アオシマ SKYNET 1/12 GSX1300R ハヤブサ(レッド)
スズキが開発した海外輸出向けの大型バイク。98年にドイツインターモトショーにて発表され、翌年の99年から一般販売開始となる。当時、市販二輪車としては最速となる312km/hをノーマル状態(メーカー純正状態)で可能とする、総排気量1299ccのモンスターマシンであった。高い性能もだが、その流線的なボディラインは多くのファンを虜にすることとなる。01年に最高速を規制するスピードリミッターを装着後は、発売当初とは車体性格が異なる仕上がりとなった。
しかし、08年モデルからフルモデルチェンジをし、今も尚日本を代表するのリッターマシンの1つと言えるだろう。
アオシマ SKYNET 1/12 ダイキャストバイクシリーズの中から” GSX1300R ハヤブサ(レッド)”です。日本製のリッターマシンとしては、スーパーブラックバード(このシリーズにラインナップあり)、ニンジャ、そしてこのハヤブサが、300km/hの大型二輪車として有名ですね。今回立体化されているものは、カラーリングから2005年モデルである(ラインナップの他2車種も含め)ことが分かります。08年にフルモデルチェンジされていますので、現在の2代目隼と比較するとカウル形状等の外観にも違いがあります。figmaとのツーショットを含め、じっくりとレビューしていきますよ〜。

パッケージです。この類のものは、ある程度値段のするものだったりするとクリアケースも付いてたりしますが…安いですからね; そういうのはありません;

外箱をあけると、台紙の上にビニールコートされた針金でしっかりと固定(計4箇所)されています。とにかく安い(実売1,400円前後)のでプラ台座もなっしんぐー。

全体の第一印象としては、形状をよく再現出来ている方だと思いました。スタンドアームは可動式になっていますので、普通にディスプレイするときはスタンドを立てて。

フロント、リアのパッと見も、ディティールが明らかにおかしい所もなくよい感じです。これでこの価格なら結構得した方かも。

横から。フロントからリアにかけての特徴的な流線型のラインが、ハヤブサと一目で分かる造型です。うんうん、カッコイイ〜。

じゃあ前から順に見ていきますかね。ヘッドライト等の形状もなかなか。…あれ? ’05年モデルだと、ターンシグナルはイエローじゃなくてクリアだったような…。ブレーキディスクの色分けはされていませんでしたけど、フロントフォーク、キャリパーはきちんと色分けされています。造型は甘いですが、まぁまぁでしょう。

計器パネルはシールにより再現。一応ハヤブサの計器パネルデザインと分かるものが印刷されています。ただ、ステアリングロッドを固定するところが+ネジというのが…(^^; ここはナットにして欲しかったなぁ; レバーは左右ともシルバーによる色分け。 あとミラーは、ハッキリと写り込むほどです。

フューエルキャップもモールドにより再現されています。裏側が…カウルのゲート跡が酷いですな(^^;;; まぁ値段相応ということで。ただ、赤い部分のゲート跡は、ある処理を施したプラ特有の裂け方をしています。グロスインジェクションです。硬質化の跡だとぎりぎり判別可能でしたので、赤い部分は成型色、黒が塗装だとわかりました。

グリル側からだとラジエーター一部が見えますが、恐らくフロントカウルの中はスカスカでしょう。ですが、エンジンブロックは一部露出しますので、見える部分は造型されています。うーーん、ここも要所の+ビスが気になりますね(^^;

マフラーです。実写のような塗りわけはされていませんが、全体をメッキ処理されています。

後輪ブロックが繋がる奥側を除くと、リアサスがある位置にスプリングがチラリと見えますね。これにより…

リアサスが効いているような効果を演出しています。ちょっとしたギミックですね。ああ、そうそうタイヤは、前後共にコロコロ空転しますよ。

フロントカウルには”隼 ”、リアカウルには”GSX 1300R ”の文字がシルバーでプリントされています。特にリアカウルを見てもらえば分かると思いますが、ものすごい光沢です。

ウインカー、テールランプ(リフレクターも一体型になってますが)ともにクリアーで色分けされています。ただ、ここもメーカー純正ならターンシグナルはイエローではなくクリアのはずです。そしてナンバープレートは何故か浜松…なして?

ダイキャストは極々一部しか使っていないので重量感はないですけど、ハヤブサの大柄な車体を存分に味わえます。タイヤのトレッドパターンも純正のそれっぽい感じです。

カウル等を固定しているナット類をメッキシルバーとかで塗り分けてやると、さらに見栄えはよくなりそう。

安すぎたので心配でしたが、価格の割には出来がよく大満足でした♪

オマケで、figmaとのツーショットも。今回は諫山黄泉をチョイス。本編ではバイクに乗ったりはしないですけど、なんとなく似合いそうだったのでw

もちろんそれ以外にも理由がありまして、大柄なハヤブサの場合ある程度身長がないと、figmaの可動性を考えるとグリップを握れないだろうなと思ったのですよ。ですが、黄泉でも無理でしたorz ライダーでもぎりぎりそうな感じです;

ただ、たとえグリップを握らせることが出来ないとしても、バイクに腰掛ける等でもポーズ次第でとても絵になります。いろいろな飾り方をしてみたいですね。以上、1/12 GSX1300R ハヤブサのレビューでした〜。

総評でーす。プロポーションは見事ですね〜。05年モデルだと初期型になるわけですが、よく再現出来ていると思います。まぁ中の再現にまでは至ってないわけですが、そのあたりはこの価格の塗装済み完成品では無理でしょう; 基本的な塗装ははみ出し、斑等もほとんどなくとても綺麗でした。ただ、ナット類やマフラー、ディスクローターといった塗り分けの再現が出来てないのはちょっと残念。あと再現度としては、ウインカーの色がイエローなのは…まぁ点灯時をイメージしてということで、大目にみますかね; タイヤのコロコロ、ハンドルの可動は予想通りでしたけど、リアサスもどきがあるとはびつくりー。ちょっとしたギミックであり、オマケ要素ですねw 梱包は問題ありませんでしたが、車体底のゲート跡はいただけない; あと各部で目立つ+ネジ…これらが目立たなければほんと申し分ない出来でした。
全体の出来としてはかなり良好、それでいてこのロープライスですから、それを考えるとユーザーの配慮もある程度プラスですね。是非ともカワサキやヤマハのリッターマシンもラインアップしてほしー。figmaとの相性も良いので、オススメですよっ!