MG 1/100 GF13-017NJII ゴッドガンダム [ GOD GUNDAM ] 完成レビュー

2006.11.20 | author: | MASTER GRADE | 開発計画
MG 1/100 GF13-017NJII ゴッドガンダムMG 1/100 GF13-017NJII ゴッドガンダム

ミカムラ博士により開発された、ネオジャパン所属のシャイニングガンダムの後継機。ノーマル状態ですら、シャイニングガンダムのスーパーモードに匹敵するパワーを持ち合わせている。そして、明鏡止水の境地を開眼したドモン・カッシュにより、ハイパーモードになれば機体性能が上がるだけでなく、搭乗者の第六感、第七感覚すらも引き出す力を秘めている。尚、ハイパーモード時には、背部の6枚のバインダーが展開し、胸部マルチプライヤーが露出する。シャイニングガンダムと比較すると比較的シンプルな変形機構である。最大の武器は、シャイニングフィンガーを発展させた爆熱ゴッドフィンガーであり、ハイパーモード時のみ使用可能。この爆熱ゴッドフィンガーのエネルギーを利用した技も多数使用可能である。

「機動武闘伝Gガンダム」より、主役機ゴッドガンダムです。キットでは、ファイティングアクションシリーズの第一弾としてMG化されました。格闘がテーマになっている特異なガンダムだけに、可動性をとことん重視しています。内部フレームは、頭部を除いて完全に作られ、それに装甲が付くという形になっており、装甲の干渉を極力抑えることで”腕組 ”すら再現しています。しかしながら、当初付くと言われていた日輪風クリアパーツが結局排除されたりと、不満が残る点もいくつかあります。

MG 1/100 GF13-017NJII ゴッドガンダム

流面を主体とした機体の特徴をよく再現していると思います。全体のバランスも良いですね。手は、MGでは初の完全固定式で、可動手は付属していません。しかも、素材が軟質ゴムで再現という特異ぶりです。

MG 1/100 GF13-017NJII ゴッドガンダム

バストアップ。頭部は思ったよりも小さくまとまられ、丸みのある仕上がりになっています。カメラ部は、もう少し鋭角的でもよかったかな?

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背部は、コアランダー(分離変形可能)の主翼にもなっているバインダーが大きな特徴ですね。メインスラスターは、残念ながら可動しません。

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脹脛のサブスラスターも、設定通り展開可能。足裏は、なんと軟質ゴムパーツで構成されており、接地性を高めています。ほんとに何から何まで変わったMGです。

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胸部のエネルギーマルチプライヤー、肩部のバルカンポットも展開可能です。マルチプライヤー部には、キングオブハートの紋章が浮かぶジュエルシール付き。

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爆熱ゴッドフィンガーも、もちろん再現可能です。ゴッドフィンガー時は、クリアオレンジの専用手を用い、ナックルカバーが手前側にスライド、クローが起き上がります。ナックルカバーのスライド部は2軸になっていて、しっかりと位置を保持出来ます。背面バインダーも展開出来ます。

MG 1/100 GF13-017NJII ゴッドガンダム

両手にゴッドフィンガー用のクリアパーツを持ちいれば、石破天驚拳も再現可能。肩にはかなり強力(笑)な引き出し機構があり不自然なほど引き出すことが可能です。

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手パーツには、握り手(穴無)、握り手(穴有)、クリア手、以外に掌状のパーツも付属しています。これは左右で角度が180度異なり、こういったポーズも可能。

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そして、その掌状パーツを使えば、このMGシリーズの目玉とも言える”腕組 ”を再現することが可能です。これを目にした時は、本当に驚きました。

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アップで。肩の過度なまでの引き出し機構、胸部の胴体内部への収納機構、特異な二つの掌、この3つが腕組を可能としています。ただ、腕の角度調整が思いのほか大変です。

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ビームソードには、クリアグリーンの日本刀の刀身成型のものが付属しています。しかし、本来はクリアレッドのはずでは?ま、まぁ、刀身形状はいい出来ですしね;

いろいろと素晴らしい試みは見られるものの、そちらにばかり意識がいって、基本的な部分が疎かになってる点が目立ちます。可動性はたしかにいいのですが、股関節はフロントスカートに邪魔されそこまで駆動しませんし、関節が全体的に緩めで保持力が低い、設定とは違う成型色のビームソード、付属するはずだった日輪クリアパーツのオミットと減点対象が目白押し。しかし、試みとしては決して悪くないと思います。腕組が出来るガンプラなど、今後出てこないでしょうし。(先ずしないでしょうけど;)スタイルも悪くはないので、一味違うMGとして作ってみてはいかがでしょう?
    

GF13-001NHII マスターガンダム

            

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