
ソレスタルビーイングで開発された新世代ガンダムの4機の内の1機。イオリア・シュヘンベルグより”トランザムシステム”と共に託された新たな主機関理論”ツインドライブ”を搭載した初の機体であるダブルオーガンダムに、追加ユニット”オーライザー”をドッキングさせた機体。オーライザーとは、当初ガンダムの支援機として設計され、GNドライブは搭載していない代わりに大型のGNコンデンサーを内臓し、GN粒子が不足した場合はガンダムとドッキングしてGN粒子を補充するという想定で開発された。しかし、ダブルオーガンダムは、ツインドライブシステムより得られる粒子量のあまりの多さに、その粒子量を完全に制御するには至らなかった。そこでツインドライブの真の性能を引き出すために、新たに粒子制御機能をオーライザーに追加搭載し、当初の支援機という形ではなくドッキングしてツインドライブの真の性能を引き出す増設ユニットとして運用されることとなる。
ダブルオーは、このオーライザーとドッキングすることで、単機では発動することの出来なかったトランザムを発動可能(発動は可能だが、粒子制御をしきれず機体がオーバーロードしてしまう)とした。オーライザーとドッキングしたダブルオーガンダムは、名称も”ガンダムを超えるもの”と言う意味で”ダブルオーライザー”となり、トランザム時には想定していたツインドライブの理論限界値を遥かに超える粒子量を発生させる。文字通り全てを超越したガンダムとなった。オーライザーのパイロットは、沙慈・クロスロード。
ようやくのレビュー公開です。お待たせいたしましたーm(_ _)m 待たせてしまった分、ボリュームたっぷりでお届けしますよ。…いや、アレもコレも紹介したいって撮影やレビューを欲張ってたから、こんなに待たせてしまったともいうかもしれませんorz 他にもいろいろ理由はあるのですが…後ほどかな; さ、さて、今回のMGダブルオーの率直な感想としては、PGのときにも思ったことですが…「ダブルオーライザーのレビューはもう遠慮したい」ですかね(^^; そんな嫌になるほどのボリュームを、1/100スケールキットの中にギュッと凝縮しているわけですから、出来は悪いわけがないのですよ。PGを踏まえてのMGですし、プロポーションや可動性など非常に良い出来だと思います。問題は、そのまとめ方や、凝縮したギミックや要素を支える基礎部分(保持力や色分けなど)がしっかりしているかですね。そのあたりを踏まえつつ、写真たっぷりでレビューしていきますよっ。
尚、今回のレビューは、「 ダブルオー編 」、「 ダブルオーライザー編 」、「 発光ギミック全面開放編 」の3編構成となっています。プラモ系では久しぶりの長いレビューとなりますので、ごゆるりとお楽しみください。ということで、まずはダブルオーガンダムの状態から…どうぞっ!
※ 2011.07.18 「発光ギミック全面開放編」に追加の写真を掲載しました。
ナイスなプロポーションです。頭部、四肢の大きさなどのバランスもよく、ある意味MGらしいスタイルと言えるかもしれません。今見ると…な無印1/100、シャープ&マッシブなPGと比較すると、それぞれのコンセプトの違いが見えて面白いですよ。PG版は、少し尖ったデザイン(鋭角なという意味ではなく、ある方向性に突出したという意味で)になっているので、MGの方が万人受けしやすいプロポーションかもしれません。2枚とも特大サイズなので、じっくりとどうぞー。
また、肩周り、上腕付け根、肘の各部を関節補強しています。デフォルトの状態では、おそらくGNソードIIIのライザーソードを保持し続けることは、かなり難しいと思われますので、要補修箇所と言えるでしょう。
補修箇所は、アームのバックパックへの付け根軸、マウントアーム同士(バックパック側アームとマウント側アーム)の接合軸の2箇所です。
補修箇所は、前後のスイング軸、ボールジョイントの2箇所です。問題はボールジョイントの方で、かなりしっかり盛ってやらないと効果は出ませんし、盛り方にも気をつけないと、返って緩くなったりもしますので注意です。キットそのままの状態では、組み立て後は大丈夫でも、時間経過or弄っている内にすぐにオーライザーの重みに耐えられなくなるようなので(ポージングを気にしなければ、バランスをとることで自立は可)、固めに調整しておきましょう。ただしキツ過ぎる関節は、関節周りのパーツへの負担も非常に高くなり、パーツ破損の危険も伴います。そのあたりの加減に気をつけて、自己責任の下で作業してくださいね。その意味では、腰ボールジョイントに関しては、隙間に厚みを調整したスペーサーを挟むことで、腰の反りを防ぐことも可能ですよ。
股関節に関しては、一通りの課同軸に対して調整をしています。加えて、サイドスカートを固定するためのボールジョイントにも同様に処置しています。こちらもガンダム00系MGの共通点(前者とは違いこちらは悪い共通点ですが;)として、ポロリしやすいので…orz
膝に関しては特に補修はしていませんでしたが、撮影で一通り弄り回すと少々関節に遊びが出てきます。なので、膝も軽く調整しておくといいかもしれません。足首は前後左右の2箇所の可動軸に対して調整を行っていますが、つま先の可動にも調整を入れておいた方がよいかもです。
この中にも補修対象がいたりします; アクションベース1用のジョイントアタッチメントなのですが、ダブルオーライザー状態だと角度によっては支えきれずに、落下事故を起こします。非常に危険なので、出っ張り部分を嵩増しした方がよいでしょう…;
以上、ダブルオーガンダムの紹介でした。こちらも特大仕様になっていますので、大きい状態でご覧になる場合は、画像をクリックしてくださいませ。
「ダブルオー編」はここまでです。引き続き「ダブルオーライザー編」をご覧くださいませ。