1/100 GN-001 ガンダムエクシア
私設武装組織「ソレスタルビーイング」が所有する（プトレマイオス艦載）GNドライブ（太陽炉）を搭載した4機のガンダムの内の1機、エクシア。開発コード”セブンソード”の名の通り、GNビームサーベルX2、GNビームダガーX2、GNソード、GNロングブレイド、GNショートブレイドの計7本の斬撃武器を持つ近接戦闘に特化した機体で、装甲もEカーボンを使用しているものの比較的軽装。遠距離攻撃専用武器はないが、GNソードに小型のビームライフルが内臓されている。これほどまでに近接戦闘に特化したのには理由があり、万が一ガンダム同士の戦闘になった際、GNフィールドを展開されると如何なるGNビーム兵器も遮断されてしまう為、唯一それを突破できるGNソード、GNロング/ショートブレイドを扱える機体として開発された。
尚、エクシアを含めたオリジナルの太陽炉を持つ機体にのみ、高濃度圧縮粒子全面開放システム「トランザム」を使用することが可能。トランザム中の太陽炉は、通常の3倍の出力を発揮し全てにおいて他を圧倒するが、大量のGN粒子を消費するためトランザム終了後の機体性能は極端に低下するデメリットもある。パイロットは刹那・F・セイエイ。
機動戦士ガンダムOOより主役機ガンダムエクシアです。それまで先行していたFG、HGシリーズをベースにリリースされた1/100シリーズ1体目。プロポーションもさることながら、デザイナーによる1/100シリーズ用に新たに細かなモールドを追加、リファインさせている点が売りです。ただ、基本的にはSEED系の1/100シリーズと同じですね。キット本体だけでなく箱絵のデザインも大方似ていますし、、、ストライクフリーダムの再来だけはご勘弁をですが；
ほぼ、劇中のプロポーションと言っていいのではないでしょうか。小さめの頭部、ある程度肉付きされた腕足は、HGでのボリューム不足感を補っています。また、肩部のリボンケーブル（？）だけでなく、胴、腕、足全てが軟質ゴム素材で再現されています。ただ、腕、腰のフロントアーマーのグレー部分は相変らずのシールなのがマイナスですね。
後ろから見ると、膝近辺がかなり大きいのが分かります。GNドライブのグレー部分は、ちゃんと別パーツ化されています。
GNビームダガー基部は、設定通り左右に可動するので抜刀形態を再現できます。内部は繋がっているので両方一緒に動きますが…（これって設定上独立可動することはないのかな？）
肩のGN粒子散布ブレードは、展開可能。チークダクト近辺は、イエロー、グレーで要塗装です。発光部分は、イメージの暗い感じではなく発光状態の再現ということで全てメタリックグリーンで。
フル装備状態、セブンソードを再現可能。
GNソードは、設定通りガンモード、ソードモードを再現可能。グレー部分は塗装しています。
GNシールドの色分けは設定通りですね。こちらにも追加モールドがあちこちにあります。
GN L/S ブレードマウント基部はHG同様別パーツでの再現となります。股関節の可動基部なのでこれを再現するのはかなり難しいかもですね。<
可動性は、及第点あるとは思います…が、腰アーマーの可動域が狭め＋塗装箇所をガリっといってしまいそうなのがマイナスですねぇ。
上記の通り全体の可動範囲はまずまずなので、ポージングの自由度はまぁまぁと言ったところでしょうか。
腰基部には、横方向への可同軸があるのですが、その際に隙間が出来ないよう2重構造になっています。
GNソードのソードモードは、かなりの長さがあるので迫力はありますよ。HG（未公開）のようにシルバーで塗装しようかとも思ったのですが、ムラになりそうなのでグレーのままorz
バンダイのクリアスタンドをベースに。余談ですが、気がつくとバンダイスタンドが…クリア1、ブラック1、ホワイト2、レッド1とイッパイノジョウタイニ…。
左手用の平手が別途付属します。種系ではなかったので、こういうのは嬉しいですね。
GN L/S ブレードの色分けも良好です。ブレードへの細かなモールド追加もいい感じだと思います。
長さ的にも適度な長さなので、順手持ちだけでなく、逆手持ちも様になりますね。
GNビームダガー用の短いクリアパーツも2本付属しています。
もちろん、GNビームサーベル用のクリアパーツも2本付属していますよ。
待ちに待った（個人的に）1/100シリーズのキット化です。それに見合った出来だと思いますし、種系よりもバランス（プロポーション、可動性）がいいのではないでしょうか。モールドの追加といったHGとの差別化もはかられていますし、トータルでのクォリティが高いキットではないでしょうか。HGと変わらずなシール箇所が気になるといえば気になりますが、MGとは違うのでコスト的にも仕方ないかな。この質を維持したままキット化が進むことを祈ります。
