DOOR PAINTING COLLECTION FIGURE 1/7 ワンピース 第3弾 サンジ 三銃士Ver.
モンキー・D・ルフィ率いる海賊”麦わらの一味 ”の一員で、海賊団のコックを務める。料理の腕前は一流で、麦わらの一味に加入する前は、海上レストランで副料理長を任されていたほど。コックであるため戦いにおいては手を使わず、戦闘内容はすべて蹴り技で構成される。これらの多種多様な蹴り技の数々は、バラティエの料理長”赫足のゼフ ”からの直伝である。悪魔の実の能力を持っているわけではないのだが、その脚力と蹴撃の強力さは常人の域を遥かに超越しており、ルフィやゾロにも劣らない非常に高い戦闘力を有している。
しかし、女性に弱いという致命的な弱点もあるが、女性を蹴らないことを信条としているため、そもそも戦うことすら出来ない。性格は、人情に厚く仲間思いであるが、それゆえに暴走することもある。夢は、あらゆる海の食材が揃うといわれている伝説の海”オールブルー ”を見つけること。
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D.P.C.Fシリーズ第3弾のサンジ ”です。当サイトとしては、二つの意味で初なフィギュアだったりします。ワンピースモノの入手は初ですし、♂スケールフィギュアとしても初なんですよねー。♂フィギュアは、可動系では結構ある（聖闘士聖衣神話やfigma）んですけど、固定ポーズでは今までありませんでした。
まさみの食指の動き次第では、今後も増えていくかもしれません。てなわけで、このサンジは
まさみ希望のフィギュアとなりまーす。
肝心の中身はというと、1/7という一回り大きいフィギュア（やろーですので、ほんとに大きい）なんだけど、大きさの迫力の影で細かいところが少々大雑把になってるかなぁ。個体差…というには酷い部分もあるので、せっかく全体の出来がいいだけに勿体無い…。ということで、良い所も悪い所もしっかりレビューしていきますよー。
パッケージです。到着まで1/8サイズと勝手に思っていたので、開けてビックリ…でかいよ！？ パケ裏には、テーマにもなっている原作の扉絵がプリントされていますねー。このフィギュアのメーカーである”プレックス ”って、聞いたことないなーと思っていたら、バンナムの傘下企業なんですね。道理でワンピースのフィギュアを出せるはず（版権的な意味でね）だ。
中から出して…8方向です。ほー、1/7の迫力を活かしたカッコ良さがいいですね。どの角度から見ても、ポージングが破綻しているということもなく、サンジの魅力を引き出せているのではないでしょうか。
顔もサンジの特徴をよくとらえていて、髪型は違うけれども、どこからみてもちゃんと認識出来ます。ただ、スケールの大きさの割には髪の造形が甘いんですよね…。このもっさり感、まるで一番くじのプレミアムフィギュアのような…？
ジャケットは、適度な艶消しにより革の質感がよく出ていてgood。ファスナー類のゴールドもはみ出しなどもなく綺麗に塗られています。しわの造形も自然ですね。
手を含めた袖回り〜。両手とも銃を構えているので、手の形は左右であまり違いがありません。こちらもディティールが甘いというか…もう少しゴツゴツした感じが出てると尚いいんじゃないでしょうか。手首にあるベルトの金塗装は、左右共に綺麗ですよ。
腰です。金の装飾と鋲らしきものがあしらわれたガンベルトを腰に巻いています。……がっ！ このガンベルトの塗装がはっきり言って酷すぎる。最初は、パッと見でウェザリングの一種なのかとも思ったのですが、よくよく見ると…鋲には塗料が乗っていない（左側）、裏側のベルトにはゴールドでドライブラシをしたような形跡が…。裏側に関しては、恐らく革の剥げを再現したかったんでしょうけど、
やるならゴールドじゃなくブラウン系にしてくれ(^^;;;
一応確認のために、他サイトさまやデコマス等の写真を見ましたが、明らかに塗れてない＋色間違えですねorz
お次は足元です。ブーツの塗装は、ガンベルトが嘘なんじゃないかと思うほど、これといって大きな問題はないです。塗り分けも綺麗にされていますし、ブーツの裏まで色を変えてあるくらい。
付属品です。2丁拳銃と、くわえタバコ（予備も含めると2本付属）、台座の計3点。2丁拳銃の塗り分けは、かなり丁寧にされていますよ。台座の方はちょっと味気ないなぁ…。フィギュア本体がスケールが大きく迫力があるので、足元が完全に負けてしまっています。
んでは、全身をいろんな角度から〜♪ 全身が枠に収まるような写真だとベルトの問題もあまり気にならず、全体を引き締める黒、ポージングの自然さ、レザーを思わせる質感の良さが際立ちます。写真上段1枚目は、特大サイズになっていますよ。
パッケージング状態では正面を向いているサンジですが、顔の向きを変えることで、しっかりとマズルに目線を合わせられます。ただし左目を髪で隠しているので、左方向から見ると目線が感じられないのが残念かな〜。ですが、これは設定上のことなので仕方ないです(^^;
被写界深度（ピントが合う奥行きの長さのこと）を変えた写真を2種類ほど。写真左が被写界深度が深い状態（顔にピントがあってるけど、マズルもそこまでボケていない）で、右が浅い状態（顔にピントを合わせてるので、マズルはボケまくり）となります。今回のサンジのような奥行きのあるポージングの場合は、被写界深度が浅すぎるとちょっとボケが強いかな…。それなりの迫力は出ますけどね(^^;
今回の背景紙の色は、
まさみのご希望に沿ったモノですが、革の質感が感じられる適度な艶消しの”黒ジャケット＆ズボン ”と相まって非常にいいコントラストになっています。パッケージの中台紙も赤なので、イメージ的にも合うのでしょう。
普段のサンジでは、銃を構えたポーズはまずありえないので、意外とこのフィギュアは貴重かもしれません。しかし、銃を構えたポーズもかなり様になっていますし、サンジの鋭い眼光がポージングとよくマッチしています。♂フィギュアですが、素直にカッコイイと思えますね♪
最後は特大画像を3枚！ 以上、”DOOR PAINTING COLLECTION FIGURE 1/7 ワンピース 第3弾 サンジ 三銃士Ver.”のレビューでしたーっ。
総評ですよん。全体の仕上がりは、想像を超える出来に満足です。1枚の扉絵から、プロポーションとポージングを見事に両立した状態で立体化しています。上半身の反り加減とかも絶妙ですし、脚の開き加減も完璧。ただ…塗装と塗り分けが…； ぶっちゃけベルト以外はそこまで悪くなかったりします。もちろんスケール的なことを考えると、もう少し丁寧でもいいのでは？と思う箇所もありますが、それでもマイナス要素になるほどではありません。ジャケットやズボンの革の再現も良かったしー。ベルト…そうすべてはガンベルトなんですよ； この1点のみが物凄く足を引っ張っていますorz そこまで目立たない箇所ですが…惨状があまりにも酷かったので、減点多めです！ 表情はいい出来でしたねー。髪の造形だけが残念ですが…orz ユーザーへの配慮としては、スケールの割りに良心的な価格、なくしやすいタバコのスペアがある点などは加点対象ですが、少々指先が痛くなるパッケージング（天蓋裏面のフィルムの接着が不十分でツメと肉の間などに刺さるっ）、スケールに対して細部を突き詰められていない、ベルト塗装の劣悪さなどの減点がイタイです。オマケ要素は、首の角度が変えられること…くらいかなぁ。
このフィギュアで個人的に気に入った点は、風合いのよさを感じさせる仕上がり、抜群のプロポーションですかねぇ。まぁ初♂フィギュアということもあるので、
追加点も+5をオマケしちゃいましょう。細部に難はあるものの、それに見合うまとまりの良さがありますので、贔屓目ばかりの加点ではないですよ？ それくらい全体の出来は良いのです。普段とはまた違う魅力のあるサンジを、ルフィやゾロとともに扉絵よりもカッコよく飾ってあげてください。
