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スジボリ堂 BMCタガネ 0.075mm&0.2mm 入手

2015.03.08 |author: |開発計画 |MASTER GRADE
「先日の頂きモノ」は、”スジボリ堂 BMCタガネ 0.075mm&0.2mm”です。同じく模型を趣味とする友人より頂きました。Hさんいつもありがとうございます_(._.)_ 自分がスジ彫りをするときは、先日の拍手返信でもチラっと書いた通りニードル(4種類ほど使い分け)、エッチングソー、目立てヤスリ、ラインチゼル、デザインナイフなどを使っています。それを知っているHさんからは、以前よりBMCタガネを勧められていたのですけど、ちょっと単価が高めなのとラインチゼルとプチかぶりしているため後回しになってたのです。すると先日連絡があり「オススメの2本をチョイスしたから、あと足りなかったら自分で揃えてくれ」と送っていただいた次第です、バナナチップスと共にっΣ(何故バナナチップスなのかは未だに返答いただけていませんw) ということで、簡単にですがご紹介しまーす。

スジボリ堂 BMCタガネ 0.075mm&0.2mm

BMCタガネ 0.075mmBMCタガネ 0.2mmです。一時期は店頭在庫がどこもなくなり、再生産待ちの状態がしばらく続いたこともありましたねー。自分も秋葉で何度か品切れ状態を見たことがあります。ただ今は比較的入手しやすくなっていますから、どこを探してもないということはないと思いますよ。

スジボリ堂 BMCタガネ 0.075mm&0.2mm

裏面を見ると、特徴と簡易的な使用方法が書かれています。他のスジ彫りアイテムとしては定番のけがき針や目立てヤスリ、デザインナイフなんかと違う点は、削った跡の形状です。絵でも書かれている通り削った断面がV字にならずに凹になり、エッジが非常に綺麗な状態で仕上がります。淵の盛り上がりもありません。この辺りはラインチゼルと同様(ラインチゼルの方が後発)のため、両者の違いをまとめてみました。

 ・切削性と彫りやすさ(刃の形状の違いもあるため単純比較は難しいですが)で言えばBMCタガネの方が一枚上手。
 ・刃先も、BMCタガネが0.075〜3.0mmまでの20種類(ラインチゼルは0.1mm〜1.2mmまでの10種類)と先発の強みが出ています。
 ・ランニングコストは替刃式のラインチゼルに軍配。ただしラインチゼルの初期刃である0.3mmに限れば、イニシャルコストはBMCタガネに。

こんな感じですかね。自分も今回BMCタガネを使うまでは、ラインチゼルとさほど変わらないだろうと思っていたのですけど、切削時の刃があたる角度が違うこともあってBMCタガネの削りやすさには驚きました。ただ……やはり数を揃えようとするとコスト面の差が顕著になります。たとえば、比較的使用頻度が高いだろう0.1mm、0.2mm、0.3mm、ニードル形状の4本だけで比較(定価の場合)しても、BMCタガネだと10000円を少し越えますが、ラインチゼルならなんと半分の5000円ちょっとで済みます。
まぁスジ彫り関係の道具は元々高価なものが多いですから、使用頻度とかお財布事情に合わせてチョイスしてくださいな。もしこれから道具を揃えるというのであれば、ラインチゼル本体(0.3mmが付属)と0.1mmの替刃の組み合わせが、使いやすさとコストの両面でオススメです。逆に既にラインチゼルを使ってる人には、是非BMCタガネと使い比べてみて欲しいですね。

スジボリ堂 BMCタガネ 0.075mm&0.2mm

って、いきなり〆的な話の流れになってしまいましたorz 肝心の中身の写真をまだお見せしていませんでしたね; 写真をパッと見だと分かりにくいですが、実物はかなり小さいです。全体の長さが9cmくらいしかありません。最初は短すぎて使いにくいかなーとも思いましたけど、今のところ特に不自由はなかったです。もし使いにくい場合は、別売りで専用グリップ(ホルダー)も売っていますよ。

スジボリ堂 BMCタガネ 0.075mm&0.2mm

スジボリ堂 BMCタガネ 0.075mm&0.2mm

刃先を拡大してみました。上から見ると刃先の細さ(左が0.075mm、右が0.2mm)がよく分かるかと思います。横から見ると普通のナイフのようにも見えますな。ラインチゼルの刃とは形状が明らかに異なりますが、いずれにせよ取り扱いには十分注意が必要です。

以上です。まだ少ししか試していませんが、これは使い出すと癖になります。とりあえず手持ちのラインチゼルなどと合わせれば十分間に合いますが、使うほど他の幅のタガネも欲しくなりそうです; もし機会がありましたらみなさまも是非っ。ぁ、バナナチップスも美味しいかったですw
では、See you next time!