figma ブラック★ロックシューター
「ブラック★ロックシューター」は、huke氏が描いたオリジナルキャラクターとして発表され、それにsupercellのryo氏が曲をつけて（ボーカロイド 初音ミクを使用）ニコニコ動画に公開されたことで、より多くの人の目に触れることとなる。それを元に、フィギュアなどのキャラクター商品、アニメーション映像といったメディアミックス展開が活発になり、各々の完成度の高さも相まって非常に高い人気を獲得する。
アニメーションは、現実世界で普通の学校生活を送っていた少女”黒衣マト ”と、異世界で大砲手に戦う謎の少女”ブラック★ロックシューター ”との2つの視点で構成され、マトの親友の失踪をキッカケに、世界を違える二人の距離が徐々に縮まっていく様を描いている。パイロットフィルムの先行販売を経て、本編フル映像をニコニコ動画での期間限定公開、雑誌付録として配布といった（2010.12にBD販売）、これまでにあまりない手法での映像展開を見せている。
久しぶりのfigmaレビューは、
”ブラック★ロックシューター ”ですよ。「ブラック★ロックシューター」は、企画段階からイロイロ目にし、ニコ動での本編映像を観たことで、すっかり気になるアイテムとして刷り込まれました；ｗ； 発売からはちょっと経過していますけど、ひょんなキッカケから我慢できずに入手してしまいましたー； デッドマスター（この子もほｃ…）とかなり悩みましたけど、先ずは基本の主人公、そして本編をもう一度観たいというのもあってブラック★ロックシューターに決定〜。よく動く上に、オプション類も豊富なので、ポージングをしていて非常に楽しかったです。もちろん…最初にDVDを観てスイッチを入れたことは言うまでもありませんっ！ それでは、最後までお楽しみくださいませ〜。
ブラック★ロックシューターといえばチェック柄ということで、パッケージにもしっかり反映されています。本編が収録されたDVDが同封されていますステッカーが、キラリと光ってますね。このDVD同封って…このあとの追加生産分（があればですが…）もずっとなのかな？
di:stage用の台座スキンももちろん付いています。アニメの方は再度見直しましたが、やっぱ面白いですなー。残念なのはDVDなので解像度の低さからやや粗さが目立ったこと。Blu-rayで観たいよー…。
そしてブリスター状態。通常のfigmaよりは大きめパッケージなので、オプションが豊富であってもご覧の通りそこまでキツキツ感はありません。というか、ブラック★ロックシューターのツインテール（左側）の大きさが、思ったよりもありますね(^^;
全身6方向？から。スレンダーな体型と、独特なコートが見事に再現されています。ツインテールのなびき具合も自然でいいですね〜。ブーツなどの白いラインの塗りわけも問題なしです。
標準フェイス。やや無表情な感じで、アニメの方でもこの表情のシーンが圧倒的に多かったですね。アイプリントもいいですし、髪の造型も自然で良いですなー。
figmaの定番の叫び顔ぉー…なんて劇中では無かったような気がするのですが？(^^; figma慣れしていると「あーいつものだ」、「使えるよね、叫び顔」なんて考えが頭をよぎりますけど、少なくとも今回のアニメではこういう表情はしなかったと思います。しいて言うなら、マトがして…た？
目閉じ顔です。こちらもあまり劇中では見かけた覚えのない表情ですが……数回見たような？； まぁ何より、雰囲気的には似合う表情だと思います。
バストアップ最後は、表情ではなく前髪の別パーツ。ブラック★ロックシューターの特徴の一つにもなっている左目に灯る青い炎です。クリアパーツで再現されていて、前髪の真ん中部分と繋がっています。つまり髪と炎は、元は1つのクリアパーツですが、塗り分けることで綺麗に再現しています。
お次は首と髪の可動をチェック。figmaでは、首の可動を苦手とする子が多いのですが…この子は前後ともによく動いてくれますね。ツインテールもものすごーく動きますよ。この2箇所の共通点は、どちらもボールジョイントのように見えて、実は肘とか膝などに使われるfigma関節が採用されていることでしょうね。
胴体部分は、ジャケットのファスナー、星マーク、ベルトといった細かい塗り分けが集中している箇所ですけど、このサイズ、価格としては問題ないレベルだと思います。痛々しい縫い跡も、しっかり再現されています。
フードをかぶってない所為で、肩にダブついて動きを阻害しそうに見えますが、そんなこともなく腕周りはよく動いてますよ。また後に垂れるコートの裾は、腰後にあるジョイントのおかげでまった邪魔になりません。左右で分割されていて各々独立可動するので、むしろ動きの表情付けとして活躍してくれそう。
あー…これならベンチは無理だけど、バイクには乗れそうですねー。
腰の可動は、バストアンダー、腰の2箇所にボールジョイントでの可動箇所が設けられています。ホットパンツという容姿のおかげもあり、脚周りの可動は問題なし。よく動いてくれてますー。
figma本体の各部解説は以上です。この後は、付属品を見てイキマスヨ。
付属品の一覧です。今回はいつもは省くfigmaスタンドも一緒に。並べると、figmaとしてはかなり多い部類であるのがよく分かります。小物から大物まで選り取り見取りですな；
先ほどバストアップの写真ですでに紹介済みですが、フェイス周りは、炎付き前髪、別表情のフェイスパーツ2種が付属。手は左右4種ずつ計8個、武装類は★Rock Cannon、Black blade、黒いチェーン×2、そしてfigma本体と★Rock Cannonそれぞれを支えられるように、専用スタンドが2つ付いていますよ。
そいではー、いろいろポージングをつけてみますか。先ずは”★Rock Cannon ”から。スタンドを2つ利用するのでやや取り回しが悪いですけど、多少無理なポーズでもしっかりホールドしてくれます。感覚的にはMGアストレイのタクティカルアームズみたいな感じですね(^^;
ブラック★ロックシューターが非常に細身の体型なので、★Rock Cannonのような大きく無骨な武器とのアンバランスさが、またいい味を出してくれています。
駆け出すようなポージングも思いのまま。ツインテール、コートの裾といった、動きにいいアクセントを加えられる部位がしっかり動いてくれることは、アクションフィギュアとしてはとても大切なポイントです。ちなみにスケールフィギュアのポージングを模してみましたが、★Rock Cannonの持ち角度が水平になっちゃってますね(^^;
★Rock Cannonを携えたポーズはこの辺で。け、決してポージングが面倒とか、位置調整に四苦八苦したとか、2つのスタンドに振り回されたからじゃないんだからねっ！？
続いて”Black blade ”を使ったポージングをー。figmaの中でも、この子はかなりアクション性が高いので、斬撃系のポージングも思いのままですよ。またBlack Bladeのポージングをしていて気づいたのですが、ツインテールの長い方って正面から見ると緩やかになびいていますよね。これって見る角度を変えるとかなり強く風に巻かれているようにも見えるんですよ。思いの外いい表情付けになりますので、ポージングが楽しかったですねー。
黒いチェーンを使ったディスプレイも、2本付属しているのでいい味でます。武器としてはデッドマスターの使うものですが、イラストにもよく描かれていますし、世界観の1つとして定着しているのでしょう。
お楽しみいただけましたでしょうか？ 以上、”figma ブラック★ロックシューター ”のレビューでしたっ。
そーひょー。映像作品があって、それを基にしたフィギュア展開というよりは、映像化と同時スタートに近かった所為ですかね…最初はあまり興味を惹かれなかったんですよ。ですが、映像を観て、こうしてfigmaを弄ってみた感想としては、ものすごーく満足出来る一品でした。プロポーション、可動性、塗装、表情と、どれをとっても文句なしです。ユーザーへの配慮としては、梱包はもちろん、関節保持の安定性、価格なども満足のいくものでしたね。ただ、平手の軸が手首側の穴と径があってない（かなり緩かった）点だけ気になりましたが、他は問題なし。オマケ要素は、見ての通り十分過ぎるほど付属していますので、価格を考えれば納得出来る内容だと思います。
今回
追加点+5をしてる理由は、figmaとしての完成度の高さはもちろんなのですが、本編アニメを同封させることで作品の世界観などを知らない人でも、フィギュアと同時に楽しめるようになっている点を評価してです。まぁこれまでの作品とは、メディアミックス展開がちょっと異なる（にゅあんす的にコスト回収方法がse・きららに近い感じ）ので、手放しでDVD付録を喜ぶのもどうかと思うのですが、せっかく50分ものアニメが付いているのですから、一緒に楽しみましょー。
自分は、配信分をすでに観ていたからこそ購入したわけですけど、Hobby Japanなどの雑誌にも同封されてましたので、それを観ての購入という方も多いかな？
年末にはBlu-ray版も格安で発売します（
B★RSねんぷちセット同封版もあります）ので、フルHDで改めて観たい作品です。あの終り方なら…続編もだすよね？ 何にはともあれ、ちょーオススメですよっ。
