MG 1/100 GAT-X105 エールストライク [ AILE STRIKE ] 完成レビュー

2006.11.20 | author: | MASTER GRADE | 開発計画
MG 1/100 GAT-X105 エールストライクMG 1/100 GAT-X105 エールストライク

大西洋連邦とオーブのモルゲンレーテ社が共同で開発した機体で、G兵器として同時期に開発された5機の内の一機。最大の特徴として、相転移式特殊装甲”フェイズシフト装甲 ”(PS装甲)をはじめて標準採用した。また、装備換装システム”ストライカーパック”を使用することにより、高機動のエールストライカー、長距離支援のランチャーストライカー、近接戦闘特化のソードストライカーと、戦況に応じて臨機応変な対応が可能の万能機である。
また、このストライカーパックにはバッテリーユニットが搭載されており、PS装甲のデメリットである可動時間の短さを装備換装によって回避する戦術もとれるが、無防備になる換装時の被弾を考慮するとパイロットの高い熟練、判断力が要求される。実戦でそれを可能にしたのはパイロットであり、スーパーコーディネイターであるキラ・ヤマトの恩恵が大きいところであろう。

人気の「機動戦士ガンダムSEED」から、前半主役機ストライクです。実際ストライカーパックには、エール(翼という意味のフランス語)、ソード、ランチャーの3種がありますが、キットではエールストライカーのみが付属しています。先に発売されている1/100のソード、ランチャーは、残念ながらそのまま使うことは出来ません。(現在は、ソード、ランチャーがセットのMGが発売中)しかし、本体(もちろん付属のエールも)の出来は、非常に素晴らしく、特に可動性はこれまでのMG中最高の出来といっても過言ではないでしょう。後にこの可動性は、PGにてさらに昇華することとなります。

MG 1/100 GAT-X105 エールストライク

機体本体のストライクのみの状態。サイドスカートが大型化しているのが気になりますが、それ以外は以上にバランスよく細身にまとめられています。

MG 1/100 GAT-X105 エールストライク

バストアップ。ブレードアンテナがやや大きい感はあるものの、端整な顔立ちです。肩には他のストライカーパックを装備することを考慮した機構が見られますが、残念ながら発売されていません。

MG 1/100 GAT-X105 エールストライク

コックピットハッチは、上方を引き出しさらに装甲を回転、下側を開くという複雑な機構になっています。しかし、ハッチ自体がかなり硬いですね。

MG 1/100 GAT-X105 エールストライク

後ろから。第1話で繋がれていたエネルギーチューブの連結穴らしきモールドも再現されています。本体のメインスラスター部は赤で塗装しています。このキットで関心した点の1つとして、シールドマウント方式です。マウント自体が90度折れ曲がる構造になっていて、マウント箇所を選択して取り付け位置を選択するタイプに比べ、腕にしっかりと密着します。尚且つ可動部の保持も素晴らしいものがあります。

MG 1/100 GAT-X105 エールストライク

エールストライカーパックを装着した状態です。結構重量物なのですが、仰け反ることもなくバランスよく立てます。ビームサーベルは、ストライカーパックに装備されています。

MG 1/100 GAT-X105 エールストライク

後ろから。こうしてみるとかなりごついですね。翼は引き出し機構+歯車状のノッチの付いたロック機構つきで、綺麗に展開状態折りたたみ状態を再現出来ます。下2つのメインスラスターは、フレキシブルによく動きますよ。

MG 1/100 GAT-X105 エールストライク

ビームライフルは、オーソドックスなタイプです。フォアグリップは回転式で、両手で構えることも可能。膝装甲は、一見膝と連動しているように見えますが、独立で動かせるというだけです。

MG 1/100 GAT-X105 エールストライク

アップで。肘関節の2重化もゆとりをもってされているので、よく曲がります。腰は2重化こそされていませんが、それでも可動範囲はなかなか広め。全体的(エールも含め)な色分けも申し分ないです。

MG 1/100 GAT-X105 エールストライク

立膝もご覧の通り極自然に出来ます。いままでのMGシリーズの中で一番美しい立膝ではないでしょうか。手首はガンダムOO79Ver.のように上下方向に曲がりそうな色分けですが、、、出来ませんorz

MG 1/100 GAT-X105 エールストライク

太腿は、PGウィングゼロからの流用(今となってはSEED系MGの基本構造ですが)で可動に合わせて装甲がスライドします。膝、つま先の可動率も素晴らしく、大概のポージングは可能でしょう。

MG 1/100 GAT-X105 エールストライク

コンバットナイフのアーマーシュナイダーです。両腰に装備されており、設定通り折りたたみが出来ます。これの関係でサイドスカートが大型化してしまったのでしょうね。尚、肩関節は非常によく動きます。

MG 1/100 GAT-X105 エールストライク

このエールストライクには、アークエンジェルのカタパルトデッキ風スタンドが標準付属しています。これにより、発射シーンを再現したディスプレイが可能となっています。

MG 1/100 GAT-X105 エールストライク

後ろから。かなり迫力ありますね。特筆すべきは、エネルギーサプライケーブルも再現されている点でしょう。これにより臨場感はさらに高まりますね。

MG 1/100 GAT-X105 エールストライク

スタンド中央には、フライング状態の支持アームも取り付けられており、飛び出す直前、飛び出した後と、様々なディスプレイを楽しめます。ポイント高いですよ。

さて、総評ですが、素晴らしい完成度のキットだと思います。スタイル、可動性、内部フレームの再現、色分け、オマケ要素、どれをとっても高いレベルで実現できています。注文をつけるとすれば、何度か言っていますがサイドスカートの大きさ、コックピットハッチの硬さ、、くらいかな。膝関節の装甲との連動も出来れば実現して欲しかったところではありますけど、現状でもそこまで不満はありません。あとは他のストライカーパックが未発売であること、それくらいです。元を知らない人も、ガンダム好きであれば手にして欲しい一品です。
    

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