バンダイ 聖闘士聖衣神話 青銅聖闘士 ドラゴン 紫龍(神聖衣) レビュー

2010.03.31 | author: | 聖闘士聖衣神話 | 開発計画
聖闘士聖衣神話 青銅聖闘士 ドラゴン 紫龍(神聖衣)聖闘士聖衣神話 青銅聖闘士 ドラゴン 紫龍(神聖衣)

龍星座を守護にもつ青銅聖闘士。この時代の他の青銅聖闘士と同様に城戸光政を父とする。幼少の頃に孤児院から中国廬山へと送られ、五老峰の老師(天秤座の黄金聖闘士、童虎)より聖闘士としての修行を受ける。誠実かつ義理人情に厚い人物で、星矢たちの危機に自らの視力、命を差し出すことも惜しまない。黄金聖闘士との死闘、ポセイドン、ハーデスの軍勢との対峙を経て、真の聖闘士として成長してく。
体得した技は、老師より授かった廬山昇龍覇、廬山龍飛翔、廬山亢龍覇、廬山百龍覇があるが、黄金聖闘士山羊座のシュラより闘いの中で受け継いだ聖剣エクスカリバーもある。

「聖闘士星矢」に登場する5人の青銅聖闘士の一人、ドラゴン紫龍の神聖衣Ver.です。登場するのはハーデス編のラストなのでほんの少しだけですが、文字通り青銅聖衣の最終形態ともいえるものなので、見た目、ボリューム共に通常の青銅聖衣とは雲泥の差となっています。通常のドラゴンの聖衣よりも色味がかなり薄くなっているのも特徴ですね。ただ、フルプレートとなったことによる可動性の著しい低下もあるので、立体化による弊害があるのはこれまで同様かな…。

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パッケージは、通常の聖闘士聖衣神話シリーズよりも横に大きい大型仕様。裏面は神聖衣となった舞台、エリシオンをイメージしたもののようで結構派手な感じです。

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パッケージは2重構造になっていて、観音開きになるのは通常の箱と同じです。

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片側に紫龍と聖衣の数々、もう片側にはオブジェ形態用のパーツが多く収まっています。

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神聖衣版の紫龍です。可動性の高い3rd素体が採用されていますが、この聖衣ではそのあたりを上手く活かすのは難しいですね…。3rd素体の可動範囲は、”聖闘士聖衣神話 黄金聖闘士 牡羊座シオン(冥衣)”で紹介しています。

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顔の出来は、最近のシリーズ同様申し分なし。ただ、後ろ髪は頭部から真っ直ぐ伸びているので、聖衣をまとうと首をほとんど動かせなくなりますorz

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神聖衣となったドラゴンのオブジェ形態。龍の置物かと思うほど、非常に出来が良いです。

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これまでとは違い、龍の全身を再現しているので迫力があります。翼龍になっているのもポイントですね。

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頭部には、アニメ版のマスク部分が収まっています。

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そして胴体部の影には、原作版のヘッドパーツも収まっていたりします。

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龍の手足は、前足?がオブジェ用のパーツとなっていますが、後足側は纏う際に両肩の爪となります。

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長く伸びた尾も原作版のヘッドギアを使用する際に使用します。尾は、蠍座の黄金聖衣と同じように(アペは違います)1節ごとに動きますよ。

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どこから見ても神聖衣の名に恥じないオブジェ形態ですね。

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オブジェ形態の紹介はここまで。次は、いよいよ紫龍に纏わせてみましょー。

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聖衣として纏わせる際には翼を縮める必要があるのですが、意外と凝った作りだったので紹介します。先ず、右写真のように下側のパーツを展開させます。

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下側のパーツを展開したら、翼の基部部分を中央側へと動かしてロックを解除します。ロックが外れたら翼をレールに沿ってスライドさせます。

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後は、再び2箇所のロックをかけて、翼の装着状態への変形が完了。向かって左がオブジェ形態、右が装着形態となります。たかが翼に2箇所もロックを設けるってよっぽどですね…。

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装着させるのにもさすがに一苦労でした; 見た目は、黄金聖衣のように全身が聖衣で覆われるフルプレートタイプ。装飾、色合いが神々しさを醸し出しています。

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ヘッドギアはアニメ(OVA)版、原作版どちらも再現可能。アニメ版が写真1枚目、原作版が2枚目となります。額にある龍の顔が、大きさだけでなくディティールも結構違いますね。

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そして、原作版の場合には、蠍座の黄金聖衣のように頭部に尾が映えます。クネクネ動きますので、ポージングの際に役立つと思います。

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付属品はこんな感じ。原作版用のヘッドギアの額パーツ、ヘッドギアを外した状態用の前髪、手甲のプラパーツ(左右2個ずつ計4個付属)、各種手となります。手に関しては、武器類を持つための握り手(天秤座の武器ですかね)や手刀(右手のみ)といった神聖衣装着時には原作では使われないモノも付属しているのは嬉しいですね。

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ただ、可動範囲はかなり落ちてしまっています。肩の聖衣に関しては、最近は標準仕様になっていた引き出し式にもなっていないので、結構制約を受けます。

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腰周りも引き出し機構はありません。とりあえず、腰から下がるプレートは1つ1つ可動しますが、ポージングのたびに外れやすいのがなんとも;;

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なんとか、立膝はつけます。かなりバランス取りが難しいので、ゆとりはありませんねぇ…。

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こういった「はぁぁぁぁぁ」と小宇宙を高めるポーズは問題なく取れますw

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ただ、廬山昇龍覇のようなポーズが少々辛い;; ショルダーアーマーは、引き出し式ではないですが可動軸が斜めになっている+肩の2段になっている上側(プラ製の方)が動くので、かろうじて肩を大きく上げることは出来るようになっています。

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しかし一番の問題は、後ろ髪と翼が干渉して頭を左右に振れないことです_/ ̄|○ 腰はまぁ仕方ないとしても、頭の動きは何とかして欲しかった;

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逆に廬山百龍覇なら、頭は真っ直ぐ前を向いた状態なのでポージングに支障はでませんね。

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百龍覇の構えが問題ないのはいいことなのですが、紫龍と言えば廬山百龍覇よりも廬山昇龍覇ですから…ね;

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では、いつものようにマスクを外した状態でもポージングをしてみましょうか。

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こういった構えのポーズも、頭部をあまり動かさなくても取れるので比較的すんなりと出来ます。

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干渉するのは後ろ髪と翼だけでなく長く伸びた襟とチークガードもなので、ヘッドギアがない方が多少首を左右に振りやすいですね。

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廬山昇龍覇のポーズでも、ほんの少しだけ首を動かせることでポーズがちょっとだけ楽に?

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まぁ頭部を動かすのが厳しいのであれば、右目線や、目を閉じたフェイスパーツがあるとよかったですね…。

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廬山百龍覇は、マスクなしでももちろん大丈夫。ナシの場合は顎をもう少しひくことが出来るので、多少ポーズの幅が出ますよ。

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聖闘士聖衣神話シリーズは、聖衣類に金属パーツを多用するので重いんですよね。この重さにしっかりと対応出来るスタンドがほc…。

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最後は、エクスカリバー用の手刀を使ってのポージングです。神聖衣を纏うことで、使っていれば切れ味も増していたことでしょう。

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構えるようなポーズはいいのですが、こちらも頭部を左右に振れないことによる弊害が出てしまっていますね;

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腕を正面側に真っ直ぐ下ろせればまだいいのですが、チェスト聖衣(特に胸のプレート)が大きいために腕を真っ直ぐ下ろせません; そうすると腕を右へ下ろすしかなくなり、視線が手先と違う方を向いている状態になってしまいますorz 見た目がいいだけに、頭が動かないのはモッタイナイ;

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以上、聖闘士聖衣神話ドラゴン紫龍 神聖衣のレビューでしたーっ。

総評でーす。聖闘士聖衣神話の神聖衣初入手ということで、結構期待してたりしました。スタイルは、最近の聖闘士聖衣神話シリーズ同様よくまとまっていますね。特にオブジェ形態の美しさは予想外…これは必見ですよ。可動性も、手足については他のフルプレートタイプの同シリーズとそこまで大きな差はなく、首が極端に動かないということを除けば普通だと思います。メッキ塗装についても剥げや斑もないですし綺麗でしたね。表情も問題なし、パッと見ても紫龍とはっきり分かるものでした。オマケもチョコチョコあったりと、全体的に見ると手堅くまとめられているなーって感じです。
ただまぁ、首が動かないのは、アクションフィギュアとしては致命的ですねぇ…orz 一応無理やり動かそうと思えば動かせますが、髪パーツは結構固めなのですぐに顔の向きは戻ってしまいます; レビュー中でも書いた通り、構造的に動かせないなら違う視線のフェイスパーツを用意するといった対応が欲しかったです。そういう意味でユーザーへの配慮も大きく減点しています。あとは、このシリーズの問題点として、素体の股関節の緩さ(個体差が激しいですね;)があります。金属製の聖衣を纏うことで重量も増しているのは分かりますが、せめて開脚状態を維持できるくらいの保持力は欲しかったなぁ;;
紫龍が出たことで、神聖衣も氷河と一輝を残すのみです。残った二人は、後髪が極端に長いということもないので、頭を動かせないということはないでしょう(^^; もちろんこの紫龍も見た目の良さや、オブジェ形態の見事さといった良い点もありますので、青銅聖闘士5戦士の一人としてお手元においてはいかがでしょうか?
    

聖闘士聖衣神話 青銅聖闘士 ペガサス テンマ

            

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