PG 1/60 GN-0000+GNR-010 ダブルオーライザー ガンダム [ 00 RAISER ] 完成レビュー(ダブルオーライザー編)

2010.01.21 | author: | ETCETERA | 開発計画
PGダブルオーライザーのレビューもこの章で最後です。〆は、PGの目玉ギミックの一つである発光機構です。頭部、ツインドライブが発光するのは1/100と同様なのですが、ツインドライブの発光ユニットは始動から停止までを独自の解釈でGNドライブらしい雰囲気を醸し出しています。開発計画のときと同じ動画ですが、そちらと合わせてお楽しみください。

PG 1/60 GN-0000+GNR-010 ダブルオーライザー ガンダム PG 1/60 GN-0000+GNR-010 ダブルオーライザー ガンダム

この章のタイトルにもなっているツインドライブを見てみましょう。向かって左がオーガンダム用のGNドライブ、右がエクシア用のGNドライブとなります。ドライブに関しては塗装は特にしていませんが、墨入れをするだけで引き締まった印象となります。

動画の読み込みが完了すると再生ボタンを押せるようになりますので、押すと再生がはじまりまーす
墨入れしてマウントベースに固定した状態の発光動画です。作成レポート中でも動画は公開しましたが、今回は途中で向きも変えていますので、真横だけじゃなく真上からもお楽しみくださいませ。

PG 1/60 GN-0000+GNR-010 ダブルオーライザー ガンダム PG 1/60 GN-0000+GNR-010 ダブルオーライザー ガンダム

ということで、この章では、発光状態の紹介をしていきます。このPGダブルオーライザーには、1/100デザイナーズカラーVer.と同じく頭部とGNドライブに発光ギミックが仕込まれています。また、手にはGNソードIII、腰にはGNソードIIを装備させてフル装備形態での紹介です。

PG 1/60 GN-0000+GNR-010 ダブルオーライザー ガンダム

ダブルオーライザーの形態だと、発光状態の確認は真上からの方が見やすいかな?

PG 1/60 GN-0000+GNR-010 ダブルオーライザー ガンダム

さらに拡大っ。発光量は結構あるので暗くしなくても確認できるレベルですが…この方が雰囲気でますね。

PG 1/60 GN-0000+GNR-010 ダブルオーライザー ガンダム

頭部の発光イメージです。額にも光を通す部分があるので発光しているのが分かります。どうせなら多少高くなっても白色LEDを使用していれば、額は綺麗に赤く光るのに……。まぁ、劇中のイメージ(第2話ツインドライブ)でも額は緑に光ってましたから、良しとしますか。

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横から。側頭部にはシールを貼る指定となっていますが、貼らなければ写真のように発光します。また、ツインアイにはクリアブルーを入れていますので、他の箇所のグリーンではなくブルーグリーンのようになっているのがポイントです。

PG 1/60 GN-0000+GNR-010 ダブルオーライザー ガンダム

もちろん、後頭部のセンサー部分も発光。1/100で出来ていたことですから、出来て当然かな?

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先ほど動画で確認しましたが、一応GNドライブの発光シークエンスを写真で追ってみます。スイッチを入れると中のLEDがじわっと発光。ついでゆっくりとフライホイールが回転していきます。

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徐々に回転は高まっていき、最高速度に到達するころには中の光は点が回っているようには見えなくなります。その後スイッチを切るか、一定時間経過後に回転は徐々に弱まり、最終的には回転が停止してLEDがゆっくりと消えます。

PG 1/60 GN-0000+GNR-010 ダブルオーライザー ガンダム

これまでのダブルオーガンダムの紹介ではツインアイが黒く見えなかったので、こうして発光している方がやっぱりいいですね〜。発光させなくても内部にホイルシールを入れているので、きちんと光を入れると青く光って見えるのですが……撮影でそれをすると白が飛んでしまうので_/ ̄|○

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背景が暗くなったことで、ダブルオーライザーの機体がくっきりと浮かび上がっています。

PG 1/60 GN-0000+GNR-010 ダブルオーライザー ガンダム

ダブルオーライザーでは、サイドバインダーのスタビライザーでGNドライブが隠れてしまいがちなのが難点;

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せっかくなので、この形態でポーズも取らせて見ましょうか。機体と背景の黒とのコントラストがいい雰囲気を演出しています。

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どうせなら、GNソードIIIの刀身のクリアグリーンにも発行ギミックを仕込んでも良さそうな…。ただ、LEDの光は指向性が強いので先端部分が上手く光らないかも。

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発光させた状態は、これまでとは明らかに雰囲気が違います。やはりガンダム00の機体は光ってこそなのかな?

PG 1/60 GN-0000+GNR-010 ダブルオーライザー ガンダム

最後までご覧いただき、真にありがとうございましたm(_ _)m 以上でPGダブルオーライザーのレビューは終了でーす。

長編レビューとなりましたが、最後の総評をー。1/60ということで非常に大きいサイズでありながら、プロポーションは良いと思います。従来キットよりはマッシブになった印象ですね。しかし、それでいて細かくなったディティール等のおかげでシャープにも見えます。可動性も四肢に関してはサイズ、重量を考慮するとここまで動けばよしと思えますし、胴体部の複雑な連動可動はPGならではと言えるものだと思います。色分けについては……完璧なのが当たり前ですね(^^; サイズもありますがこの価格なので再現出来て当然でしょう。ギミックもPGならこれくらいはと思えるものばかりが詰め込まれています。ライティングに関しても、GNドライブの動きをイメージ出きるユニットは一見の価値ありですよ。パーツが多く複雑ですが組立てに関しては戸惑う部分はありませんでしたので、これだけの部品点数を考えるとよく出来ていると思います。
難点はというと、価格とか大きさというのは”PG ”というグレードを考慮すれば問題ない(それでもキットとしては高いですけどね;)のですが…クラッチ機構の有用性です。これにより腕などは特に保持がしっかりと出来ているとは感じるんですけど、押さないと曲げられないというのはポーズをつけるのに手順が多くなり時間がかかるのが問題です。ゲームで言えば”操作性が悪い ”みたいな感じ(プラモでこういうた例えが出てくるとは…)ですね。加えて、従来のクリック関節の類でも十分保持出来るんじゃないかと(実際肘に使われますから)も思うわけです。さらに、肘や手首の関節の可動方向はいいのですが、結局手首、上腕の付け根の回転軸が重さに負けてしまっては意味がないですよね。このあたりから、可動範囲自体は優秀でも可動性の評価は下げました。あとは、クラッチ、ラチェットの類を使ってない関節の弱さ。ダブルオーガンダム時は問題ないですけど、ダブルオーライザーとなるとGNドライブベースの可動箇所(サイドバインダーの重さに耐えられない)、腰(オーライザーの重さにry)が悲鳴を上げます。一応、角度や他の可動箇所の調整でごまかすことは出来ますけど、こういうところにこそクリック機構ないしロック機構を設けるべきだったのでは? 武器の保持もいろいろと工夫が凝らされていますが、結果としてもう一押し欲しかったところです。このあたりがユーザーへの配慮の評価の低さへと繋がっています。
しかし、PGならではといえるオマケ要素も多く、オーライザーの追加武装、このサイズでのライザーソードの再現等どれも凝った作りで魅力的です。キットの完成度というよりも、ダブルオーライザーの再現度としてはGNドライブのギミックを含め非常に高いレベルだと思います。そういう意味で追加点+8を加えます。関節機構も問題なければ+10なんですけどね;
何にしても非常に高価なキットですのでおいそれと手を出しにくいPGではありますが、この迫力とボリューム、密度は他では味わえないですし、少しずつじっくりと組むガンプラとしてはこれ以上のものはないと思います。もしダブルオーライザーという機体が好きであれば、機会があればご自身の手で作ってみてください。
    

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