1/72 VF-27γ ルシファー ブレラ・スターン機 [ LUCIFER BRERA STERNE'S CUSTOM TYPE ] 完成レビュー(ファイターモード編)

2009.12.07 | author: | MACROSS | 開発計画
マクロスF(フロンティア) 1/72 VF-27γ ルシファー ブレラ・スターン機マクロスF(フロンティア) 1/72 VF-27γ ルシファー ブレラ・スターン機

「YF-24エヴォリューション」の設計データを元に、第21次新マクロス級超長距離移民船団マクロス・ギャラクシーにおいて設計、開発された機体である。最大の特徴は、パイロットをサイボーグ限定としたことにある。インプラント、サイバネティクス技術の発達したマクロス・ギャラクシー船団ならではの発想で、搭乗者をサイボーグとすることによりEX-ギアを超える高G下での運用を可能とした。そのため操縦系統も他とは異なり、YF-21に搭載されていた”BDI ”をベースにした脳波コントロールシステムが採用されている。このシステムは、機体のセントラルコンピューターとパイロットの脳神経を光学回路で直結するもので、BDI同様考えるだけで機体を制御することが可能。また、これによりキャノピーは意味をなさなくなったため、コックピットはエネルギー転換装甲で覆われている。他にも、慣性制御システムや新生代型ステージII熱核反応タービンエンジンを搭載し、これまでのVFシリーズを遥かに凌駕する性能を有する。
機体外観は、YF-24と同様のデルタ翼であるがエンジン数が倍の4基となっており、ノーマル状態でVF-25スーパーパックを上回る推力もさることながら、余剰エネルギーを用いることによるファイター形態でのピンポイントバリア、エネルギー転換装甲の展開も可能にしている。

これまでのマクロスFシリーズは全てVF-25系、つまりバリエーションキットでしたが、劇場公開にあわせついにVF-27γの登場です。一部内部パーツにVF-25からの流用が見られますが、ほとんど新規パーツで構成されています。何より、VF-25での欠点だったファイター形態の不安定さ(逆さにすると主翼が垂れ下がる等)が完全に解消されているのは素晴らしいです。アーマードメサイアでも、各所にロック機構を設けてある程度改善されて安定感のあるファイター形態をとることが出来ましたが、それ以上の仕上がりとなっています。色分けを除けば、VF-25を上回るキットと言えるでしょう。
今回のレビューは、バルキリー系の3編構成に加え、アーマードメサイア アルト機との最終話をイメージしたものを含む4編構成となっています。基本的な可変システムに関しては割愛しますので、より詳細な可変機構をご覧になりたい方は、お手数ですが「VF-25F メサイア アルト機」を参照してください。ルシファー固有の可変機構についてはこちらのレビューにてご覧いただけます。
尚、いつものように高解像度サイズでのお届けですが、”劇場公開記念+60万ヒット感謝記念 ”としてアルト機とのツーショットではさらなる高解像度でご紹介いたしますよっ。

1/72 VF-27γ ルシファー ブレラ・スターン機 1/72 VF-27γ ルシファー ブレラ・スターン機

いつものようにランディングギアを下ろした状態から。ワインレッドの派手な機体ですね〜。翼の面積が大きい所為か、思った以上に大きく感じますよ。

1/72 VF-27γ ルシファー ブレラ・スターン機

機体全長とほぼ同じ長さにもなるロングライフルは、そのままではランディングギアを下ろせないため、バレルを左右に展開して下ろす格好となります。

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コックピット周りには、4枚ものカナード翼が取り付けられています。コックピットもキャノピー型ではないので、独特な感じがします。

1/72 VF-27γ ルシファー ブレラ・スターン機 1/72 VF-27γ ルシファー ブレラ・スターン機

差し替えでハッチの開閉状態を再現できます。中は複座式となっており、後部座席にはパイロットスーツのランカを乗せられます。ただし、VF-25同様下半身はシートと一体化してしまっているので、取り外してしまうと不自然なのが難点…。
また、右写真のように、クリアグリーン成型のキャノピータイプも付属していますよ。

1/72 VF-27γ ルシファー ブレラ・スターン機

せっかくなので、キャノピー状態の全体ショットを。んー……これはこれで悪くないかも?と思える感じです。ワインレッドの機体に淡いグリーンって映えますね。

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通常のコックピットハッチでは中の人を塗装しても外から見えませんので、こちらの方が”戦闘機 ”らしく見えます。

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VF-25では隙間や段差が出来やすかった背面中央部分も、このルシファーでは綺麗に各パーツがハマって一つの面を形作っています。

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横からエアインテーク周りを見ていきましょう。シャッターは下りた状態しか再現されていないのは相変わらずです;; ただし、バトロイド時に露出するため、内部のブレードフィンは再現されていますよ〜。

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後方からです。脚部に搭載されたエンジン以外にも、両翼にさらにエンジンが2基ついています。単純に…ノーマルでスーパーパーツを取り付けたような状態ですね。

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VF-25では再現されていなかった、足裏内部のエンジンノズルが見えます。足を開いたときに構造上見えるからという理由だとは思いますけど、再現されているのは素直に嬉しいです。

1/72 VF-27γ ルシファー ブレラ・スターン機

裏面もご紹介。このルシファーでは、主翼、脚部、胴体にそれぞれをロックするようなピンが設けられているため、逆さまにしても主翼が反り返るようなことはありません。また、裏面の見た目も非常に綺麗ですね。

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ここからは、離陸状態をイメージした写真をいくつかお見せしていきます。スタンドは、ギャラクシーのものがあれば良いのですが…そんなものはないので、SMSスタンドを使用。

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これまでのスタンドジョイントは、武器のマウントを兼ねた1パーツ構成でした。しかしルシファーでは、武器のマウントパーツとスタンドへのジョイントパーツが分割されるようになっています。両者が一体化してしまっていると、ライフルが大型であるためランディングギアを下ろした状態での接地が出来なくなるからです;

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正面下側から。VF-25のスーパーパック等は、大気圏内では基本的に使用できないためブースター部分に吸気口はありませんでしたが、VF-27では主翼に取り付けられたブースターにも下面にエアインテークがある(標準装備なので大気圏内でも使用可能なようにするため)のが確認できます。

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後方下側です。尾翼はブースターに取り付けられているのですが、下側にも小さい尾翼がついていますね。

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ライフルが取り付け位置の関係で前方に長く延びているため、後からの方が写真的には収まりやすいです(^^;

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着陸脚を取り外して、飛行状態をイメージしたものを。VF-25は、可変翼を有するVF-1の流れが外観に残っていましたが、VF-27はちょっと毛色が違いますね。

1/72 VF-27γ ルシファー ブレラ・スターン機 1/72 VF-27γ ルシファー ブレラ・スターン機

正面側のアングルも、これまでとはちょっと雰囲気が異なります。ただ、一つ気になるのは、ファイター形態の機体とライフルの密着感ですね。ややライフルが浮いているように見えてしまいます。

1/72 VF-27γ ルシファー ブレラ・スターン機

横から。主翼面積がVF-25よりも大きくある分厚みも…って思いがちですが、非常に薄くまとまっていますよ。

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脚部のスラスターノズルは、YF-21やSV-51のようなベクターノズル形状となっています。ここが足になることを考えるとSV-51の方が近いかな。

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ブースターノズル部分とあわせてみてみましょう。ブースターノズルは、外側と内側が別パーツで再現されていますので、塗り分けてやることで中を覗いたときの見た目が良くなります。中を青白くしてもよいでしょう。

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下面中央です。アンクルガードの形状がVF-25とは違うので、ファイター時には隙間なくピッタリと固定されています。腕の間の隙間は仕様ですよ〜。

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最後は画像資料室でお馴染みの角度で。以上、ファイター形態のレビューでした。

ファイター形態はここまでです。引き続き「ガウォーク形態」をご覧ください。
    

            

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