MG 1/100 RX-178 ガンダムMk-II Ver.2.0 ティターンズ [ GUNDAM Mk-II Ver.2.0 TITANS ] 完成レビュー

2007.01.25 | author: | MASTER GRADE | 開発計画
MG 1/100 RX-178 ガンダムMk-II Ver.2.0 ティターンズMG 1/100 RX-178 ガンダムMk-II Ver.2.0 ティターンズ

ティターンズのジム・クゥエルに代わる旗機として、一年戦争で活躍したガンダムをベースに開発された機体。ジオン残党狩りを目的としたティターンズの言動に正当性を持たせる為にも、ガンダムの名を冠した(ガンダムヘッドのついた)MSは好都合であった。最大の特徴は、これ以降のMSの基礎とも言うべきムーバブルフレームをはじめて本格採用した点である。従来のハコモノ(モノコック)構造とは違い、装甲と内部フレームを分けることにより可動範囲は飛躍的に向上し、より人に近い動きが可能になった。さらに後、複雑な可変MSの発展へも大きく貢献することとなる。しかしながら、装甲材には開発の遅れから旧素材を使う等、あくまで次への”繋ぎ”でしかなかった面もある。ティターンズカラーに染まった外観から「黒いガンダム」とも呼ばれた。 ティターンズのフラッグシップとして象徴となるはずだったガンダムMk-IIだが、テスト中に反ティターンズ組織エゥーゴに奪われ、ティターンズは皮肉にも自らが作り上げた機体に当面大きな打撃を受けることとなる。

「機動戦士Zガンダム」より、前半主役機の元になるガンダムMk-IIティターンズカラーです。エゥーゴカラーのVer.2.0が出た時点で、誰もが出るであろうと思っていたティターンズカラーのVer.2.0です。先に発売されたエゥーゴカラーとの相違点は、デッキ風スタンドのオミットだけでなく、エゥーゴカラーでは不十分だった腰関節の横方向への回転を、新規パーツで可動範囲を拡大したことです(現在は、エゥーゴカラーにも同じパーツが付属するためこの相違点はありません)。これにより、エゥーゴカラーでは不可能だった、より自然な動きが可能になっています。腰の回転だけなのですが、重要なファクターなんですね。あと、バズーカマガジンの予備が付属されるようになりました。

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色合いが真逆なせいもあって、随分と印象が変わります。膨張色である白が主体のエゥーゴカラーよりも引き締まって見えます。

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後ろ姿も、やはり引き締まって見えますね。個人的には、ティターンズカラーの方が好きだったりします、昔から。

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エアダクトの上のセンサーは、例によってシールの余白を使っています。バルカンポットの右側上の凸部分は、赤で塗装。肩の機体番号は、3号機と悩んだ挙句に2号機に(なんとなく)

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ちょっと残念なのが、コックピットハッチ上側がちょっと緩いです;; あとは、、首関節もユルユルなのでここら辺は補修が必要ですね。

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エゥーゴカラーではやらなかった内部フレームも今回はお見せします。って…腕のフレームとり忘れてました_/ ̄|○

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上半身のフレームです。せっかくのティターンズカラーなので、お決まりの金銀で装飾しています。

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脚部も同じく装飾を。ティターンズカラーでも、足首のショックアブソーバーにはメッキパーツが付属していますので、シリンダー側はゴールドに。

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内側も同様に。普段見えない箇所ですが、ちょっとしたアクセントになります。脚部は特にムーバブルフレームの再現に力を入れている所ですしね。

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立膝も文句なしです。股関節の前後のスイング機構は、エゥーゴカラーよりもしっかりと前後位置でロック(固い?)されるので安定感があります。

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脚部のムーバブルフレームは、もちろんエゥーゴカラーと同様Ver.2.0仕様。PGを思わせるこの再現力は、何度見ても関心します。

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腰関節も、横軸方向に可動可能に。そこまで大きな可動域ではないですが、エゥーゴカラーと比べると、その差は歴然です。これだけでも随分と違うものですよ。

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肩の可動域も申し分ありません。ですが、シールドをつけていると、関節がちょっと緩いので重さに耐えられないです。ここも要補修ですね。

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付属兵装は、エゥーゴカラーとまったく同一です。シールドマウントのユルさも”しっかりと ”継承されていますorzせめてネモくらいの固定力は欲しかったなぁ…。

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武器関係の保持力は、結構あるほうかな。掌の凸と武器の凹がしっかりと固定される感じです。腰のマウントラックは、設定色の赤で塗装しています。特に全体的に黒い機体なので、これだけでもアクセントになりますよ。

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バズーカもグリップの可動により、自然な構えが可能です。バズーカ本体の色分けも申し分ないですね。Ver.1.0では単色成型だったので、無塗装の場合、微妙な成型色の色合いで区別するしかありませんでした;

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少しアップで。バズーカもビームライフル同様保持力はある方です。ティターンズカラーでは、マガジンの予備も付属しているため、構えながら腰に予備を装着することが出来るように!

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立膝を突きながら、肩に担いで射撃体勢をとる、Ver.2.0の機能をフル活用です。しかし、こうして見ると、もう少しバズーカは長くてもいいような…。

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ビームサーベルのマウント方式もVer.2.0基準ですので、ぐらつくこともなくいいですね。

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シールドも、もちろん設定通りの伸縮が可能です。ふと思うのですが…シールドの裏に装備されてるビームライフルの予備マガジン、かなり取り替えにくそう?

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肘関節もその気になれば180度曲がってしまうので、抜刀ポーズも自然に。ビームサーベルの保持力も問題ありません。

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ビームサーベルは、お馴染みのクリアーレッド。形状もしかりです。そういえばVer.1.0では、固有の形状をしてましたね。

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シールドマウントは、回転軸が設けられているので、腕や肩に干渉しないような位置取りが出来ますが、一定角度以上腕をあげると…マウント位置(方向)によって、シールドが落下しますw(緩すぎるんだよー)

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バルカンポット、ビームライフル、バズーカ、バズーカ用予備マガジンのフル装備も可能です。バズーカは、腰後ろ側のマウントラックに、ビームライフルは、バズーカ用予備マガジンと同様腰のマウントラックに固定可能です。

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これまでの写真では、撮影時にフラッシュを使用(撮影時間が夜で室内が暗い為)しているので、ちょっと紺が明るく出てしまっているので、実際のイメージではこんな感じですというショットを。

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実際は、かなり落ち着いた紺です。まさに、”黒いガンダム ”ですね。

総評です。実に完成度の高いキットです。ただの色換えキットではなく、問題箇所の改善、オミットされる部分もあるものの(スタンド)、追加するパーツ(予備マガジン)もちゃんとあるので損をした感じがありません。価格面では500円安くなっているのですが、その価値は十分でしょう。元が非常に完成度が高かったので、それを上手く引き出したキットですね。色分けもほぼ100点に近い出来ではないでしょうか。しかしながら、関節の緩い箇所はほとんど継承されているので、そこは残念でしかたないです。それでも良いキットであることには変わりないので、A.O.Zとしても注目を浴びているティターンズMSの一機として、手にとって見てはいかがでしょうか。
    

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