PSP Fate／EXTRA 限定版付属 figma セイバーエクストラ
衛宮士郎をマスターとする剣士の英霊（サーヴァント）。しかし、契約者である士郎の未熟さゆえ、本来の力は出せずにいる。他の英霊達と違い、とある事情により”まだ生きている ”という特異なサーヴァントである。華奢で可憐な剣士を彷彿とさせるが、かなりの大食いであり、腹ペコ王という別名も持っているほど。性格は騎士そのものであり、融通の利かないことも多々あるが、時折年相応の少女らしい一面も見せる。セイバーという名は、他のサーヴァント達と同様に、聖杯戦争における器（クラス）の名称であり本当の名前ではない。
噂では、真紅の大剣を手に、紅いの衣装を身にまとったセイバーも存在する。蒼く気高いセイバーとは異なり、紅く華やかに舞う。どうやらアルトリアセイバーとは、真名も異なる…つまり別の英霊であるようだ。そのため、二人の言動や嗜好等には、明らかな差異がある。
「Fate/EXTRA」よりセイバーエクストラです。ただ、設定上はこの紅いセイバーも”セイバーエクストラ ”ではなく”セイバー ”（でも声優変わってる）なんですよね。まぁそのあたりはまだゲームをやってない（このレビューを書いた後ちまちま進めています）ので、紅い理由がゲーム本編で何かあるかもしれません。見た目は優美この上なく、そのあたりは純白のセイバー・リリィと共通しています。ただ、残念なことに可動性がやや犠牲になっているかな…。ですが、その犠牲に見合った外観を手に入れていると思いますので、こういう形もありかな〜と思います。もちろん見た目と可動が両立していることにこしたことはありませんけど。さぁ、紅く染まったセイバーをじっくり見ていくことにしますかーっ。
figma用の化粧箱というか外箱はないので、タイプムーンボックスそのものがパッケージということになるのかな。といってもfigmaはあくまでオマケなので、やはりfigmaのパッケージというには無理があるかも(^^;
ブリスター状態。figmaとしては珍しい2段式のブリスターです。セイバーエクストラ本体のスカートがものすごく広がっているので、オプションを1段で収めきれなかったのでしょう。
上下のブリスターを一緒に。いつもなら足元に収まっている手やスタンド類も、下段の方に移動しています。
セイバーエクストラ本体です。赤を主体に金の刺繍がワンポイントになっていますね。また、このfigmaの特徴として、背中にスタンド固定用のダボが開いていません。おかげで、大きく開いた背中もセクシーですよ。
標準で取り付けられている表情パーツです。こちらは「Fate／EXTRA」のキャラクターデザイナー”ワダアルコ氏 ”のものをイメージしたものでしょう。アイプリントの瞳部分の表現方法が通常と違っています。
これまでのセイバーとは一味違った雰囲気です。武内崇氏とは違い、アイプリント（瞳部分）の情報量が多いですね。
首の可動範囲は、顎を引く動きは良いものの、見上げる動作は相変わらず苦手のご様子デス……；；
オプションの表情パーツです。こっちは従来のセイバーフェイスかな？ 目線は左を向いていまする〜。
このフェイスパーツも、キリリとした表情で目線も鋭くいい仕上がりです。にしても……セイバーfigmaとしては過去最大級のアホ毛ですねぇ…(^^;
肘の可動は120度ちょいですかね。肩も比較的自由に動きます。襟元から伸びる肩飾りは、軟質素材でうにうに動きますから邪魔になりません。
鮮やかな赤のドレスに、随所に施された金の刺繍がとても映えます。胸元は…セイバーさんにしてはかなり豊かかも…やはり別人か！？（別人でしたｗ） 大きく腰下まで開いた背中のラインも魅力的です。
腰の可動箇所がこのセイバーエクストラにはありません。恐らくは↑の背中のラインを綺麗に見せるための処置でしょう。なので、腰周りの前後のスイングは、バストアンダーにある可動箇所と股関節を使う形になります。
スカートの前側は、白ではなくシースルー（実際はレース地なのかな？）になっているので、下から覗かずともしろと分かります(^^; でも、セクシー…というか綺麗な処理ですねぇ。このシースルーの素材の裾野にも金の刺繍（塗装）が施されていますよ。
ただ、このスカート部分には可動箇所がないので、脚の動きには制限がかかります。でもまぁこれだけ開けば十分か…。
当然前後の動きにも影響します。キャラを大きく見せるような動きは出来ませんが、これだけ動けば基本的なポージングは困らない…かな？
この後は付属品の紹介でーす。関係ない話ですが、来年以降にはこのセイバーエクストラのスケールフィギュアも出るのでしょうね〜。
付属品はちょっと寂しいかなぁ…。ただ、その分剣は大きめ。それに手パーツには小指を立てているものがありますｗ
先ほども紹介した別タイプの表情パーツと、左に流れる前髪です。前髪パーツですが、セイバーにしては結構ボリュームアップしていますよ。
剣は、付属品一覧によると”真紅の大剣 ”と書かれているだけですが、ゲーム中の表記では
”隕鉄の鞴（ふいご）「原初の火（アエストゥス エストゥス）」”となっています。この紅いセイバーのお手製武器とのこと。銘として
「regnum caelorum et gehenna」と刻まれている模様。意味は、ラテン語で”天国と地獄 ”です。
手は、左右4種ずつ計8個。小指を立てた握り手が珍しいですし、かわいいｗ
もう一つfigmaには珍しいパーツが。農具のようなこのパーツは、スタンドのジョイントアタッチメントになります。背中や腰に差込穴のないセイバーエクストラ用に、腰をホールドするためのものとなります。
付属品紹介も一通り終りましたので、いつものようにいろいろポージングを付けていきますよー。
ワダアルコデザインをイメージした表情パーツは、微笑んだタイプですが意外とどんなポーズにも合いますね。
もちろん、こちらの従来タイプの表情もgood！ なびく前髪もボリュームアップしていい感じです。こちらもアホ毛が凄いですがｗ
セイバー・リリィも綺麗なんですけど、個人的にはこのエクストラの方が好きかもーっ。
ただ、下半身の動きの制限が結構あるので、大きなポージングには向かないかなぁ〜；；
左に目線を向けた表情パーツですが、右から見ても思いの外いい表情です。若干長くなった前髪が、目へのかかり具合と相まっていろいろな表情が楽しめますよ。
それにしてもなんとも鮮やかな赤です。上方向から眺めると、目に入る赤の割合が増すのでとても見応えがあります。
セイバーのfigmaとしては…実に5体目となるわけですけど、それぞれに見所が違って見ていて飽きませんねぇぇ。
剣を持たせない状態も〜。私服セイバーを除けばどれも甲冑姿だったので、こういったドレスに近い姿も似合ってると思うし、新鮮に感じます。
さり気なく小指を立てた握り手も、この紅いセイバーの性格を少し表しているようでよく合っていますｗ
以上、360度死角なし、真紅のセイバーエクストラのレビューでしたーっ。
それでは総評いきますっ。今月初めの頃にセイバー・オルタのレビューをしたばかりですが、またまたセイバーです。ですが、これまでのセイバーとは方向性が若干違うと感じました。他は、可動と見た目を両立した再現でしたけど、このセイバーエクストラは明らかに見た目を重視しています。凄いのは、それを見事に体現している点です。この美しさに
追加点+3を加えちゃいましょう。ただ、その分下半身の可動性を捨てているので、figmaというアイテムの性格を考えると複雑な心境です。塗装は、金縁の塗りわけも綺麗でしたし、文句なしでした。表情についても、出来がいいのはもちろんのこと、通常版とワダアルコ氏版の2種が楽しめる点も良かったです。この点はオマケ要素にも関わりますね。
その他としては…パッケージングも丁寧に色移り防止を施してあり問題ありませんでしたし、各部関節の保持なども大丈夫でしたよ。そして、背中の差込穴がない点が予想外に嬉しかったです。今後のfigmaでもそうならないかなぁ…。付属品は少なめですが、他にはないものが付属していたり、シースルーのレース生地？の処理も良かったと思います。
うーん、気になったのは下半身の可動くらいで、他はとても素晴らしかったですね〜。完全受注生産品とのことなので、発売してしまったからにはこれ以上数が増えることはありません。もし手に入れられる機会がありましたら、是非お手元に置いてくださいませっ。ちょーオススメですよ〜。
