GSIクレオス ドレン&ダストキャッチャーII エアー調整機能付(PS288) 入手

2012.12.05 | author: | 開発計画 | 緋影流プラモデル製作研究所
「本日の届きモノ」は、”GSIクレオス ドレン&ダストキャッチャーII エアー調整機能付(PS288)”です。これからの季節は、晴れていれば基本湿度は低いので、エアブラシ塗装で結露を気にする必要はあまりありません。ですが、なんとなく前から気になっていたクレオスのドレン&ダストキャッチャーIIの在庫状況を見ると、なんと残りわずかっΣ 塗装頻度も上がってきたことですし、先行設備投資とうことでついでに導入してみました。今回は、機能的なモノ、使い勝手も含めて簡単にレビューしたいと思います。
※ 12.08 加筆修正しました。(加筆箇所には赤で追記表示しています)

GSIクレオス ドレン&ダストキャッチャーII エアー調整機能付(PS288)

では早速”GSIクレオス ドレン&ダストキャッチャーII エアー調整機能付(PS288)”を見てみましょう。うちの環境では、L7にエアーレギュレーターを付けているので(いわゆるレギュセットというやつです)、一応水抜きの機能はあるんですけど……はっきり言って効果がいまひとつなんですよね; たしかに水抜きはしてくれますが、湿度の高い時期などはあっという間にボトルが水滴で一杯になり、サプライエアーに含まれる水分を抜ききれなくなります。そうなると、ハンドピース側に水滴が入り込んでいきますから、ラッカー系の塗装が中心の自分にとっては致命的ですorz
本来なら、もっと除去能力の高いタイプに交換、ないし併用するとよいのでしょうけど、お値段もそれなりにしますからね(^^; 最終的にハンドピース手前で水滴をある程度除去出来るということで、保険的な意味合いを含めての導入とあいなりました。

GSIクレオス ドレン&ダストキャッチャーII エアー調整機能付(PS288)

中身は、ドレン&ダストキャッチャーII本体と、予備のフィルターが1つ入っています。このフィルターは、埃などを除去するものなので、定期的に水洗いなどをしてやれば、交換の必要はそこまでないんじゃないかなぁ? コンプレッサー自体も、大きなフィルターを通して吸入していますしねー。
本体形状は、ドレン&ダストキャッチャーI(レギュレーター機能のない方)とほぼ同じ形です。レギュレーターを別途使用していて、すぐ手の届く範囲にあるのであれば、Iの方でも良さそうですな。手元でエア圧の調整が出来るのは嬉しいですけど、デメリット(後述)もありますし。

GSIクレオス ドレン&ダストキャッチャーII エアー調整機能付(PS288)

GSIクレオス ドレン&ダストキャッチャーII エアー調整機能付(PS288)

一応取説も載せておきますので、参考までに。梱包されている台紙の表裏が、仕様書であり取説になっています。ドレンの排出方法は、排出口を開口してエア圧を使って押し出すようなので、圧によってはかなり飛び散る可能性があるのかもしれません。コンプレッサーのタイプによっては気をつけないとですね; あとドレン&ダストキャッチャーの本体は、1次側(コンプレッサー)、2次側(ハンドピース)ともに1/8(S)サイズの接続口になっています。サイズが合わない場合は、別途アダプター(GSIクレオスだと、PS241:ホース用Mr.ジョイント3点セット)をかます必要がありますので、使用環境を事前に確認しておくことをオススメします。

GSIクレオス ドレン&ダストキャッチャーII エアー調整機能付(PS288) GSIクレオス ドレン&ダストキャッチャーII エアー調整機能付(PS288)

GSIクレオス ドレン&ダストキャッチャーII エアー調整機能付(PS288)

気になる大きさなど。長さは8cmほどあるので、ハンドピースからホース先端までがかなり長くなります。スタンドによっては足が着く可能性もあるため、尺のあるタイプの方が不測の事態、事故が減ると思われます。重さは50g(実測51.58g)あるので、手に持つとはっきりと重みを感じられるレベルです。50gがどれくらいかというと、丁度未使用のMr.カラー1瓶分くらいの重さになります。これがハンドピースの重さに加算されるので、塗装時に手に持つ重量としてはトータルで150〜200gくらいになりますねー。
重みはたしかに増しますが、ハンドピースの重心は安定するので、手に持ってみると意外としっくりくるから不思議です。それと下側に長くなる分、ドレン&ダストキャッチャー本体が持ち手として機能しますから、よりしっかりとハンドピースを持つことが可能になります。今までは、中指と小指でホースのジョイント部分を挟む感じで持っていましたが、これなら小指で挟まなくても安定して持てます。

GSIクレオス ドレン&ダストキャッチャーII エアー調整機能付(PS288)

ではー、手持ちのハンドピースと合体です、アクエリオンです(ちがっ。 先ほども書いたとおり、1次2次どちらも1/8(S)サイズですので、そこだけ気をつければ取り付けは簡単です。レギュレーターのネジ部分は、360度どの方向に向けても固定出来るので、やりやすい位置に向けて固定してくださいな。

GSIクレオス ドレン&ダストキャッチャーII エアー調整機能付(PS288)

あとは、ホースをつなげば完成です。エアー調節用のつまみは、右利きの人はやや左を向けて固定するのも持ちやすそうですな。写真のようにかなり縦に長くなりますから、慣れないうちはひっかけたりしそう……気をつけねば(^^; しかしこれで、多少湿度が高い状態でも塗装できそうです。現在の塗装環境だと、塗装ブースの排気のために開ける窓の隙間近くにコンプレッサーがあるので、室内を除湿してもドレンが溜まりやすいのですが、これでだいぶ安心して吹けますよー。

< ここからが追記分です >
また、レギュレーターを弄るのに手が届き難い場合や、プチコンなどでレギュレーターの類を付けてない人にも、手元での圧調整が可能なので重宝すると思います。ただし欠点もあります。ドレン&ダストキャッチャー側でエアー圧を弄ると、圧力計は機能せず感覚での圧調整になります。圧力計は、レギュレーターの2次側にないと調整圧が反映されませんからね; そのかわりといっては何ですが、エアー調節ネジには溝が彫ってあるので、全閉状態からどれくらい開けたかを覚えておけば大体同じ圧(当然誤差はあります)で吹くことが可能です。感覚だけでは難しいですから、弁の開度を参考に圧調整すると幾分楽だと思いますよ。ちなみに、ネジは全閉から丁度3回転で全開となります。それ以上開けようとすると、中のOリングを傷めますので要注意です。

購入後、連続で7〜8時間ひたすら吹いてみましたが、50g増えたにも関わらず使用中に重さが気になることはほとんどありませんでした。むしろ持ち手がしっかりと出来たことでホールド感が向上し、ハンドピース下側に加重されて重心位置も安定、と記事中にも書いたメリットをしっかりと体感することが出来、塗装が非常に楽になりましたねー。懸念された”長時間使用による腕の疲れ”なども特にないですし、ハンドピースの大型化による取り回しの悪さも感じられませんでした。
肝心の水抜きの機能については、レギュレーター側のボトルにも水滴がまったく溜まっていないくらいですから、その性能のほどを推し量ることは残念ながら出来ませんでした; まぁ季節的に仕方ないですね…。あとフィルターに関しては、予備も付属していますので、洗浄して交互に使えば結構もちそうな気がします。水洗いした場合は、しっかりと乾燥させないとダメですよ。交換用のフィルターは、定価で1つで500円近くと意外と高く、頻繁に交換する事態は出来れば避けたいところです(^^;
何れにせよ、2本目以降のハンドピースを手に入れるときにも、是非同時に取り付けたいアイテムですな。手放せません(*´Д`)

以上です。ドレン除去の実際の効果のほどはこれからの季節だと判断が難しいですが、レギュレーター側のボトルの水滴を見落としたときの保険になりますし、エアー中の埃関係も取り除いてくれるので、なかなかよい買い物でした。これで塗装も捗る……はずが、ハンドピースのカップ側Oリングが切れてしまったので、届くまでまた中断です(ノД`)
では、See you next time!     

            

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