アルター 1/8 戦姫 レビュー

2010.01.12 | author: | スケールフィギュア | 開発計画
1/8 戦姫1/8 戦姫

徳川家の齢20歳の姫。本名は”千姫 ”であるが、あまりの戦好きからいつしか”戦姫 ”のあだ名がつき、それが定着してしまっている。しかし、戦いが好きなだけではなくその実力も確かなもので、徳川家になりすました妖怪から最後まで恐れられた姫である。
”刃乱楠(ファランクス) ”という名の愛槍を手に、戦場を駆け抜けるじゃじゃ馬姫。

「戦国ランス」より戦姫です。というか、買うまで元ネタ知らなかった(知ってビックリですが)んですよね…; 非常に躍動感のあるポーズで、とあるレビューサイトさまで思わず一目ぼれした一品です。ポーズにあわせた髪のなびき方も綺麗ですし、台座にいたるまで手抜きなしのまとまりのいい作品だと思います。
執筆の固定ポーズフィギュアとしては、一番くじシェリル以来2体目(まさみの書いたレビューを含めると4体目ですが)となりますが、最後までご覧いただけたらと思いますー。

1/8 戦姫

先ずは全体を正面から。フィギュア自体は1/8ですが、台座位置の高さ、武器の長さでかなりの高さとなります。

1/8 戦姫

後から。大きくなびいた長い髪のボリュームも結構ありますよ。後からだと槍の長さが際立ちますね;

1/8 戦姫

左から。腰の動き、スラリと伸びた脚の造形も見事です。

1/8 戦姫

右から。左側とは違い、台座の白蛇の口が目を惹きます。またコチラ側からの方が、体のラインもよく分かりますね〜。

1/8 戦姫

全体をざっと見ましたし、ここからは各部をじっくり見ていきましょう。

1/8 戦姫

先ずは表情から。ナカナカの美人顔です。アイプリントも綺麗ですし、後ろ髪だけでなく、前髪も体の動きにあわせて綺麗になびいています。

1/8 戦姫 1/8 戦姫

左右から。大きくあけた口も下品ではなく、体の動きに合わせた目線もイイデスネ。

1/8 戦姫 1/8 戦姫

肩当、カブトも非常に細かく塗り分けられています。つや消し主体でまとめているところに光沢のある金装飾が見事〜。

1/8 戦姫

このフィギュアの特徴の一つでもある後ろ髪です。この後ろ髪が、動きを大きく見せるのに一役かっています。

1/8 戦姫 1/8 戦姫

複雑に入り組んだ髪は、ほんと綺麗です。造形時に分割してるとはいえ、型とるの大変だったろうなぁ(^^;

1/8 戦姫

胴のアップを。胸の造形も綺麗なのですが、腹部の帯の装飾も侮れません。ここにも金の刺繍、装飾が塗装で再現されています。

1/8 戦姫 1/8 戦姫

帯でアンダーを締めている分、胸は強調されていますね。普通は甲冑で覆われてる所ですけど…。

1/8 戦姫 1/8 戦姫

手の綺麗に仕上げあれています。細いですが、動きに合わせた自然な造りです。槍と右手の固定は差し込み式となっています。

1/8 戦姫 1/8 戦姫

腰周りを。甲冑の前垂れ、タイツの止め具にも金の装飾が細かく施されています。

1/8 戦姫 1/8 戦姫

後から。このアングルで見ると、甲冑はただの白い光沢ではなく淡い青が薄く塗装がされているのがわかりますね。

1/8 戦姫

ゲームということでみじかーいスカートですが…戦国時代のお姫様の着る格好ではないですw まぁ綺麗なのでいいですけどーw

1/8 戦姫 1/8 戦姫

おみあし〜。タイツも甲冑と同じ光沢のある白となっています。脚の造形も非常に綺麗です。

1/8 戦姫

愛槍”刃乱楠 ”の刀身。刃の部分のみシルバー(メッキではないですね)、他は黒という形で塗り分けられています。

1/8 戦姫 1/8 戦姫

台座の白蛇です。口を開けたもの、閉じたものとイロイロいます。蛇目もきちんと塗られているのにはビックリ。

1/8 戦姫

大きく開けた口の中も細かく作りこまれ、塗り分けられています。ただの台座とは思えないほどしっかりと造りこまれていますね。

1/8 戦姫 1/8 戦姫

造りこまれているのは蛇だけでなく、足場にしている枯れ木の幹も。ただの幹かと思いきや、御札も貼られています。凝りすぎっ。

1/8 戦姫 1/8 戦姫

最後は、いろいろな角度からお楽しみくださいませ〜。

1/8 戦姫

腰はそこまで捻っているわけではないんですけど、肩の動きのおかげでポーズが大きく見えます。

1/8 戦姫

加えて、高く上げた右脚も効果的です。

1/8 戦姫 1/8 戦姫

上から見下ろすとオロチを避けようと飛び上がろうとする動きがより伝わってきます。

1/8 戦姫

見る角度によって、ポーズがより大きく見えたりしますので飽きませんよ〜。

1/8 戦姫 1/8 戦姫

表情をいろんな角度から。

1/8 戦姫 1/8 戦姫

アップで撮ると広角レンズとなってしまうので、パースが効いてふっくらして見えてしまいますが、実際はそんなことないです;

1/8 戦姫

ローアングルで見てもポージングのおかげで迫力満点です。

1/8 戦姫

寸でのところでオロチから逃れる一瞬を形にしているので、緊迫感すら感じられます。

1/8 戦姫

”優美 ”という言葉がとても似合うフィギュアですね〜。

1/8 戦姫

台座から左脚、腰、そして上半身と綺麗な曲線を描く、なんとも雅な戦姫でしたっ。

流れるような動きを見事に再現したフィギュアでした。スタイルは、甲冑が少ない分体のラインがよく出て女性らしさを感じさせまし、長い髪の造形が見事ですね。緊迫感すら感じさせるポーズは、フィギュア単体では決して大きい部類ではないはずが、躍動感と相まって非常に存在感のある仕上がりとなっています。肌の露出は少ないですけど、その分鎧、和装に力が入っていて、塗装、塗り分けも綺麗です。表情も綺麗な顔立ちというだけでなく、鋭い眼差しは凛々しさも漂わせています。そして、何より台座の出来も素晴らしい。造りはもちろんいいのですが、この台座が戦姫の動きをより一層引き立たせています。台座の蛇の動きと戦姫の動きが、一つの曲線を描いたように仕上がっているのも見逃せませんね。
難点を敢えて言えば、武器、なびく髪の所為で置く場所(またケース)を選ぶこと。ただ、こればかりは仕方のないことですから、欠点とまではいかないかな? ケースに収める場合は、幅、奥行きが20cm以上、高さは30cm以上のケースを用意しましょう;
機会がありましたら、台座すらも作品の一部に仕上げた優美な造形を是非お手にとってご堪能くださいませ〜。
    

            

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