今回の食玩ネタは、エフトイズ・コンフェクトの「
1/1250 現用艦船キットコレクション vol.1(イージス艦 こんごう フルハルVer.)の製作&簡易レビュー」です。過去紹介してきた”艦船キットコレクション”とは違い、現代艦(現役艦のみかな?)がラインナップされています。航空機系の食玩では近代兵器シリーズをよく見かけますが、艦船モノで現代艦を扱ってるは最近ではちょっと珍しいかも。以前は世界の艦船シリーズとかあったんですけどね……やっぱり船モノはマニアックなんでしょうか;; この現用艦船キットコレクションも是非順当にシリーズ化していって欲しいものです。では簡易的ですが、組み立ての紹介と完成後の簡易レビューをじっくりお楽しみくださいませー。


現用艦船キットコレクション Vol.1より”
護衛艦(イージス艦) こんごう型一番艦 こんごう フルハルVer.”です。パッケージサイズ、梱包構成は、艦船キットコレクションとさほど差はありません。ただ、スケールが1/2000から1/1250にスケールアップされています。メインとなる打撃巡洋艦、駆逐艦に合わせてサイズ調整しているようですね。ただ、そうなると……今後のいずも型はもちろんひゅうが型のラインナップは厳しいかも?;; ましてアメリカ海軍を扱ったなら、こんごう型の2倍以上の全長となるニミッツ級やジェラルド・R・フォード級が……って、先を気にしすぎか;

中身はこんな感じです。イージス艦の場合は、船体の全幅とほぼ同じ大きさの艦橋構造物が特徴でもあるため、艦橋周りのパーツは小物が収まったランナーとは別になっています。ランナー側には、CIWSや探照灯といったかなり細かいパーツが多いです。なくさないよう十分気をつけましょう;

では、簡単にですが注意点をお浚いしながら、組み立ての様子をご紹介です。この手の塗装済み半完成品の食玩は、一応スナップキットにはなっているもののパーツの合いが非常にタイトです。塗装されている分、ピンやダボに塗膜の分だけ厚みが上乗せされている所為ですな。なので、事前にパーツ同士の合いを必ず確認し、緩くハマる程度に削ったりカットしたりして調整してください。ただ、そのままだとハマりが緩く安定しません。最終的に固定するときは、瞬接などを使って接着してあげましょう。パーツの差し込み等が固いと、パーツの破損やどっかにすっ飛んでいってしまう元になりますからね。
それから、今回のゲート跡のリタッチは以下のとおりです。基本的には、ランナーに付着した塗料を溶剤で溶かして再利用しています。ただ、煙突周辺、スクリュー周りはそれでは追いつきませんし、何より微妙な色味を調合で再現する必要もないので、煙突上部はMr.カラーのフラットブラック、スクリューペラをガンダムマーカー ゴールド+レッド少量、スクリューシャフトをガンダムマーカー ゴールドでリタッチしています。



下から組んで船体が完成。艦首、船尾や甲板上のデカール類ははじめから貼ってあります。そう……はじめから貼ってあるため、下手にリペイントが出来ないわけですよ_/ ̄|○ 手軽ではあるんですけどねぇ……デカールは別途シートで付属の方が個人的には嬉しかったな; 台座は艦船キットコレクションでお馴染みのタイプです。ただ、ゴールドによる装飾ではなくシルバーに変更されています。あとスクリューシャフトの塗り分けがされてなかったので、ゴールドでささっとリペイント済みです。




続けて艦橋構造物を前部、後部ともにサクッと組み立て。すごくちっちゃいのに、CIWSのバルカンバレルも再現されているのねーっ。ハープーン発射筒とかもここまでちっちゃいとかわいいですw ただ、前後それぞれの煙突から伸びているアンテナ(各2本ずつ)は、さすがに太すぎます; なので、ここは真鍮線に置き換えることにしました。
それからブリッジの窓への墨入れは、この時点でコピックモデラーで済ましています。この後のウォッシングで一緒に墨を入れようとすると、周辺のパーツ構造的に変なところにエナメル溶剤が入り込みそうなので;
これにて基本組み立ては完了となります。そのままでも十分いい仕上がりなのですけど、ここから少し手を加えていきますよ。ただ、集中して一気に作業を進めたので、途中経過の写真は残念ながらありません; 箇条書きにすると以下の作業をしてあります。
・パーティングラインが目立つ箇所は均し、剥がした塗料をリタッチ。
・煙突にあるアンテナは0.2mmの真鍮線に置き換え。
・同0.2mmの真鍮線を使い、艦橋上部にマストからの空中線を受ける足場(本来は三脚なのですがサイズが厳しいので簡略化してあります)を追加。
・同じく0.2mmの真鍮線を使って、船尾に海軍旗掲揚のためのポール(旗竿)を追加。今思うと艦首にも付けた方が良かったかな…;
・マスト周辺の空中線をメタルリギング 0.04号で簡易再現。
・船体全体をエナメルブラックでウォッシング。極々ほんのりと跡を残してあります。

メタルリギングと真鍮線は、以前入手報告で書いた品となります。今回メタルラインを使用するのは初めてでしたけど、ナイロンラインと比べて変な巻き癖もなくライン自体に張力がしっかりとあるので、個人的には作業はしやすかったです。これでメートル単価がもう少し安ければ文句ないんですけどね(^^;
以上で、今回の組み立て作業は全て完了となりました。なお、ウォッシングや空中線を張る場合は、艦橋構造物類と船体を合わせる前に作業すると楽ですよ。では、完成した”
イージス艦 こんごう フルハルVer.”をご覧ください〜。


”
海上自衛隊 護衛艦 (イージス艦) こんごう型一番艦 DDG173 こんごう フルハルVer.”です。全体のバランスとか大まかなディティールはなかなかいいですね。細かい部分では、形状の甘さとか、パーツ分割が変とか、塗装済みの色合いとか、気になる部分は多々ありますけど、ま……概ね良好じゃないでしょうか。艦船キットコレクションとはスケールが違いすぎますけど、模型としての実寸サイズが近い艦船モノとして考えれば、一緒に飾ってもそう悪くないかもしれません。大日本帝国の艦船とイージス艦とか、まるでジパングですねw







いろんな角度から。手持ちの一眼レフだとズームレンズのみのため、少し広角気味の写真としてiPhoneで撮影したのも入れてみました。ちょっと荒いですが、見られなくはないですな。思ってたよりもいい出来だったので、他の2種(しらね、むらさめ)を作るのも楽しみです♪ しかし、このスケールでいろいろ弄るのも楽しいですが、あまり手を入れすぎるというのもどうかなーとときどき考えたりします。手軽に作れるのも食玩の魅力の一つですから、ほどほどが一番かもですね;

最後は、オマケで艦これモデルの台座とこらぼれーしょん! Twitterでも先に投稿した通り「米国と日本のハーフのこんごうデース! ヨロシクオネガイシマース!」って感じの1枚になりました。艦これモデルの方の金剛も早めに作ってあげなきゃな……。
以上です。今回はこれまでの流れ(WWII登場艦)を考えるとちょっと異色な感じになりました; でも、たまにはこういう違う毛色のモノを作ると、気分的にはとてもリフレッシュされます(*´Д`) そういえばこの現用艦船キットクレクションは、洋上とフルハルでしっかりと差別化がされており、洋上版にはSH-60とタグボートが付いているんでした。手持ちはどれもフルハルなので、やっぱり洋上タイプも一隻欲しいなぁ……なんてやってるから積みが増えるのかorz さーて次に作る食玩は、恐らく艦これモデル(プレゼント企画用)になると思います。そちらもお楽しみにっ。
では、See you next time!
アオシマ 1/144 自衛隊名鑑 第1弾 73式大型トラック編 入手&簡易レビュー
エフトイズ・コンフェクト 1/144 ウイングキットコレクション番外編 永遠の0(零戦52型 第721航空隊&零戦21型 赤城第1航空戦隊) 製作&簡易レビュー
エフトイズ・コンフェクト 1/144 ハイスペックシリーズ vol.1 F-16(アメリカ空軍 第35戦闘航空団 第14戦闘飛行隊) 製作&簡易レビュー
エフトイズ・コンフェクト 1/2000 艦これモデル vol.1(重巡 高雄&利根&筑摩 フルハルVer.) 製作&簡易レビュー
エフトイズ・コンフェクト 1/144 ワールドタンクミュージアムキット Vol.2(90式戦車 国連平和維持軍仕様) 簡易レビュー
エフトイズ・コンフェクト 1/2000 艦船キットコレクション vol.5 レイテ沖〜1944(戦艦 大和 フルハルVer.) 空中線の追加
エフトイズ・コンフェクト 1/2000 艦船キットコレクション vol.5 レイテ沖〜1944(雪風・磯風・初月 フルハルVer.) 簡易レビュー
エフトイズ・コンフェクト 1/2000 艦船キットコレクション vol.5 レイテ沖〜1944(空母 瑞鶴 フルハルVer.) 簡易レビュー
エフトイズ・コンフェクト 1/2000 艦船キットコレクション vol.5 レイテ沖〜1944(戦艦 大和 フルハルVer.) 簡易レビュー
エフトイズ・コンフェクト 1/2000 艦船キットコレクション vol.1 真珠湾〜1941(空母 蒼龍 フルハルVer.) 簡易レビュー