MaxFactory figma ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破 綾波レイ プラグスーツver.
”第1の少女（ファーストチルドレン）”であり、エヴァンゲリオン零号機の専属パイロット。傍目では感情がほとんど感じられず、寡黙でいることが普通だが、碇ゲンドウに対しては年相応の少女のように振舞う。後にその息子である碇シンジに対しても、同様に心を開いていく。
しかし、その実体はリリスの魂そのものであり、肉体は過去の事故でEVA初号機に取り込まれた碇ユイをサルベージしたもの。それ故、培養された多くの肉体を持っており、仮に現在の肉体の生命活動が停止したとしても、次の肉体へとリリスの魂は移るため、何度でも蘇ることが出来る。記憶のバックアップ（感情は保存出来ない）は、セントラルドグマにおいて定期的に行われており、蘇生前の記憶を受け継ぐことが可能。また魂のない器としての肉体は、ダミーシステムの核を担っている。ゼーレ、碇ゲンドウ双方の思惑が錯綜する”人類補完計画 ”において、アダムの魂を宿す”渚カヲル ”と共に最重要人物の一人。
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破」より”綾波レイ プラグスーツver. ”です。真希波、アスカに続く第3弾で、当初の発売予定からかなり遅れましたが無事発売となりました。肝心の出来栄えは、綾波のポイントをきちんと押さえて立体化していますし、プラグスーツの再現性も高いと思います。塗装も、このサイズと価格を考えれば、相変わらず秀逸過ぎます。そして、このエヴァfigmaシリーズの目玉である”エントリープラグ インテリア ”ももちろん付いてます。このあたりの使い勝手も含めて、たっぷりレビューしていきまーす。
パッケージングです。付属品の方がfigma本体よりも大きいという状態なので、さすがに通常サイズの箱には収まらないですね； ただ、細々としたものは意外と少なかったりします。表情、手パーツを除けば、S-DATプレイヤーのみかな？
では、figma本体を6方向から〜。か、完成度高いなーーー。髪型、頭部の大きさ、体のバランス、各部ディティールと、どれをとっても可動モデルの綾波としてはトップクラスの出来に見えます。
付属する3種の表情の出来もスバラシイ。すまし顔、にらみ顔、微笑み顔と、綾波のツボを抑えてる上に出来も良いですから、申し分ないですね。アイプリントもとても綺麗ですよ。
そして、真希波から採用された新造の首関節が、綾波レイにも使われているので、ご覧のような見事な可動範囲です。figmaは見上げる動きが苦手な子が多い中、どちらの方向にも十分過ぎるほど動きます。
胸元は思ったよりもボリュームがある感じです。ただ、体の線は細いまま崩してないので、破綻しているというようなことはありません。あとプラグスーツの構造上、一般的なfigmaでよくある腰の可動ポイントがオミットされています。その代わりバストアンダーのところに可動箇所が追加されています。ちょうどセイバーエクストラみたいな感じですね。腕の可動は少し窮屈な感じがしますけど、ぎりぎりセーフかな〜。
腰はご覧のように動きませんから、上記のバストアンダーと股関節をつかっての前後スイングとなります。股関節は、動かしたあとのポジションに気をつけないと、写真左上のようにお尻のところに隙間が出来ますorz しかし、きちんと後側にずらしてやれば隙間はなくなりますので、手間は増えますけど大きな問題ではないでしょう。ただ、股関節の可動範囲は、もう少しゆとりがあると楽なんですが；
体にフィットしたプラグスーツを着ているせいでしょうか…マスが体の中心に集中している分、意外にも自立しやすいです。にしても、白いプラグスーツがまぶしー。
付属品です。大物のエントリープラグ インテリアに目が行きがちですが、S-DATプレイヤーもちゃんとイヤホンが巻きつけられたりしていて、芸が細かかったりします。あと、重量物であるエントリープラグ インテリアを支えるため、お馴染みのfigmaスタンドは2つ付属。
そのエントリープラグ インテリアは、スティック（操縦桿）に3箇所の可動ポイントがある上に、フットレスト？部も動いちゃいます。シートの背中中央部は取り外し式で、figma固定用のクローとスタンドアームを取り付けられます。
では、付属品などを使って、いろいろポージング〜。figma単体でのにらみ顔は、シンジに平手打ちをしたのが一番印象深いかなぁ。ただ、それだとプラグスーツじゃなくて、本来は制服姿なんですよね(^^;
レビュー用に撮影していて思ったのですが、微笑み顔の破壊力が思った以上にデカイ； 表情パーツの出来が良いのと、普段綾波があまり見せない表情（劇中のあのシーンの刷り込み効果も？）だけに、クラっとやられますなぁorz
うん、やはりこの微笑顔は反則だ；； そういえばこのfigmaEVAシリーズは、スタンド固定用のダボ穴が空いていません。その代わりに、セイバーエクストラでも使われていた、クロータイプの固定具を使用します。しかし少し緩めなので、もう少ししっかり挟んでくれると、ポージングも付けやすいと思うのですが…。
いよいよエントリープラグ インテリアを使ったポージングです。スティックがぐりんぐりん動きますから、意外と取れるポーズの幅は広いです。このインテリアは、どのfigmaに付属しているものも色を含めて同じ…なのでしょうか？（公式見る限り同じっぽいな）
綾波の場合は、にらみ顔を使うときはインテリアとの併用が一番似合います(^^; シートに着座姿勢をとるときは、先ほど紹介したクローでホールドされるので、シートからずり落ちたりといったことはありませぬ。クロー自体は透明なので、思ったほど目立たないし悪くないですよ。
そして、綾波レイ＋インテリアならば、このシーンは欠かせませんね。というか、本当に素晴らしい微笑みだーヽ(´―｀)ノ そういえば、真希波、式波、綾波とリリースされたのだから…そろそろ碇（両方ありそうな気がする）の出番がありそうだなー。
以上、”MaxFactory figma ヱヴァンゲリオン新劇場版：破 綾波レイ ”のレビューでした。最後まで閲覧いただき、ありがとうございますっ_(._.)_
〆の総評です。これまでの同figmaシリーズのマリ、アスカでは、個人的には物足りなさ（仕上がりに対する）を感じてましたが、綾波は期待通りの出来です。体のラインがでるプラグスーツを、光沢感も含めよく再現出来ていると思いますし、サイズを考えれば目立つはみだし等もなく綺麗に塗り分けられています。表情は、過去の綾波レイの立体物の中でも、かなり元絵に忠実な仕上がりだと思います。加えて価格帯を考えれば、コストパフォーマンス的には十分過ぎるクオリティなんじゃないでしょうか。
可動性に関しても、figmaで泣き所になることの多い首間接も改善されているので、満点…とい言いたいところですが、股関節の可動の狭さと癖（ヒップラインに隙間が出来やすい）があることから減点しています。ユーザーへの配慮としては、パッケージ、セット内容、各可動部の固さ等、これといった問題点はなかったです。ただ、化物語系にある内蓋のようなプラスαがあると尚良かったですな…。オマケに関しては、量より質（大きさ？）ということで、出来ればもう1〜2アイテムという気持ちはありますが、満足出来るレベルではあります。
あとfigma化があるとすれば、シンジ君あたりが新規としては有力ですかね〜。別ver.としての立体化であれば、アスカ眼帯ver.（ありそーｗ）とか、それぞれの制服ver.とかいろいろあると思いますので、今後の商品展開に期待しましょう。何にしてもすばらしい仕上がりですので、激しくオススメですよっ。
