figma セイバー 私服Ver.
衛宮士郎をマスターとする剣士の英霊(サーヴァント)。しかし、契約者である士郎の未熟さゆえ、本来の力は出せずにいる。他の英霊達と違い、とある事情により”まだ生きている ”という特異なサーヴァントである。華奢で可憐な剣士を彷彿とさせるが、かなりの大食いであり、腹ペコ王という別名も持っているほど。性格は騎士そのものであり、融通の利かないことも多々あるが、時折年相応の少女らしい一面も見せる。セイバーという名は、他のサーヴァント達と同様に、聖杯戦争における器(クラス)の名称であり本当の名前ではない。
「Fate/stay night」より私服姿のセイバーです。甲冑Ver.とは、また一味違った魅力のある一品で、表情、付属品とどれも日常的なものが多いのも特徴。腹ペコ王なセイバーらしく、お茶碗とお箸が一体化した手もポイント高いですよ。プロポーションや可動性については文句ないのですが、表情については今回は少し気になることがありましたので、そのあたりを踏まえつつレビューしていきましょうか〜。

パッケージは、figma標準サイズでオーソドックスなタイプです。裏面の白をバックにしたポージングサンプルもお馴染みのものですね。

ブリスター状態。中央左にある三角オムスビみたいなものが、他のfigmaにはない付属品ですw

早速セイバーの私服姿を〜。白いブラウスにリボンタイ、紺のセミロングスカート、黒ストッキングという年相応(実年齢…ではないかな、英霊だしw)の格好に見えますね。

標準の表情は、優しく微笑んだもの。ただ……デコマスと比べると、ほんとに僅か(1〜2mm弱)左右の目が離れているんですよね…。1/12くらいのスケールなので、この差は致命的だったりします; 可愛いんですが、サンプルを見てしまうと「……あれ?」と思ってしまうわけです。顔の出来は、非常にハイレベルなfigmaにしては珍しい仕上がりです。個体差でしょうか??

左右から見ると、さすがに正面ほど気になることはないです。アイプリント自体は綺麗なのでモッタイナイ;;

首の可動範囲は、figmaにしては見上げる方向がやや苦手のようです。逆に顎を引く方は良好ですよ。

リボンタイも別パーツなので、体に関しては塗り分けではなく色分けで再現しています。

襟元から肩にかけてのパーツは軟質素材となっているので、腕を上げる動作を邪魔し難い構造になっています。figmaならではの対処法ですね。

腰の可動はちょっと少なめです…。構造的に曲がり難いかな? 前後ともにもう少し動いて欲しいところです。

スカートには左右に大きくスリットが入っているので、脚の動きを邪魔するようなことはありません。

太腿を大きく上げるような動作も大丈夫。私服姿で取るであろうポージングには、先ず困らないでしょう。

一通りセイバーの紹介も終ったところで、付属品の紹介でーす。

付属品一覧。このセイバーの特徴は、なんと言っても正座状態の下半身、箸と茶碗を持つ手につきますね。表情も特徴的な2タイプが付いていますから、数ではなくポイントをおさえて質で攻めてきた感じですw あ、あとお馴染みのfigmaスタンドももちろん付属〜。

付属の表情2種。figmaとしては珍しい目を閉じたタイプもあるので、瞑想等に使えます。ちょっと怒った表情もいいですね。オプションフェイスは、目が離れすぎているということはありませんよ。

やはり、この付属手の存在は大きいですw セイバーといえば”ご飯 ”ですからw

正座状態の下半身の出来もナカナカ。ちなみに腰から出てるものは、接続用のピンではありません。温度変化による材質の収縮により、穴が狭くなって上半身のピンがダボに入らなくなるのを防ぐためのものです。これは親切ですね〜〜。

では付属品を使っていろいろとポーズをつけていきましょー。

竹刀の中段の構えを両手で自然に持たせられます。こういう際にも目を閉じたフェイスパーツは活きてきます。

もちろん、上段の構えも自然に決まりますよ。

竹刀としては、ちょっと動きのあるポーズも。

竹刀を持たせた場合は、衛宮士郎の私服Ver.とのツーショット…もとい稽古が似合いそうですね。

ちょっと怒ったフェイスパーツも、何気ない仕草と合いやすく結構使い勝手が良いです。

正座用の下半身を使って、先ずはオーソドックスな瞑想イメージです。背筋も伸びていて自然ですね〜。

横から見ると、姿勢の良さがよくわかりますよっ。

そして、正座用の下半身の使い方としては、もう一つお食事シーンが欠かせません♪

下半身はまったく動かないわけですが、上半身のちょっとした動きでいろいろな仕草を表現出来てしまいます。

「士郎、おかわりですっ!」

…と、力強くおかわりをするセイバーも再現出来ますw

最後は、せっかくの私服姿なので女性らしいポージングといきましょう。

ブーツなので、ちょっとアクティブな雰囲気というかポージングもよく合いますよ〜。

このあたりのポージングは、figmaならではの豊富な手パーツを駆使して可愛く仕上げたいですね。

デコマスなんかと比べると目元が気になりますが、実はしばらく見続けると違和感はほとんどなくなったりします(^^;

以上、私服姿も非常に可愛い、figma セイバー 私服Ver.のレビューでしたん。

総評まいりまーす。甲冑Ver.とはまた違ったセイバー一面を楽しめる私服Ver.です。プロポーション、可動性(腰がちょっと残念)、塗り分けは概ね問題ないでしょう。中でもスカートのスリット表現は、丈が膝まであるスカートとしては十分な可動性を実現しています。ただ、やはりノーマルフェイスの目元が気になってしまいますねぇ。すぐに見慣れてしまう程度ですけど、見比べるとパッと見で分かってしまう、一番多用するであろうフェイスパーツなのでちょっと残念。
ただ、腰のダボの対策とかは非常に好感をもてました。他のfigmaには現状珍しい付属品ですし、こういう対策はユーザーとして嬉しいです。オマケについても、数的にそこまで充実しているわけではないにも関わらず、ポーズをつけていて物足りなさがないから不思議ですね。
甲冑Ver.にないセイバーの魅力を存分に楽しめると思います。オススメですよっ。