パンドラの匣 http://auf-ewig.com/
開発計画   MASTER GRADE   MACROSS   1/100 OO   1/100 SEED DESTINY   ETCETERA   プラモデル評価ランキング   緋影流プラモデル製作研究所
スケールフィギュア   figma(フィグマ)   リボルテック   聖闘士聖衣神話   その他完成品トイ   コレクショントイ/プライズ   一番くじ
日々想送   読書の記憶   落第忍者乱太郎/忍たま乱太郎

    

RG 1/144 ZGMF-X20A ストライクフリーダム + 天空の翼 作成レポート その10(武装の合わせ目消し)

2014.03.26 |author: |開発計画 |ETCETERA
RG 1/144 ZGMF-X20A ストライクフリーダム + 天空の翼 作成レポート その10」です。本来は、”作成レポートの進捗 その9”として書いていた記事でしたが、加筆修正したことで思いのほか記事内容が濃くなってしまったため、”作成レポート その10”として再編集いたしました。加筆修正内容は、マズル切断についての詳細解説の追記と、一部文章をより分かりやすいように修正してあります。また再編集にあたり、同じ合わせ目消しとして”レール砲基部の段落ち処理”もこちらにまとめています。ただ、実は他のパーツでも合わせ目消しをした箇所がいくつかあり、それら(バックパック本体とウイングアーム)についてはまた別途記事する予定です。それでは、”作成レポートの進捗 その9”改め、”武装の合わせ目消し”(ドラグーンはバックパックでもありますが……一応火器ということで武装扱いに)をごゆっくりお楽しみくださーい。
なお、武装、バックパックの基本的な下処理については、作成レポートの進捗 その8に簡単にですが記載しています。

以下は再編集前の冒頭テキストです。一応残しておきますね
「RG 1/144 ZGMF-X20A ストライクフリーダム + 天空の翼 作成レポートの進捗 その9」です。予定ではもう最後のコーティングあたりまで終わってるはずだったのですが……追加の下処理をした関係で、スケジュールがちょっと延び延びになっていますorz 何をしたかというと、前回の時点でどう処置するかを決めかねていた”ドラグーンのマズル周りの合わせ目”を処置しました。加工自体はものの1時間もあれば終わるものの、接着剤の乾燥で2日ほどとられたのでご覧の延び具合と相成ったわけです; ということで今回の進捗では、内容的には作成レポート的な感じなんですけど、そのドラグーンの合わせ目消しについてご紹介していきます。

RG 1/144 ZGMF-X20A ストライクフリーダム RG 1/144 ZGMF-X20A ストライクフリーダム

RG 1/144 ZGMF-X20A ストライクフリーダム

まずは、レール砲基部の合わせ目から。レール砲の合わせ目が目立つ箇所は、天面のみであることと、レール砲の後ハメがしにくいため、段落ち処理にて合わせ目消しをしました。RGフリーダムとかジャスティスでは、ここらは上手く目立たないような工夫がされていたんですけど、RGストフリも同様に……とは残念ながらいきませんでした;

RG 1/144 ZGMF-X20A ストライクフリーダム

RG 1/144 ZGMF-X20A ストライクフリーダム

続いてドラグーンの合わせ目についてです。このRGストフリのスーパードラグーンは、2つのパーツを合わせるとマズル周りにのみ合わせ目が目立つ形になっています。他は段落ちモールドが入ったりして工夫されてるんですけどねー。これならいっそのことマズルだけ別パーツにすればいいのに……なんて思ってしまいます;

RG 1/144 ZGMF-X20A ストライクフリーダム

このマズルの合わせ目けしをする場合、難点はそのままドラグーン本体を接着してしまうと、間に挟む色分け用のパーツが残ってしまう点。塗装をしなければ別段問題はないのですが、今回はそうもいかず何らかの工夫をする必要がでてきました。対策例はいくつかありますので列挙してみると……

 ・ 普通に間に挟むパーツも含めてドラグーンを組み立て、マズルの合わせ目を消し、色分け部位をマスキングする。
 ・ マズル周りにも段落ちモールドをぐるりと刻むことで、合わせ目を目立たなくする。
 ・ 予めマズル部分だけを切り落とし、そこだけ合わせ目を消して、最後にドラグーン本体とマズルを接着する。
 ・ 片面側のみマズル部位を切断して、反対側のパーツに切り落としたマズルを接着、合わせ目を消す。
 ・ 思い切って、合わせ目を気にしないようにする!(キリッ

とまーこんなところですかね。合わせ目の消し方とかなんかも考えると、手法としてはもっと多岐にわたりますが……それを書き出すとキリがないので端折ります;

RG 1/144 ZGMF-X20A ストライクフリーダム

RG 1/144 ZGMF-X20A ストライクフリーダム

それらいくつかの方法の中から、今回は3番目の”片面パーツのマズルを切断、反対側に接着して合わせ目を消す”ことに。たぶん一番楽なのはマスキングだと思われますが、前回の段落ち処理同様、たまにはこういう加工を紹介するのもよいかなーと思い、チョイスしてみました。
マズルの切断は、元々パーツに成型されているモールドライン(写真上段の赤い線)に沿って切断します。そうすることにより、切断したことで新たに発生したパーツの合わせ目が、パーツを組み戻した後もモールドに隠れて目立たなくなるからです。工程こそ違いますが、結果的に見れば冒頭に紹介したレール砲基部の段落ち処理による合わせ目消しと同じということですね。

この手の加工(切り貼り)をする場合の注意点は、切断するときは出来ればエッチングソーを使うようにすること。普通のノコよりも刃の厚みが薄く(0.1〜0.15mmほど)、それだけ切断時のパーツの欠損を防ぐことが出来ます。刃が厚ければ厚いほど、その厚みの分だけパーツは削られてしまいますからね。パーツが薄ければデザインナイフで一刀両断することも可能ですけど、今回のようなパーツの場合は……切断面が酷い白化やえぐれをおこしかねませんので、ノコの方が無難です。切るときは、ゆっくり、力まず、少しずつ切りましょう。余計な力が入ると、切断面が歪んでしまったり、最悪刃が折れてしまいとても危険です。スジ彫りほどではありませんが、ちょっとずつ進めていくのが基本ですよ。

もしエッチングソーを持ってない場合は、タミヤの精密ノコギリや、同じくタミヤの精密ノコギリIIIハセガワのモデリングソー、などが価格的にも入手しやすいかと思います。切断箇所に合わせていろいろな形状が同封されていますので、上手く使い分けて効率よく作業をすすめていきましょー。

RG 1/144 ZGMF-X20A ストライクフリーダム

RG 1/144 ZGMF-X20A ストライクフリーダム

接着が乾燥しましたら、あとははみ出た部分を削り、表面をささっと整えてやれば合わせ目消し完了です。ドラグーン8基分をこなすのはちと面倒ですが、マズルは目立つ部位ですので丁寧に仕上げたいところですね。

以上です。ふー、あとは塗装に向けて残ったマスキングを片付けていくだけとなりましたー。ただ……うーん、仕事や雨などによる遅延も加わり、予定してたスケジュールよりも1週間ほど遅れそうな感じです; ってことは、今月中に手元では作り終えたとしても、作成レポートの公開はどうあがいても月にまたがってしまいそうですねorz 年度内に終えたかったですが、こればっかりは仕方ないか。気持ちを切り替えて、残りもがんばっていきますよーっ。
では、See you next time!

<< 「作成レポート その9」へ     「作成レポート その11」へ >>