MG 1/100 GNT-0000 ダブルオークアンタ [ 00 QAN[T] ] 完成レビュー(ノーマル形態編)

2011.03.21 | author: | MASTER GRADE | 開発計画
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イノベイターとして覚醒した、刹那・F・セイエイの専用機として開発された新型機。ダブルオーガンダムで採用された”ツインドライブシステム ”を本機も受け継いでいるが、搭載される2基の太陽炉は木星でツインドライブ用として新たに組み上げられたもので、ライザーシステムがなくてもはじめから高い同調率を実現している。搭載武装も一新されており、これまでの流れを汲むGNソードVに加え、6基のGNソードビットを搭載している。GNソードビットは、それ自体の攻撃能力以外にも様々な能力があり、”GNソードVの性能強化 ”、”GNフィールドの展開 ”、”空間跳躍 ”と多種多様である。
最大の特徴は、ダブルオーでのトランザムバーストをさらに発展させた”クアンタムバースト ”により、超高濃度粒子領域を広範囲に展開、その場にいる者と意識を共有することが可能なことだろう。当然のことながらダブルオーライザーのそれを遥かに凌駕し、異種生命体”ELS ”との意思疎通にも使用された。まさに、刹那の望んだ「対話のための機体」である。

まずは、この度の東日本大震災で被災された皆様、心からお見舞い申し上げます。またこの震災で犠牲になられた多くの方々、この場を借りてご冥福をお祈りいたします。未だ余震の続く中ではありますが、被災地の一日も早い復興を心よりお祈りするばかりです。

自分とまさみも、最初の地震では今まで体験したことのない揺れに見舞われました。震源地付近の揺れに比べたらまだマシなのですけど、それでも”この揺れ方はやばいかも ”と思えたほどです。幸いこちらには大きな被害もなく、ここ数日は大分落ち着いてきたこともあり、計画停電の合間に少しずつ更新作業を進めていますが、日々続く体感可能な多くの余震や、携帯から流れる緊急地震速報により、ふと現実へと引き戻されます。けれど、被災地では多くの方々が辛い境遇の中がんばっているのですから、こちらも負けていられません。復興の兆しが見えてきたとき等に、当サイトを見ることでふとした息抜きになるよう、自分たちが出来ることとして今後も更新をがんばってまいりたいと思います。

さて…キット完成からは随分と時間が経過してしまいましたが、ようやくのレビュー公開となります; 未だ終ることのない所用にも追われ、なかなか時間がとれなかったこともありますが…間が空きすぎですねorz 肝心のキットの方は、製作から間が空いたことにより、いつもよりもさらに一歩引いた視点で評価出来たかもしれません。ただ、やや客観的になりすぎた評価しか出来なくなってるかも…との懸念もありますが…。スタイルよし、可動性よしと、全体的には非常によく出来ていますけど、仕上げのまとめでもう一押しが足りなかった、そんな感じですかね; 細かい所はこれからレビューでジックリと紹介していきまーす。
今回のレビューは、ノーマル形態編とクアンタムバースト形態編の2編構成でお送りしますので、最後までお楽しみくださいませ。

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機体全体のまとめ具合は、エクシアに似た外観です。まーよくよく見ていくと、細部のデザインはエクシアではなくダブルオーのそれに近いですね。最近のMGらしく、基本的な色分けは完璧ですよん。

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ただ、バックパックとアームで一体化したシールド(もう1基のGNドライブ込み)、それに伴い小型化された左肩を見ると、左右で不釣合いのためエクシアともダブルオーとも違う印象も受けます。

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お顔はエクシアか…リボンズに近いですね。なかなかの男前です。首の可動範囲は結構広範囲なのですが、襟元に可動軸が見えてしまっているのが少々マイナス。見上げる動きをすると丸見えになってしまうorz

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肩、腕周りの可動範囲。胸部は左右に開くことで、胸を開いた動きを再現出来ます。加えてかなり外側へと引き出せるため、思ったよりも前後に動いてくれますよ。肘の可動範囲は構造上あまり広くありませんが、手首が二重関節化されているので、トータルとしてはほぼ180度曲がります。さらに手首の付け根が、お馴染みのボールジョイントではなく2軸化されており、これが非常にいい動きをしてくれます。

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コックピットハッチは、設定通り上下に開くタイプですが、きちんとインナーハッチも開閉可能になっています。

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腰周りの可動をまとめたものです。前後はやや控えめな感じの可動範囲ですけど、左右は結構動いてくれます。00キットではお馴染みの、サークルフレームが胸部に採用されている恩恵ですね。回転軸の写真がないのは、360度回転可能だからです。

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股関節の可動範囲は、開く方向がやや控えめに感じますが…これはサイドスカートが干渉するためで、実際はもっと開きます。そして、股関節はエクシアのものと同様に左右独立して上下にスイングが出来ますから、ポジションを下側に移せばサイドスカートとの干渉が軽減されるため、さらなる開脚も可能ですよ。

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膝は、独特の二重関節構造により180度しっかり曲がります。膝の装甲は、上側、下側ともに、膝の動きに合わせて連動可動するようになっています。足首の可動範囲もかなり優秀なので、接地性は抜群ですっ。

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股関節のスライドギミックを活用することで、より自然な立膝のポージングをとれます。このあたりは、最近のMGらしくばっちぐーですなー。立膝マニアとしては、申し分ありません。

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ここからは付属品の紹介です。1つ目はGNソードV。ソードモード(左)、ライフルモード(右)の仕様は、ダブルオーのGNソードIIに近いです。刀身部分は、GNソードIIIなどで見られるクリアタイプが刀身全体に広がっています。GNソードビット6基と1つになることで、バスターモードの形態も再現可です。

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GNシールド。これ自体に太陽炉が搭載されていて、ツインドライブの1基として機能する他、GNソードビットのキャリアベースにも(ケルディムのそれと同様、ビットに対する効率的な粒子補給が可能らしい)なっています。GNソードビットの着脱はもちろん、射出形態(写真中段)をとることも〜。

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GNソードVのバスターモードを支えるための、専用アクションベース2スタンドも付属します。MGアストレイと同様に、アームが延長されたタイプになります。

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最後は、GNソードVの腰へのマウント用ジョイント(左)と、アクションベース1(別売り)のためのジョイントアタッチメント(右)です。

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ここからは、武装を持たせていろいろなポージングを〜。一気に写真を紹介しましたが、全てライフルモードの状態です。驚きなのはその保持力。手とグリップはしっかりとホールドしますし、手首の関節をボールではなく2軸化したことで、手首の垂れもありません。驚愕の仕上がりー。

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当然ソードモードでも、その保持力はバッチリ発揮されます。いつもこれくらい保持力が万全だといいのですが…。ちなみにスタンドは、アクションベース1 ソレスタルビーイング クリアグリーンver.を使用。

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手首の関節は、水平方向の関節軸が少しだけ緩いのですけど、ソードモード時は腕内側とGNソードVが連結されるので、横持ちなどの構えでも重さ負けすることはありません。ストレスなく迫力あるポージングを楽しめます♪

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GNソードビットは、キャリアベースであるGNシールドからそれぞれ分離することが可能です。A、B、Cタイプが2基ずつ計6基からなり、それら全てに引き出し式のグリップが内臓されていて、手に持たせることも出来ます。劇中では、残念ながら使用されなかった使い方ですが、クアンタの戦闘シーンの少なさを考えると、仕方ないかもですね;

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GNソードVは、マウント用ジョイントを使うことで腰に携帯させることが出来ます。ただ、腰のマウント用ジョイント穴を露出させるには、サイドスカート下側の差込位置を変更するタイプになっているので、ここが外れやすかったりします; なので、ピンを太くするなどの対応が必要でしょう。せめてスライド式にして欲しかったなぁ…。

「ノーマル形態編」はここまでです。引き続き「クアンタムバースト形態編」をご覧くださいませ。
    

            

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