは頭部の基礎部分から組み立てます。本来、設定色では既に赤い外装色がお目見えしている箇所なのですが、今回の作成テーマは”MSVっぽく ”仕上げてみる予定(いまさらカミングアウトw)なので、フレームだけでなく、この頭部や外装の一部にも濃いメタリックカラーを配色しています。
組み立ての方は、2種類ある動力パイプ外装の取り付け順序に気をつけながら、塗膜を傷つけないように外装を通してやります。あとは、差し込んだ外装パイプがポロポロ落下しないよう指でしっかり押さえつつ、頭部へと取り付けてやりましょう。

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続いてモノアイを組み立てます。キットそのままなら、I-3にA-1を挿し込むだけなのですけど、今回は別途パーツを用意しているので、A-1にリングを通してからI-3へ挿し込みます。しかしながら、リングとI-3の間にはわずかに隙間が空いており、ここから光が漏れてしまうのを何とかしなければなりません。塗装して遮光してもいいのですが、モノアイ周りをシルバー系で仕上げているので、それを利用してもう少しお手軽に仕上げてみたいと思います。
マラサイには付属していませんが、ガンプラではお馴染みのホイルシールの余白をつかって、この隙間を埋めてしまいます。写真下段は、シールを隙間に貼った状態ですが、隙間より気持ち太めにカット(ほんとに極わずかですよ)したシールを使うことで、ご覧のように隙間をきっちり、かつ綺麗に埋めることが出来ました。

MG 1/100 RMS-108 マラサイ

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さらにクリアーパーツ、頭頂部の装甲とともにモノアイを頭部に組み込んで、頭部フレーム状態?の完成です。リングパーツを用意する際に、外周を少し削って直径を少し小さくしていますが、先に紹介した他の加工方法も含めて、なんらかの手段を講じないと頭頂部のパーツがきっちりハマりません。モノアイは左右にスイングしますから、I-19とリングの間のクリアランスも考慮しつつ、加工しておいてください。

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続いて首の組み立てです。LEDユニットを格納するために、独特な円柱構造をしています。ポリキャップの仕込み忘れや、取り付け向きには気をつけて、組み立ててくださいね。

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最後に、首、頭部、LEDユニットを合わせて、頭部フレームの完成です。マラサイ…というよりは完全にザクですな(^^; 新たにディティールアップで追加したリングパーツは、思ってた以上にしっくりとハマってくれました。このリングパーツとシールにより、側面からみても不自然な光の漏れもなくカッコイイですよー。また動力パイプに関してですが、パイプ内径を加工した関係で外装パイプの位置取りに偏りがありますけど、このあと調整をして固定しますので問題ありません〜。

以上です。初っ端から力を入れすぎですな; ランナーを見た段階でモノアイの加工はしようと思っていたので、イメージしていた通りハマってくれて安心しました。まだ別途加工をするつもりなのですけど、それについては最後に施す予定なので、内容についてはしばらくナイショです。次回は、胴体のフレーム部分を組み立てていきますよー。
では、See you next time!     

            

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