MG 1/100 ZGMF-X56S/β ソードインパルス [ SWORD IMPULSE ] 完成レビュー(MS形態編)

2009.04.26 | author: | MASTER GRADE | 開発計画
ここからは、「MS形態」をお送りいたします。格納時には分離した状態のインパルスですが、発艦後は合体しインパルスへと変形します。インパルス単体、ソードシルエット装備のレビューを書いていきます。

MG 1/100 ZGMF-X56S/β ソードインパルス

先ずは、インパルス本体のみを。非常にスマートですが、肩、膝にボリュームを持たせ、つま先を長めにしてあるので、見た目のバランスも良いですね。カッコよいです。

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頭部もインパルスとは思えない二枚目に。ただ、首の可動範囲は、相変らずの狭さ…。上下、左右方向どこを向いてもあまり動かないので、もう少し広くてもよいと思うのですけどねぇ…。額には「X56S SEI」の文字が刻まれています。

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後ろから。コアスプレンダーの青がちょっと目立ちますが、正面から見るよりもマッシブに感じます。なんか、ゴッドガンダムぽいようにも見える??

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コックピットハッチは開閉可能ですが、相変らず内部ハッチは閉じたままです。内部ハッチも開くなり開放状態の方が個人的には好みなですがねぇ。

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立膝も出来ます…が、足首の可動範囲はそこまで広くないので、膝をついた方の足先がちょっと不自然かなぁ。85点ってとこですね。

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肩の可動範囲は、変形システムの恩恵で非常に広いです。しかし、ホールド感はあってないようなものなので、ユルユルな感じもします。今回指は切り離しているので、独立で稼動しますよ。

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肘の可動範囲も広いです。加えて、肘の装甲が連動可動することにより、ダミーですがシリンダーがチラリと顔を覗かせます。

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膝の可動もとても優秀です。膝の動きに合わせて、太股、膝の装甲が連動して稼動するようになっています。これに関してはSEED系MGとしては今は当たり前になってる機能ですね。また足先は、左右形状が異なります。

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ここからは、武装、付属品の紹介を。最初はビームライフルです。これといって特徴があるわけではありませんが、フォアグリップが前後にスライドします。

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続いてシールドを。伸縮機能があるのですが、収納状態では比較的コンパクトです。裏面には精密なモールドが刻まれています。

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伸ばすとそれなりの大きさに。ただ、上下にスライドするだけでなく、左右からも広がるようになっています。中央部分は、何かの発生装置?冷却装置?のような形状があったので、ゴールドでアクセントに。

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ここからは、ソードシルエットの武装を。シャイニングエッジブーメランです。これ単体でも巨大なブーメランとして使用可能ですが、分離することでビームブーメラン×2として機能します。

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そして、メインウェポンと言ってもいいエクスカリバー。とんでもない長さです。伸縮機能が備わっており、伸ばすと全長25cm強にもなります。これだけ長いと迫力はあるのですが…保管やディスプレイにもちょっと困ってしまいますね;

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刃が発生する側には、ビーム発生器のモールドが刻まれています。それらしくシルバーとゴールドで塗装していますよ。

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そしてエクスカリバーには、専用の握手が付属しています。これにより保持の問題を半分クリアーしているので、大分気が楽です。

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さて、フォースインパルスにもエクスカリバーが1本付属していたわけですが、ソードインパルス付属のものと比較してみます。上がソードインパルス付属、下がフォースインパルス付属です。すると…要所(赤○の箇所)で違いが見られますね。細かいディティールから、マウント用の溝、握りやすさ、色分けと様々な変更箇所があり、進歩しているのが分ります。

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装備品最後は、フォールディングレイザーナイフです。ストライクからお馴染みの、振動刃により切断する近距離専用のナイフです。設定通り展開可能ですが、相変らずグリップ部分が太いですね〜。

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付属品としてオマケで付いている、ストライカーパック用のコアブロックです。これをコアスプレンダーの代わりにインパルスに取り付けることで、様々なストライカーパックを取り付けられます。今回も掲載は割愛していますが、要望があれば…I.W.S.P.、ソード、ランチャーストライカー以外は(たぶん…他はあるはず)試せますよ。

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ソードシルエットとドッキングして、ソードインパルスの完成です。こうして見ると、結構ボリュームありますね。後姿もフラッシュエッジが想像以上に多きいので、ガッチリした感じです。

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先ずは、ビームライフルを構えてみましょう。肩の表情が豊かなので、構えた状態の雰囲気が非常によいです。

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立膝をついても、スタンディングの状態でも、ポージングはバッチリ決まります。立膝時には、背中のエクスカリバーはマウント角度を調整してやることで問題なく姿勢をとれますよ。

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頭部も小顔過ぎず、丁度よい感じかなぁ。首はもう少し延長してやると、可動範囲が広がりそうですね。

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上半身だけでなく、下半身もよく動くので、全身を使って大きくポーズをつけることが出来ます。

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これだけ良く動くと、ポーズをつけていて楽しいですね〜。難点は首だけです。ここがもう少し動くと、いろんな角度に目線をもっていけるのですが;

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ビームライフルは、腰後ろに形態可能です。劇中でも最初の登場シーンからそんな描写がありましたね。マウント時にはセンサーサイトは写真のように折り畳みます。

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続いてフラッシュエッジブーメランを。コレも…MG化にあたって大型化していますよね? こうして立たせて見ると、改めて大きいと感じます。

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背中に装備した状態でも、手を伸ばせばグリップを握らせることも出来ます。かなり離れた位置にあるのですが、ここまで届けば十分ですね。

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このフラッシュエッジブーメランは、連結状態だと結構重量あるのですけど、すんなり片手で持てます。グリップ部分の形状がよいのでしょう。

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これだけの大きさのものが回転しながらぶつかれば、たしかに体勢崩れますね。その好きにライフルで狙撃するもヨシ、エクスカリバーで追撃にはいるもヨシといった所でしょうか。

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フラッシュエッジブーメランは、分離状態の場合は専用のクリアーパーツを取り付けることが出来ます。細かいラメが入っているので、キラキラ光ります。

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腕をクロスさせて、投擲のポーズも取れます。写真の状態でもまだゆとりがあるので、もう少し腕をねじりこむ事も可能です。

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可動範囲の広さを活かし、大きく投げつけるポーズも。全体を大きく見せられるので、非常に迫力ありますよ〜。

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ただ、フラッシュエッジを背中から外すと、見た目的にちょっと後ろが寂しい感じになっちゃうのが…。ま、これは仕方ないか。

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さぁ、いよいよエクスカリバーの登場です。フォースインパルスの一振りでも十分迫力がありましたが、ソードインパルスでは二刀流が可能です。

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あまりにも長すぎて、通常の機体を収める感じで撮影すると、とてもじゃないですがエクスカリバーが入りきりませんorz それほどに長いのです;

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フォースインパルスでも撮った覚えのある、担いだ状態。もちろん写真に収まりきれません; で、でかすぎですよ〜;

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切りつけた状態を、特大画像でお届け。とんでもない迫力です…・。全てを1枚にまとめようとすると、どうしても構図がくるってきてしまいますねorz

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こういうポーズの方が、まだ1枚に収めやすいです。エクスカリバーの保持自体は問題ないのですが、手首の回転軸がエクスカリバーの重さに耐え切れない感じです。少し手首は盛ってやった方がいいかもです。

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横に薙ぎ払うようなポーズをとるときに、↑のボールジョイントの回転軸が重さに耐えられないのはイタイですね。写真では右腕を支えにしています。

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そして、さらに連結をすれば全長50cmを超えるとんでもない代物になります; ただ、この方が回転軸も2点保持により安定するので、ポージングは楽になります。………大迫力ですね〜。

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さらにさらに、フルパワー時のエフェクトパーツ(先端部分のビーム刃パーツ)ももちろん付属。ここまでの代物、他のキットではなかなか味わえませんね。

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最後は、フォールディングレイザーナイフを。サイドスカートに折り畳んで収納されているので、展開すれば手に持たせられます。

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まぁ、グリップが太すぎるので、相変らず握りにくいことこの上ないのですが…指を切り離したことにより、より密着しやすくなっていますよ。

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なんかナイフ二刀流のお決まりのポーズですね…。肩を大きく入れることが出来るので、このポーズも決めやすいですよ。

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お疲れ様でした。これにてソードインパルスのレビューは終わりです。大迫力の雰囲気、上手く伝わったでしょうか…。このエクスカリバー2本の迫力は、フォースインパルスの1本の比ではないですね。

それでは総評です。前回のフォースインパルスの時とは違い、各パーツの詳細、MS形態の紹介でかなりの画像枚数となってしまいました; 可動性、色分けは、完璧とは言えませんがともに非常に高いレベルです。プロポーションも他のSEED系MGの引けをとらない素晴らしい出来です。そして、タダ単にフォースインパルスで付属させたエクスカリバーを持って来るのではなく、よりいいものへと仕上げて付属させてくれた点は、嬉しいですね。他にも、足首のシリンダーがスポっと抜けてしまう問題もきちんと修正してきています。ソードシルエットの出来も良いですし、満足度の高いキットだと思います。。
問題点としては、ほぼフォースインパルスのときと同じです。腰の可動範囲の狭さ、肩の構造が特殊な為可動範囲は広いけど保持力が低いこと、足首のシリンダーの塗装が剥げやすいのは変わらず、接地性の悪さといった所ですね。まぁ、この辺りは基本カラバリキットなので、引きずってしまうのは仕方ないかなぁ。ポイント、ポイントに欠点というか粗さが気になりますが、良い点も多いのでそこまで際立つということもないです。
何より、エクスカリバーの迫力に、ただただ圧倒される感じです。んーー、追加点+3加えましょうか。この迫力は、同スケールでは他でなかなか味わえないものですから、是非皆さんの目で直接確かめてみて欲しいですね。
    

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