開発、製造は全て謎に包まれており、実質東方不敗がクーロンガンダムの後継機として搭乗する機体という以外は判明していない。一説には、クーロンガンダムがDG細胞により変異した姿とも言われている。実際、装甲はDG細胞により生成されており、強力な再生機能を有している。
しかし、東方不敗の強靭な精神力によりDG細胞の暴走(自己増殖、自己進化)は抑えられ、あくまで再生にのみ作用しているのは驚異的であり、謎である。非常に強力な機体ではあるが、その分明かされない謎も多い機体となっている。
「機動武闘伝Gガンダム」よりマスターガンダムです。
ファイティングアクションシリーズの第二段としてリリースされたMG。初代のゴッドガンダムの反省点を活かし、背部バインダーのマントとしての機能を完全オミット、スカート部をゴム樹脂で繋ぎ可動性を確保といった、努力が見られる。その甲斐もあってゴッドガンダム以上の可動性が確保されている。しかしながら、関節(特に背部バインダー)の緩さは継承していて、以前保持力に問題が残るのは残念な所です。
ゴッドガンダムと同じく、流面を多用した機体デザインを上手く再現しています。基本的な色分けも申し分なく、第二段に恥じない出来ではないでしょうか。
バストアップ。頭部形状は、やや……な所もありますが、概ねいいのではないでしょうか。ゴッドガンダムと同じく、胸部には胴内部へめり込む機構あり。また、コックピットが完全に破棄された唯一のMGではないでしょうか?(ゴッドではコアランダーで再現していたが、現在は初めからコックピットのない真武者頑駄無もある)
後ろから。バインダーのマントへの変形機構は省かれています。しかし、保持力がかなり低いので、展開状態を維持することはそのままでは先ず不可能。残念です;;
股関節の可動は、スカートのゴムパーツによる連結のおかげで良好ですね。肩関節は相変らずの鬼の引き出しなので、腕をぐっと伸ばすようなポージングもご覧の通り。
腕部分は、ダークネスフィンガー再現のため伸縮が可能となっています。写真では紹介していませんが、差し替えでリード線を用いてディスタントクラッシャーも再現可能です。
マスタークロスは、クリアレッドのパーツで再現。それ専用の持ち手もあります。しかし、、、MS(MF)が布で攻撃というのもすごいですね;
ちょっとボケてしまいましたorz 腕組も当然このマスターガンダムで再現出来ます。コレが出来るのは、ゴッドガンダムと同じく3つの要素のおかげですね。
アップで。肩側面が完全に正面を向いているのが分かります。それほど、ファイティングアクションシリーズの肩引き出し機構は強力ですw
ダークネスフィンガーも専用のクリアパーツ手を使うことで再現できます。クリア手パーツは両手分ありますので、石破天驚拳も可能です。
また、このキットでは、抜き手、マスタークロス用手、腕組み用、ダークネスフィンガー用以外に、ゴッドガンダムと組み合う為のクリア手が、マスターガンダム、ゴッドガンダムの両方分付いています。
これにより、因縁の両機の死闘も再現可能となっています。しかし、、、成型色がクリアレッドなので、ゴッドガンダムには不向きな色かも…。
非常に残念なキット。ファイティングアクションシリーズ第二弾として、ゴッドガンダムの反省点を踏まえて作られているのですが、全体的な関節の緩さ、特に背面バインダーの緩さが致命的な欠点となっています。補修すれば済むことなのですが、それを前提としているのもおかしいですよね。申し分ない可動性、色分け、スタイルがあるだけにもったいないです。尚、背面バインダーは旧キットから流用すれば、ノーマルモード(マントに包まれた状態)を再現可能となっています。結論としては、本機に思い入れがある方は、買ってもいいかな。オマケ要素も活かすなら、ゴッドガンダムとセットで。