figma ライダー
騎兵の英霊（サーヴァント）で、いくつもの宝具（”自己封印・暗黒神殿（ブレーカー・ゴルゴーン）”、”他者封印・鮮血神殿（ブラッドフォート・アンドロメダ）”、”騎英の手綱（ベルレフォーン）”を持つ。騎兵であるため高い機動力を有するサーヴァントで、天馬に跨り戦う姿は非常に優美でもある。マスターは間桐桜であるが、触媒を用いずに召喚したため、近い境遇のライダーが選ばれた。
ライダーの本当の名は、彼女が苦手とするもの（鏡）からも察することが出来るだろう。
「Fate/stay night」よりいよいよライダーのfigma化です。Fateの中でも人気の高いキャラで、今回のfigma以外にも数多くのフィギュア化（
当サイトでもHOBBY JAPAN誌上限定通販の波乗りライダーさんを紹介）もされています。figmaでは、自己封印・暗黒神殿（ブレーカー・ゴルゴーン）の状態と、封印を外した石化の魔眼”キュベレイ ”発動状態の2タイプを楽しめますよ。ライダーのチャームポイントにもなっている長ーいロングヘアは、軟質、硬質2種類の素材を使い分けて再現されています。ただ、付属品が少々寂しいかなぁ……複雑な構成の髪でかなりコストがかかっている関係ですかねぇ； まぁ、細かいところは、写真を交えながら紹介していきましょうか。
レビュー最後に、”アオシマ SKYNET 1/12 SUZUKI GSX R1000 ”との写真を追加掲載しました（10.07.24）
入手報告でも紹介しましたパッケージです。お馴染みのパケサイズで、セイバー 騎士服Ver.と同じようなデザインアートになっています。裏面のポージング集もいつもどおり。
んで中敷きには、di:stage用の台座スキンカバーが………ないっっ！？ 最近のfigmaはここに切り取り線と折り目が付いているんですけど、ライダーのものにはなかったです＿/￣|○
ブリスター状態。髪のボリュームもあってか、figma本体のスペースが大きめにとれています。オプションはライダーダガーとフェイスパーツ1つ…寂しいなぁ；； ただ、ライダー･ダガーのパッケージングは、上面に中蓋を別途つけることで、中でバラバラにならないよう工夫されています。
最近自分の買うfigmaには高確率でチェーンが付いているのですが、神楽、黄泉とは違ってはじめからチェーンが固定されている（神楽、黄泉は袋に別梱包）みたいです。
背の高いライダーということで、figmaの全長もそれに合わせて大きめになっています。黄泉よりもさらに1cmくらい高く、きちんとスケール感を出してくれている点は嬉しい限りです。そして、その身長と同じくらいの長い髪が綺麗ですね〜。ただ、その髪のボリュームの関係で、自立がややし難い（バランスを取れば写真のように可能）です。
バストアップ。パッケージングされている状態は、自己封印・暗黒神殿（ブレーカー・ゴルゴーン）で封印された状態になっています。
ブレーカー・ゴルゴーンがあっても、顔周りに違和感は特にありません。額の紋章もプリント済み。首のチョーカーは、別パーツになっています。
てっきりブレーカー・ゴルゴーンは、つけた状態のフェイスパーツと外した状態のフェイスパーツを選択式にするのかと思っていたのですが…なんと取り外し式になっていました。
ブレーカー・ゴルゴーンを取り外すことで、魔眼・キュベレイが露になります。アイプリントは相変わらず綺麗で、瞳孔はちゃんと四角になっています。
難点は、ブレーカー・ゴルゴーンを取り外すときに、フェイスパーツに引っ掛けるツメでアイプリントを傷つけそうになること； 付け外しは結構ドキドキです(^^;
ボリューム満点の髪は、複雑なパーツ形状になっています。材質自体も従来のものに加え、軟質素材も使ったハイブリットタイプ。
前回紹介したfigma黄泉も横髪が軟質素材でしたが、このライダーは横上、後髪（後側？上側？）の両方に使用しています。
後髪は、表側（後姿で）に見える髪が軟質素材、裏側が通常の硬質素材となっています。つまり髪は、軟質と硬質の2層構造になっているわけですね。
そして硬質素材の髪も左右2つに分けられていて、付け根部分が稼動するようになっています…すごいぃ。当然のことながら、これまでのfigmaの中で最も複雑な構造の髪です(^^;
これのおかげで、首の可動は非常に柔軟で広範囲な可動域を確保されています。figmaシリーズは、首の可動が控えめなモノが多い中で、ロングヘアーでこれだけの可動を誇るのはすごいですよ。
しかもっ、首が2重関節化されてたりします。普段は、チョーカーに隠れてもう一つの関節ラインは見えないように工夫されているあたりも心憎いです。
ただ、首や髪の可動性能に吸収されてしまったのか、肘の可動はちょっと少なめ；
ボディラインは、ライダーさんということで非常にダイナマーイッ！ 体にフィットする服の感じも、figmaならではの極薄ラバーで見事に再現。ちなみに、下はせくしーな黒でしたー。
腰の可動は、思ったほど曲がらないように見えますが、実際はもう少し曲がります。腹部のジョイント部が若干緩い所為か、服のラバー素材の戻ろうとする力に負けて関節位置を保持出来ないためです；
スカート丈はちょーみじかいので、開脚の邪魔にはまるでなりませんｗ もちろん軟質素材というのもありますよ。
前側は軟質素材の別パーツとなっているため、前後の脚部可動も問題なし。
ライダーさん本体についての紹介も終りましたので、今度は付属品を見ていきましょー。
付属品です。基本的な手のセット（4種8個）、オプションフェイス×1、無銘・短剣（ライダーダガー）×2とちょっと少なめ。表情パーツがもう1つくらいあると尚良かったのですが…。左上の透明なパーツは、澪や黄泉にも付いているロングヘアーキャラ用のジョイントアタッチメントです。あとこれらに加えて、いつものスタンドが付属しています。
オプションフェイスは叫び顔のみ。ただ、この叫び顔にもブレーカー・ゴルゴーンを取り付けることが可能です。オプション手は、平手2種、握り手2種というちょっと変わった構成です。
ライダーダガーのチェーンは、付属の状態から固定されています。しかしこのダガー…思ってた以上に忠実に出来ていてビックリ。チェーンの長さも20cmくらいあるので、結構長いですよ。
それでは、付属品を使ったりして、いろいろなポージングをさせてみましょう。
ライダーダガーは、鎖の垂らし具合に苦労しますが、本体とチェーンのツヤも整えられていて見栄えが良いです。
全体的な可動範囲も申し分ないですから、大胆なポージングも楽々決まります。そういえば…土宮神楽→諫山黄泉→ライダーと、自分の買ったfigmaは3体連続でチェーン付きだったり(^^; そろそろ鎖いいかも…；
こうして見ると太腿もかなりムチッとした感じがして、胸元やウェスト以外でもナイスバディさをうかがえます〜。
神楽でもやったチェーン巻き巻きな感じ？ 黄泉ではやりませんでしたが、なんとなく…つい…出来心で…。
神楽のときの鎖は、”運命や白叡に縛られた鎖 ”をイメージしましたが、ライダーさんだとなんでしょう…”封印 ”…ですかね？
”髪の紫 ”と”服の黒 ”のコントラストもライダーさんの魅力の一つですな〜。
ここからは、ブレーカー・ゴルゴーンを外して、キュベレイの封印開放状態をどうぞー。
せっかくの石化の魔眼・キュベレイですから、ちょっとした加工画像（弄ったのは目だけですけど；）をあちこちに仕込んでみました。
ブレカー・ゴルゴーンを外すと、表情パーツを変更するのとは一味違った雰囲気を楽しめます。1粒で2度美味しいって感じですかね。
ライダーダガーって、ダガー（＝短剣）といよりは杭のような独特な形状です。
ライダーといえばお馴染み四つん這いのポーズですが…さすがに少々厳しい（一応やろうと思えば出来ますが、ポーズが限られてしまいます）ので、アクリルキューブを使ってそれっぽく〜。
このポーズだと叫び顔が非常にマッチしますな(^^; 手に関しては、四つん這い用の平手を使うことで手元はバッチリです。
片手付きならポージングにもゆとりが出ますので、いろいろ楽しめますよ。
平手の指は多少曲がっていますので、飛び掛るようなポージングにも使えたりします。
ライダーダガー用のもち手は親指が立っているのを利用して、ブレーカー・ゴルゴーンを持たせたりも。
figmaの中ではかなり色っぽい仕上がりです。表情パーツの関係で、女の子らしいポージングはあまり似合いませんが、今後メガネをかけた私服Ver.が出るのを楽しみにまっていましょう。
平手の開いた指の隙間を利用して、ちょっと怖い表情も。figmaでは完全に開いた掌が付属することが珍しいので、いろいろ使えますねー。
追加分ですっ。天馬はさすがにないので…白くて乗れるモノを変わりにご用意しましたｗ
スラリとした長身ですから、バイクに跨る姿もとても様になります。
首の2重関節も効いており、ハンドルに手をかけてもしっかりと正面を見ることが出来ますよ。たぶんライダーの可動範囲と身長なら、ハヤブサもいけそう…。
お楽しみいただけましたでしょうか〜？ 以上、figmaライダーのレビューでしたっ。
総評です。髪の仕上がり等を考えると、これまでのfigmaとは少し変わった仕上がりに感じました。もちろん評価が下げるような違いではないですよ。設定身長を反映させつつ、ライダーのスタイルを意識したボディラインはとても魅力的ですし、体の動きをまったく阻害することない長い髪、細部まで塗り分けられた塗装とどれをとっても非常に高いレベルで立体化されています。肘の可動に物足りなさは感じますが、それ以上に髪の可動性、柔軟性の高さに驚かされました。衣服の紫のラインやシルバーのワンポイントの塗装もはみ出し、剥げもなく綺麗でしたしね〜。
表情に関しては、フェイスパーツが2種と少ないこと、目元だけを見れば2種ともアイプリントにそこまで大きな差がないことから、もう少し多様性が欲しかった気はします。ただ、その替わりにブレーカー・ゴルゴーンがあるので、着脱による外観の違和感もありませんしトータルとしてみれば意外と完成度が高いと思います。まぁブレーカー・ゴルゴーンを外す際は、アイプリントを爪がかすめていきますのでビクビクしますけど(^^; パッケージングにも丁寧で配慮についても高評価といきたいのですが、ライダーダガー用の握り手が相当キツキツだったのがちょっとマイナスです。別タイプの握り手のように指と掌の隙間があるわけではないので、使う際はドライヤーとかで暖めて柔らかくするとか、少しだけ穴を広げてあげた方がいいでしょう。オマケは……やっぱりもう1アイテムくらい何か欲しかったかなぁ(^^;
今年は映画化もされてFate人気も衰えを知りませんから、来月の
セイバーオルタ、再来月の
セイバーエクストラ（PSP Fate/EXTRA タイプムーンボックスに付属）以降の商品展開（是非ともライダーさん私服Ver.をｗ）に期待が持てる一品でした。オススメですっ！
