アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風” レビュー(後期型:ラムジェットエンジン仕様編)

2013.02.22 | author: | その他完成品トイ | 開発計画
ここからは「後期型:ラムジェットエンジン仕様編」です。OVAでいうところのオペレーション4〜5に登場した仕様で、エンジンをFNX-5011-D(VC) スーパーフィーニクスMk.XI ターボファン(OVAだと英語読みではなく日本人に馴染みのある”フェニックス”と発音してます)に換装した状態です。機体背面にラムジェットモード用の開閉式エアインテークが突き出した形になり、エンジンノズルのカラーリングも少し異なっています。ここでは”地球大気圏内のエンジンテスト時の兵装”、”FAF地下空洞都市戦時の兵装”、そしてクライマックスである”フェアリイ星撤退作戦時の兵装”を再現していきます。劇中の兵装パターン以外も含め、写真多めでボリュームたっぷりでレビューしていきますので、最後までごゆるりとお楽しみください。

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風” アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風” アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

「Operation4」より、地球大気圏内での新型エンジン燃焼テスト時の兵装です。機体下部にドロップタンクを3基、主翼下にAAM-III(短距離空対空ミサイル)を片側2発ずつ計4発装備しています。今回の任務では、航続距離が長いことと、ラムジェットモードの燃焼テストもあるため、増槽(左右に取り付けるタイプは中央に比べると小ぶり)を最大限取り付けた状態となります。機体形状は、とりあえず通常のクルーズ状態からですね。ちなみに、写真1枚目はクリックすると大きい状態でご覧いただけます。
この新型エンジンに換装した雪風は、機体背面にラムエアインテークが増設されたことにより、機体外観が幾分変更されました。通常のターボファンエンジンを使用時には閉じていますが、ラムジェットモード時にはインテークが開きラム圧を得る仕組み(一定速度以上で飛行することにより、空気の流入圧を利用して圧縮する方式)になっています。
取説の機体データでは、推力においてはミリタリーパワーで10220kg、アフターバーナー使用時で14930kg、ラムジェットモード使用時で16800kg。速度は、巡航速度がマッハ1.75、アフターバーナーを使用した最大速度はマッハ3.3(いずれも地球大気内・高度17700mにおいて)ですが、ラムジェットモードではマッハ3.8(地球大気内・高度21000m)にまで加速します。

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風” アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

続いて、ラムジェットモードを使用するため、主翼を180度回転させて後退翼とした状態です。メイヴの持つ主翼、カナード翼、尾翼は、全て垂直方向に回転軸が設けられているので、飛行速度や空中機動、状況に応じて角度を随時調整しているわけですが、まさか180度回転して後退翼になるとは……これも一種の可変翼システムと言えるのかもしれません。ただ、この状態だとミサイルの発射方向も180度向きが変わってしまいますよね(^^; 劇中でもそれはきちんと描かれており、この後退翼の状態でAAM-IIIも発射しているんですけど……どういう軌道を描いてミサイルは命中してるんだろう? それとも発射する瞬間だけ後退翼にするとかかなぁ?

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風” アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風” アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

ラムジェットモードが始動すると、さらに主翼は駐機状態のように折り畳まれ、直進安定性を重視した形態をとります。この形態をとっても、始動直後の加速ではグネグネうねりながらすっ飛んでましたがw 「Operation2」のTS-X1も最大加速時には、前進翼のままですが主翼をこのように垂直に立てて飛行する描写がありましたね。ちなみにこの飛行形態(ラムジェットモード使用時)では、機体下部のドロップタンクは全て投棄しています……って、中央の増槽を取り忘れてるーーorz
しかし、この形態もきちんと再現出来るメイブ雪風の立体ブツは当然これまでありませんでしたので、まさに決定版といえる仕上がりですな〜。本当に素晴らしいです♪(*´Д`)

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

「Operation4」からもう1つ。エピソード最後に日本海軍の原子力空母”アドミラル56”から離陸するメイヴ雪風を。装備的にはこれまでと同じ状態なのですが、ブッカーの悪戯心により”メイブだからこそ可能な発艦方法”をとります。自分も初めて観たときは笑いましたw ただ惜しむらくは、各翼の回転軸がないため、主翼などに微妙な表情付けが出来ないことですね。劇中では、この状態でのバランスをとるために主翼や尾翼がもう少し水平方向にも動いたりしているのですが、アングルが固定されているためそのあたりを再現することが出来ません。残念〜〜。
そういえば、昔「YS FLIGHT SIMULATOR」+メイヴ雪風の機体データで、この状態を再現して遊んだりしてたなぁ〜。懐かしい……(*゚ー゚)

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

さて、いよいよファイナルエピソードである「Operation5」に登場した兵装を再現していきます。このエピソードでは、前半パートと後半パートで戦場も装備もがらりと変わりますので、まずは前半部分からいきましょう。ただ……出来るだけ核心には触れないように書きますが、当然ネタバレにもなりますので、これから観ようという人は文章は飛ばし読みした方がいいかもしれません(^^; それと、写真1、2枚目は、クリックすれば大きくなります。
ではいきます! 前半では、データ処理をしつつSAFハンガー内で無人のまま駐機していた雪風ですが、格納庫内からの即時離陸離脱のために垂直上昇用ブースターを装備しています。前側ランディングギアに2基、機体下面左右のハードポイントに1基ずつの計4基で構成され、使い捨てながら滑走路なしに機体を即時離陸させることが可能です。武装としては、機体下面中央と左右主翼上にAAM-III(空対空短距離ミサイル)を合計4発、主翼下にクラスター爆弾を左右1基ずつの計2基、機体下面中央にエアゾルボム(燃料気化爆弾)を装備と、対空対地の両面において火力を発揮できる重武装の構成になっています。

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風” アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風” アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

このブースターは、機体を飛行可能な場所まで移動、上昇後は、パージして通常の飛行状態へと移行します。高速飛行を行うには空力上極めて邪魔であることと、常用し続けるほどの燃焼剤を搭載出来ないでしょうからねー。垂直に上昇するだけでなく、ノズル方向を動かすことである程度の水平方向の移動も可能なようです。商品では、前側のブースターは交換式(ノズルが真下を向いたタイプとやや後ろ側を向いたタイプの2種)、後ろ側のブースターは可動式となっています。取説にも書かれていますが、前方ブースターは特に破損しやすいようなので、取り扱いには充分注意してくださいね。

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風” アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風” アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

離陸後は、ブースターを投棄して高速飛行へと移ります。この時点では、パイロットもフライトオフィサーも搭乗せず、予め与えられたミッションを雪風が遂行しています。なので、コックピットは無人の状態にしておくと、より雰囲気がでるかと思います。あれ? 垂直用ブースターを装備した状態は、このアルター版1/100が初の立体化かな? 何れにせよ、これだけプレイバリューの高いメイヴ雪風は、現状他にはありませんねっ。
しかし……ダミーのデータ処理をしながらあれだけの高機動をするとか、戦闘知性体というだけあって物凄い処理能力のコンピューターですなぁ(^^;

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

続いて、クラスター爆弾とエアゾルボムの投下状態を再現してみました。劇中で描写されたクラスター爆弾は、投下後に弾体側面がすべて外れ、ロックオン対象に向かって子弾が飛散していきましたが、さすがにそこまでの再現は出来ません(^^; しかし弾体側面の一面だけは外れ、中の子弾が見えるようになっていますので、レビューではその状態を使わせていただきました。
一方のエアゾルボムはというと、装備状態だけでなく傘の開いた投下時の状態も付属しているため、専用のスタンドアームとベースを使うことで、投下状態を手軽に再現可能になっています。やはり前半パートのクライマックスシーンだけあって、しっかりと投下シーン用のディスプレイセットも付けてきましたね。さすがです。

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風” アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風” アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風” アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

「Operation5」最後の兵装は、フェアリー星撤退時の最終装備となります。レーザー機関砲を機体下面中央に装備し、両脇には専用のジェネレーターを取り付けます。主翼上にはAAM-III(短距離空対空ミサイル)を2基ずつ、主翼下にはAAM-VII(長距離空対空ミサイル)を2基ずつ装備しており、対空に重点をおいた兵装であることが分かります。
まぁ実際には、雪風に搭載出来る程度の兵装ではあの無数のジャムに到底足りるはずもなく、[FRX-99 レイフ TYPEハンマーヘッド]3機を従えたフリップナイト・システムに加え、当該エリアで作戦行動中の多数のFAF機の火器も使用するという、まさに荒業を駆使しての撤退でした。雰囲気的にはガンダム00のガガの群れに似ていますが、このときのジャムの数はその比ではありませんので(パッと見ガガの数十万〜数百万倍以上…いやもっとかも;)、ちょっとトラウマチックな数でしたね(^^;
搭乗者は、パイロットの深井零のみで、フライトオフィサーは乗っていません。故に、後部座席は空けておいた方がより劇中のイメージに近くなりますよ。こちらも、1枚目と2枚目の写真はクリックすることで大きい状態でご覧いただけます。

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

オマケです。付属品の中には、OVA中では搭載描写のなかったAAM-V(中距離空対空ミサイル)なども多数含まれており、せっかくなのでいくつか装備させてみました。AAM-Vは、赤いラインの入ったミサイルで、機体下面中央用(2発装備)と下面左右に取り付ける単発タイプの3種が付属しています。つまり、主翼のハードポイントには取り付け不可なので、他のAAM-III、AAM-VIIとのバランスだけでなく、ドロップタンクの取り付け位置とも被るので、そのあたりにも気をつけて装備するとよいかもしれません。

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

もいっちょオマケの付属品の一覧です。雪風本体に、後期型エンジン+インテークを閉じたエンジンカバーを付けた場合の付属品を羅列していくと……
レーザー機関砲1門、ジェネレーター2基、ドロップタンク3基、AAM-III 短距離空対空ミサイル10発、AAM-V 中距離空対空ミサイル4発、AAM-VII 長距離空対空ミサイル8発、クラスター爆弾2発、エアゾルボム2種、垂直上昇用ブースター4基(+角度交換用2基)、角度交換用カナード翼2枚、角度交換用尾翼2枚、初期型エンジンノズル2基、初期型エンジン用カバー2点、後期型エンジン用カバー・インテーク開2点、ランディングギア、エアゾルボム用台座、本体用台座、専用工具2種
ってところかな。文字にするとますます多く感じます(^^; これだけオプションの充実したメイブ雪風は、恐らくこれが最初で最後でしょうねー。

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”

〆は、大きい写真を2枚ペタペタっと。以上、「アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”のレビュー」でした。2編に渡る長文レビュー、読了まことに感謝です_(._.)_

総評です。非常に中身の濃い完成品トイでしたねー。アルメカシリーズを購入するのは今回が初めてなのですが、他品も同様にオプション満載みたいなので、今回のメイヴ雪風もそれを踏襲した形のようです。事前にセット内容が充実していたのは知っていましたが、実際に手にとって見ると改めてプレイバリューの高さに驚かされます。可動モデルなどではないのえづけど、本当に遊び甲斐のある一品でした♪
では、評価項目を順に確認していきましょう。プロポーションは、元々が独特で複雑なフォルムをしているのですけど、曲線と直線の織り成すアウトラインを見事に立体化しています。オプションの充実ぶりなどにより、劇中に登場するほとんどのシーンを再現出来るのも素晴らしいですね。塗装も非常に完成度が高く、塗り分けもとても綺麗でした。厳密に言えば気になるところはゼロではないですけど、大目に見れる程度かな。ただ、ギミックとしてはちょっと物足りなさが感じられます。翼の固定位置やコックピットのポジションなど、ほとんどの選択肢が2択になってしまっているので、通常の飛行ディスプレイや着陸時の形態において、細かい部分が気になってきます。たとえば、劇中ではカナード翼と尾翼を小刻みに動かして姿勢制御をしている描写が多数ありますし、着陸時には主翼と尾翼を立てることでエアブレーキとフラップの効果を演出しているのですが、この商品では各翼に回転軸がないので、そういった部分を楽しむことは出来ません。非常に惜しいです。
ユーザーへの配慮としては、パッケージングも値段に見合った凝った作りになっていますし、梱包の安全性についても問題なく、取説も非常に丁寧と、価格が高すぎる点を除けばとても満足のいくものでした。まぁ価格についても、オプションや本体の塗装の出来などを見れば、ある程度は納得のいくものなので、減点としては極わずかです。オマケ要素は、言わずもがな満点です。もちろん欲を言えば他にもあれがほcとかありますけど、現状の付属品だけでも充分満足出来る内容です。全てにおいて非常に高いレベルで商品化されており、今後これを越えるメイヴ雪風が出ないであろうと思わせるほどの仕上がりに感じます。ということで、追加点+9をつけます。本当は+10といきたいところですが、あと一歩な面もゼロではなかったので、+9止まりとさせていただきました。

ここまで書いたことですし、気になる点も書いておきます。先ほども触れた各翼の回転軸がないことが一番大きいですけど、他にもギミック的にエアブレーキの開閉(選択式でもOK)がないのは寂しかった; 再現性という意味では、ミサイルとパイロンの切り離しも出来ると、ミサイルの発射後を演出出来たのですが……。結局ミサイルを搭載しているかしていないかの2択であって、間がないわけですよ。それに初期型と後期型を換装可能にするなら、いっそのことエンジンディティールそのものも再現して欲しかったです。そうすれば換装シーンの再現なんかもしやすいですしね。もひとつ、MAAM(Operation5で使用した近距離高機動AAM)やダミーミサイル、タラップなども付いていると、付属品としては完璧になったのではないでしょうか。
ま、どんなものでもなかなか完璧にとはいきませんからね。それにこれだけハイレベルな仕上がりだからこそ、求められる部分もより多くなるとも言えます。しかし、それら気になる点を差し引いたとしても、満足度が最も高い[メイブ”雪風”]であることに変わりはないと思いますので、ファンの人には是非手にとって欲しい一品です。予算的に余裕があるのなら、レイフ(ハンマーヘッド)とともにディスプレイすると尚良いんじゃないでしょうか。そして「戦闘妖雪風」を知らない人にも、この機会に観たり読んだりして欲しいですね。小説版は自分も読んだことがないので、読んでみようかと思ってます。総じて「アルター 1/100 戦闘妖精雪風 FFR-41MR メイヴ ”雪風”」、ものすごーーくオススメですっ!!
    

            

その他完成品トイ | 開発計画 | HOME |