桜ヶ丘高校、軽音部でギター兼ボーカルを担当する、ごく普通の女子高生。間違った認識で入ってしまった軽音部であったが、その後の努力と持ち前の隠れた才能(絶対音感など)で、リードギターをするほどの腕前へと成長する。本人のたっての希望もあって、ボーカルも兼務することも多い。当初は、演奏と歌唱を同時にこなすことが出来なかったが、顧問の山中さわ子の指導によりそれもクリアする。入部後も音楽的知識が皆無であるため、後輩である中野梓(同じくギター担当)をはじめとした部員たちからその都度教わっているが、感覚や直感で知識の無さを補うこともしばしば。愛用のギター(ギブソン・レスポール・スタンダード)には、”ギー太 ”という名前を付けて溺愛している。
性格は、のんびり屋でマイペース。かなりのおっちょこちょいでもあるが、しっかりとした妹・憂のおかげもあり、大きなトラブルにはならない模様。1つ離れた妹とは非常に仲がよく、高校も同じ桜ヶ丘であるため、学内でも仲睦まじき姿がたびたび目撃されている。
ついに開始となりました一番くじ”けいおん!! 2回目! ”です。A〜Eまでがプレミアムフィギュア、というプレミアムフィギュア尽くしでも話題になっている今回ですが、デスデビル衣装に身を包んだHTTは、普段とはまた一味違った魅力となっています。ただ、従来の一番くじプレミアムのフィギュアの場合、1/8相当のスケールであったのに対して、数が多い分1/10程度の大きさにダウンサイジングされてしまっています; 総評のときに改めて書きますが、ここにちょっとした罠も…? しかし、サイズが小さい割には、そこまで悪くない(あくまで一番くじの景品として見た場合です)ように見えますね。まぁ個体差もあると思うので、何ともいえないところではありますが; それとF賞には、きゅんキャラ用の学園祭ステージセットがあり、一風変わった賞なのですけど…これきゅんが当たらずにステージだけ当たると悲惨なのでは?w
マクロスのときは口数制限がなかったですが、今回は1人10口の制限ありでしたので20回分の結果となります。プレミアムフィギュアがなんとか1個…相変わらず引きが弱いなぁ;; その代わりマグカップ、タオル、きゅんキャラはコンプリートと、下位賞の制覇率は高かったりします; まぁ上位賞が当たらない分、下位賞を多く引き当ててるのだから当たり前か;w; ここでは、唯一引き当てたプレミアムフィギュア、A賞 平沢唯 デスデビルver.のレビューをお届けしまーす。
パッケージとブリスターです。デスデビルという悪魔のような名前とは違い、星型のウインドウがあるなどかわいらしいパッケージですw 梱包に関しては、これといった問題はなかったです。むしろ、頭部の色移り防止のシートに粘着性タイプ(コトブキヤで多用されているアレ)を使うといった新しい試みも見受けられました。
全身8方向から。プロポーションは悪くないですね。デスデビルらしい衣装とマッチして、唯の違った一面が見られているようです。ただ、ポージングが少々大人しすぎるかな? もう少し動きがある方が、デスデビルのボーカルという雰囲気がより出たのではないかと思います。
フェイスアップ3方向+髪の造形です。唯らしいタレ目が、アイプリントでちゃんと再現されています。これだけ髪型や雰囲気が変わっても、唯ときちんと分かるのは素晴らしいですね。髪の造形は、少々やっつけ感がするかなー; もう少し丁寧さが欲しかったところです。
腕で隠れるので、胸元2方向です。比較的大胆な衣装ですが、胸元はやや控えめとある意味設定に忠実?な再現です。光沢感の強いドレスですねー。
手の造形は、パッと見の印象は悪くないんですけど、よくよく見るとパーティングラインや下地処理の甘さが目立ちます。ツメは、パールピンクで塗装されていますが、はみ出しも少しあるかな…。
衣装は、かわいらしさを出しながら、金属の鋲と太いベルトがヘビメタらしさを演出。カラーリングも唯のイメージカラーである赤を基調としてるので、よく似合っていますな〜。袖のこういうヒラヒラってなんていうんでしょ?
ストッキングは、わざとあけた穴がポイントになっています。ブーツは色、形ともにえらいゴツイですね(^^; そして唯といえばパンストということで、下はパンストでしたー。真っ黒のベタ塗りではなく、ブラシによるグラデーションで薄く伸びて肌が透ける感じをなんとか出しています。
台座ー。やや手抜き感も感じられます; 各キャラともに星型であることは共通で、文字色、名前などが違っています。
ではガシガシいろんな方向から見ていきませうー。ポージングが大人しいと最初のほうでも書いたと思うのですが、改めてこうして見ていると、唯らしい元気な感じが伝わってこないことにも、若干の違和感があるのかも。(上段写真は特大タイプです)
顔の感じは、本当に唯の特徴をよくとらえています。アイプリントだけでなく、頬の少し丸みのある輪郭なんかもいい塩梅です。ただ、アイプリントは質がちょっと悪いかも…。
大きめの写真で見ていると、ポージングの大人しさ以外は、意外とよくまとまっていますよね。スケールの小ささをあまり感じさせません。1/10程度のサイズ(公称はノンスケールです)の場合、クオリティを維持することが難しいのですけど、飾りやすいというメリットもありますね〜。
今まで、唯ってそれほど惹かれることもなかったんですけど…こうしてみると結構かわいいですね。キャラの人気ランキングで順位が高いことも頷けます。あんまりタレ目っ子って好きではないんですけど…不思議な魅力ですw
最後に特大を2枚もってきたところで、〆っ。以上、”一番くじプレミアム けいおん!!2回目! A賞 平沢唯 デスデビルver. ”のレビューでした〜。
総評ー。当たったときの箱の小ささから、肝心の出来が少々不安でしたが、箱を開けてみると思ってたよりも良かったです。ただし、細かい部分で気になる点が多かったのも事実なので、1つ1つ評価項目を見ていきましょう。
プロポーションはかなり良かったと思います。マイナス点としては、唯にしては少し脚が細すぎたかな? ポージングについては、レビュー中でも書いている通り少し大人しすぎたこと。ただ、このポージング自体も悪いというわけではないので、大きなマイナスにはしていません。塗装・塗り分けは…ダウンサイジングしたことによる弊害が一番出ていますね; スケールが小さくなるということは、細かい塗装が増える分荒さが目立ちやすくなります。案の定、衣装に金属の鋲が多いせいもあって、はみ出しやズレといったものが諸所に…orz 表情に関しては、これだけ髪型や化粧が変わっても唯だとはっきり分かるレベルです。しかし、アイプリントのデカールの質が悪いのがマイナス。ユーザーへの配慮としては、梱包は丁寧ですし、サイズが小さくなったことで飾りやすいというメリットもあって、高評価です。オマケ要素は、いつものようにスカートが外れること…くらいかな;
問題は、くじのお得感です。プレミアムフィギュアがすべてではないですけど、フィギュアの当たる確率の高さというのも、1つの目安だと思うのです。一番くじの場合、種類によって1セット(出荷単位)あたりの口数もフィギュアの入り数もまちまちなので、判断はしにくいところなのですが、比較的オーソドックスなのが”1セット50口、プレミアムフィギュア A〜C各3つずつ ”というパターン。つまり1セットあたり18%の確率で手に入ることになります。今回のけいおん!!2回目はというと、一見するとプレミアムフィギュアが5種類もあって当たりやすそうに見えますが、実際は1セット100口、A〜E各3つずつ、つまり15%ということで逆に確率は下がって(-3%ですけど)いるのです。しかも、数が減っているだけでなく、サイズが小さくなっていたり、きゅんキャラの衣装を全統一させたりと、いろいろな所に”種類が増えたことによるコスト増加 ”のしわ寄せが…。もちろん、HTTメンバー5人全員が揃うというプライスレスな要素?もあるので、最終的には人それぞれですけどね…って結局このオチか(^^;
普段のHTTとは違う雰囲気を味わえる数少ないフィギュアですので、コレクション性の高さ(サイズの小ささ)と合わせて、ファンなら集めてみる価値はあると思いますよっ!