MG 1/100 MBF-P03R ガンダムアストレイ ブルーフレーム セカンドリバイ [ GUNDAM ASTRAY BLUE FRAME SECOND REVISE ] 完成レビュー

2010.03.17 | author: | MASTER GRADE | 開発計画
MG 1/100 MBF-P03R ガンダムアストレイ ブルーフレーム セカンドリバイMG 1/100 MBF-P03R ガンダムアストレイ ブルーフレーム セカンドリバイ

オーブ連合が開発した試作MSアストレイ5機(レッドフレーム、ブルーフレーム、ゴールドフレーム、グリーンフレーム、ミラージュフレーム)の内の1機。アストレイは、大西洋連邦とモルゲンレーテ社の共同で開発された”G兵器 ”のデータを元に開発されている。他のMSと比較して非常に軽量に造られており、フェイズシフト装甲がない代わりに装甲を減らし、機動性を高め回避率をあげている。ザフトによるヘリオポリス襲撃事件の後散り散りになり、当時組み上がってすらいなかったグリーン、ミラージュフレームともども別々の運命を辿ることとなる。
ブルーフレームは、数々の戦闘により損傷と修復を繰り返すことで着々と進化を遂げていった。近接戦闘に特化したセカンドG、タクティカルアームズを搭載したセカンドL、重力下の局地戦(亜熱帯地域)に特化したサード、そしてセカンドLをさらに発展させたのがセカンドリバイである。タクティカルアームズの運用形態がさらに広がり、より多目的な運用が可能なように調整されている。
パイロットは、コーディネイターの傭兵、叢雲劾。

キット完成からすっかりお待たせしてしまったMGブルーフレームの紹介です。MG化されたのは、最新シリーズの「機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY」に登場するセカンドリバイということで、初MG化のアストレイ本体はもちろんのこと、タクティカルアームズのギミックも気になるところですね。機体装甲色だけでなく、フレームカラーがそれぞれ違うという変わったデザインのアストレイなのですが、組み上げる前と後の印象は大分違いますね。最初はおもちゃっぽいというイメージが強かったのですが、慣れてくると意外とそうでもなかったりしますので、キット本体の可動性の高さ、ギミックの多さという点では、作成中(最初は目が疲れましたが;)はもちろん完成後もとても楽しめると思います。今回のレビューは1編構成ですが、ボリュームはありますのでごゆっくりご堪能くださいませ。
追記: 腰の引き出し式関節についての紹介を、レビュー中の可動範囲のところに追記いたしました。

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タクティカルアームズIIなしの状態です。ブルーフレームという名の通り、フレームカラーは青。プロポーションとしては、マッシブな感じに仕上げられていますね。

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背面はタクティカルアームズIIのマウントベースに隠れていますが、それらを外すとかなり青率が高いです。ただ、腕にしろ脚にしろ、カラーリング(装甲の白とフレームの青)が入り組んでいて複雑な造形になっています。

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バストアップです。頭部も一風変わったデザインですよねー。ブレードアンテナも航空機に使われているタイプに似ています。

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首は2重関節可動なので、ネックガードがある割にはよく動く方でしょう。

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装甲表面の情報量が多い機体なので、肩の大きいマーキングシールもついでに貼ってみました。シンプルなデザインだと浮いてしまいますが、アストレイなら合いますね。ちなみにここのシールはテトロンシールなので、貼る際は可動ラインだけじゃなく溝やカーブに合わせて切り込みを入れてやると綺麗に貼れますよ。

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肩の装甲は前後の装甲、突起部の下側が可動式となっているので、腕の動きを阻害しないような工夫がされています。

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また、肩の付け根も上下前後に動きます(引き出すことも可)から、肩周りの可動は結構優秀です。

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肘関節は150度ほどが限界なんですけど、手首がさらに曲がりますので外観的にはかなり曲がって見えます。

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胴体部の装甲は、腹部の可動のために上下で分割可能な形になっています。MGならではの多層構造を実感させる手段として、内部を塗り分けてやるとチラリと見えるアクセントになりますよ。

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コックピットはもちろん開閉可能。セカンドL以降は、胴体部はトランスフェイズシフト装甲を使っているようなので、ここの防御力はありそうです。

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腰横方向のスイングは2箇所の可動ポイントにより、そこそこ動きます。

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回転軸も写真のように結構回りますので、アクション性の高いポージングもそつなくこなせます。

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前後のスイングはあまり大きくは曲がりません。ただ、このわずかでも動くことがネックになることもあったりますorz それについてはまた後ほど…。

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ここから追記レビュー分です。腰は大変珍しい引き出し式関節となっているため、写真のように引き出して可動範囲をさらに広げることが可能です。

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横方向は、↑で紹介したものよりもさらに動いてくれます。これだけ腰を横に動かせるMGは、他にないかもしれませんね…。

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前後方向も引き出すことである程度動かすことが可能になりました。ご指摘いただいた皆様ありがとうございますーっ_(._.)_ 追記分はここまでとなりまーす。

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フロントスカートとサイドスカートは、1つの可動式アームに取り付ける形になっているので、そのアームを展開することで太腿の可動範囲をより広く取ることが出来るようになっています。

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左肩同様、右膝にも大き目のテトロンシールが用意されています。こちらもついでに貼ってみましたが、左肩のマーキングとバランスが取れて丁度いいです。ここはパーツ分割が複雑に入り組んでいる上にRのキツイ曲面となっているので、カットラインは慎重に〜。貼っている工程の写真を取っておけばよかったですねorz

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膝の可動範囲は、170度弱くらいかなぁ…結構曲がりますよ。太腿装甲前面側、膝の装甲、膝内部のアクチュエーターが膝の動きに連動して可動するようになっています。

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開脚率も優秀です。腰周りに余計な装甲がないことと股関節構造の関係により、脚部を思う存分動かすことが出来ます。

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一番驚いたのは、この足首の横方向の可動範囲。過去のMGの中でも最高LVだと思います…というか他にここまで優秀なのがあったかな……。2重関節に加え、アンクルガードの取り付け方に一工夫あるおかげです。

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横方向の広さを見たあとだと、前後方向の標準的な可動範囲には少しだけがっかり。あと案の定と言うべきか、足首周りの関節のヘタリが気になりましたorz

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足にはちょっとしたギミックが内臓されており、踵、つま先に仕込まれたナイフ刃を引き出すことが出来る(差し替えではありません)ようになっています。

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踵のナイフ刃といえば、”踵落とし ”ですが…ほんとにそのポーズを取れてしまうあたりが凄いっ。近接戦闘向けな機体なだけに、非常にアグレッシブな可動性能(MGの中では間違いなくトップクラス)です。

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お馴染みの立膝も綺麗に決まります。曲げた膝にはスライド装甲による見所もありますし、いい感じですね。

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欲を言うと、もう少しつま先を真っ直ぐ伸ばすことが出来れば、膝をついた側の足首周りがより綺麗に見えるのですが…。

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ここからは付属品の紹介です。まぁ付属品自体はそこまで多いわけではないんですよ。ただ、その中の大物たるタクティカルアームズIIのボリュームがすんごいです。

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先ずは、一番インパクトがあるソードフォームです。まさに”大剣 ”といった感じで、ビーム刃でないのも特徴ですね。

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続いてはフライトフォームです。剣先を折りたたみ、展開させて主翼にしているあたりが面白いです。

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逆側から。この形態でブルーフレームの背中に取り付けるわけですが、その状態で後方にガトリングを放つことも可能とか…。

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刃の部分を左右に分割して、なんとバイポットとして使っています。ただ、タクティカルアームズIIだけではこの形態は完成しません。

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ブルーフレームの腰後についているパーツを2つ取り付けることで、正式なガトリングフォームとなります。また、刃の部分を外してガトリングアームとして使うことも出来るようです。

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さらにタクティカルアームズIIから刃の部分を取り外して、腕へのジョイントとグリップを引き出しビーム刃を取り付ければ、腕と一体化した剣となるソードアームとして機能します。

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↑ですでに登場しましたが、他の付属品としてソードアーム用のビーム刃、アーマーシュナイダーも付属します。

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付属品最後は、巨大すぎるタクティカルアームズIIを支えるためのスタンドとして、アクションベース2(アストレイ仕様)が付属。メインアームがかなり延長されています。あとは、お馴染みのアクションベース1用のジョイントアタッチメント(写真右下)ですね。

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それでは、実際にタクティカルアームズを使ったバリエーションを紹介していきます。最初は、フライトアームズ装備状態です。後側のボリュームがかなり増しましたねー。

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フライトフォームということで、スタンドを使用して飛行イメージが似合いますが、この状態だと両手があく(装備するものがない)という変わった形にもなります。

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フライトフォーム装備時の欠点は、立たせた際に背中の重量に引っ張られて上半身が仰け反ってしまうことです。バランスをとることで自立は問題ないですけど、常に胸を張ったような状態になってしまう(腰の前後可動のときに話したネックはこれ)んですよね。

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続いて、ソードアーム形態。セカンドLから追加さたタクティカルアームズIIの新形態となります。

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分割しているとはいえそれでもかなり大きい代物ですが、腕と手による2箇所により保持力は十分です。

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両腕に装備する関係で、ポーズによっては写真の1枚枠に収めるのも一苦労なほど大振りです(^^;

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これだけの長さに対して、肩、肘周りは意外にもほとんどの状態できっちりホールドしてくれます。

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ソードアームの重さに負けがちな可動箇所(肩の可動軸)もありますが、ショルダーアーマーにある前後の装甲によって腕を挟んで固定する荒業で乗り切れますw

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お次はガトリングフォーム。ソード刃部分をバイポッドにしてしまうという発想の転換で、口径の大きい銃でありながら命中率は高まるそうです。

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タクティカルアームズIIそのものの大きさにより、どの形態も迫力のあるポージングを楽しめます。

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ソード用の長いグリップ部分を活かして、いろんな形の両手持ちも出来ると思いますよ。
あと、写真を撮り忘れてしまいましたが、ソード刃を取り外したガトリングアーム形態もあります。ただ、この状態の場合は腕での保持がキツイかもなので、その場合はタクティカルアームズ用のスタンドを使いましょう。

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タクティカルアームズIIの一番派手な形態でもあるソードフォームです。実体剣としては相当なボリュームです。背負わせることで、片手での保持もかろうじて出来ちゃいます。

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ちょっとしたポーズでも付属のアクションベース2が不可欠なほどの重さですorz

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しかし、それのおかげでどのようなポーズもしっかりと取らせることが出来るのはいいですね〜。どうせなら、この付属スタンドもクリア仕様なら良かったのですが…。

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問題点は、武器にまでスタンドがあるわけですから、ポーズを決める作業がかなーーり面倒になること。PGダブルオーライザーに匹敵する面倒さですねorz

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本体側に取り付けるアクションベース1のアームを思いっきり寝かせれば、突進力を利用したソードフォームによるダイナミックな突きを再現可能です。迫力満点ですよっ。

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あとは、アーマーシュナイダー類をご紹介しましょうか。アーマーシュナイダーは、通常は両太腿のラックに収まっています。固定方法がピン(ラック側)とダボ(ナイフ側)によりしっかりとハマるので、刀身を塗装する場合はしっかりとクリアコート(じゃないと剥げます;)しましょうね。

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取説にも描かれていたカットも、高い可動性を駆使することで再現可能。個人的には、タクティカルアームズを使ったポージングよりも、こちらの方が各部の動きをしっかり確認できるので好きだったりします。

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マッシブな機体デザインが活きる派手なポージングが出来るのがいいですね〜♪ ただ、ナイフをしっかりグリップさせようとすると、柄と人差し指がかなり擦れるので…指を塗装している場合は剥げが怖い;;

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飛び踵落としなんてダイナミックなポージングも楽しめます。このキットは、動かしていて非常に楽しいですよー。

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以上、アストレイ ブルーフレーム セカンドリバイの完成レビューでしたー。

総評でーーすっ。ひっさしぶりのSEED系MGなのですが、見た目とは裏腹にかなり楽しめるキットでした。作成中は青いパーツに目がチカチカしてちょっと泣かされましたけど、組み上げてみると想像ほどおもちゃっぽくはなく、ボリュームもあって良かったです。
プロポーションは、元をあまり知らないのですが個人的好みとしてはかなり良いと思います。MSという機械でありながら、妙に肉体的ですしね。可動性は、これだけ動けば十分でしょー。足首の前後の可動域にやや不満はあるものの、それを補ってあまりある横方向の広さがありますし、他の箇所も非常に良好です。色分けについては、頭部、タクティカルアームズ、指の一部において色分けの再現が出来ていません。指先については仕方ないとしても、どこも何気に目立つ部位なので惜しいですねぇ…。オマケについては、種類は少ないものの1つで5通りの楽しみ方のあるタクティカルアームズIIとそれようのスタンドが付属しているので十分と言えます。
気になったのは、腰と足首の関節保持力、それに大きすぎるタクティカルアームズの取り回しです。足首については、SEED系MGで散々問題として上がってきた点なので、いい加減直してもいいのでは?と思います。腰についても、これだけの重量ブツを背負えばどうなるかは分かりそうなものですけどねぇ。タクティカルアームズについては、元がこういう設定なので仕方ないんですけどね; 保持についてはWスタンドとすることでOKですが、その分使い勝手がかなり悪くなってしまったのが残念でした。

そして総評の途中ですが、順調に見えるレビュー撮影時にはこんなトラブルが発生していました。

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タクティカルアームズのブースターのジョイント部が、動かした瞬間に「パキッ」という音とともに割れたのですorz 組み立て中は特に違和感はなかった(レビュー時まではまったく動かしていない)のですけど……恐らくは材質に金属粒子を混ぜている影響でしょう。軸と接する側に亀裂が入り反対側はかろうじて繋がってましたが、負荷がかかって白化しているのが確認できますね;; とりあえず、Vガンダムのとき(総評に破損箇所の画像を追加)と同じように0.8mmの真鍮線を緑棒のように打ち込み補強、瞬間接着剤で補修しています。
以上の保持力の問題とパーツ破損の点から、ユーザーへの配慮の評価は下げざるをえませんでした。少なくとも破損がなければ…勿体無いですね…。

とまぁ痛い問題はありましたが、総じて言えば実際に動いているのを連想できる(現状アニメにはなっていません)よう細部まで作りこまれた良いキットだと思います。このあたりのMG化を期に、映像へのメディア展開もされるともっと人気が出るかもですね。
    

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