MaxFactory figma 化物語 阿良々木暦
直江津高校に通う普通の高校生であったが、死に掛けた吸血鬼・キスショットと出会い、自らの命を差し出すことで彼女を助けてしまう。それにより闇の眷属へとなってしまったため、ハンターから狙われることに。そんな折、忍野メメに助けられたことで、彼の人生は様々な意味で大きな転機を迎える。人間に戻る選択肢もあったのだが、最終的にそれは選ばず、キスショットとの共存の道（キスショットは力の大半を失い、抜け殻＝忍となる）を選択。故に力は衰えたものの、現在も吸血鬼としての属性をわずかながら維持しており、忍に血を吸われることでさらに力を引き出すことも出来る。
その後何人もの怪異に魅せられた少女（もしくは怪異そのもの）と出会い、助けることを繰り返すこととなる。また彼女たちと出会い、知り合っていく中で、何故か彼のキャラは崩壊の一途をたどっており、小学生の女の子にセクハラをするほど。戦場ヶ原ひたぎとは、怪異から助けたことがキッカケで告白され、交際するようになる。
戦場ヶ原ひたぎに続く「化物語」のfigma化第2弾は、”阿良々木暦 ”です。ひたぎと同様に、私立直江津高校の制服姿での立体化なので、学ランを着た状態となっています。こちらも非常に再現度が高いですね〜…どこから見てもありゃりゃ木くんですｗ 小物はあまり付属しませんが、表情パーツは3種、前髪も2種付属します。加えて、戦場ヶ原ひたぎ用の”鉛筆を持った右手 ”も付いているので、嫉妬の炎を宿したヶ原さんを再現出来ます(^^; あほ毛も見事に立体化されていますよ…ってそういえば、♂フィギュアを入手するのって、ドラゴン紫龍（神聖衣）以来かっ！？Σ いや、骸骨剣士があった（一応♂だよね？ね？）けど……積んでるんだった＿/￣|○ そちらも近いうちにレビュー書きます；； では、figma 阿々良木暦、じっくりご覧くださいませー。
パッケージとブリスター状態。基本的なパッケージレイアウトは、戦場ヶ原ひたぎとほぼ同じです。小物には内蓋が設けられていて、ブリスター開放時に爆発しない親切梱包。付属品がやや少なめなのが、一目瞭然です；
全身6方向から。戦場ヶ原ひたぎと同じように、冬服（学ラン姿）での立体化です。頭身も忠実ですし、阿良々木くんらしさがにじみ出ています。紹介してる写真だとかなり見難いですが、首左後には吸血の噛み跡もしっかり再現されています。
↑の状態だと目元が分かり難いので、両目がはっきり見れる前髪に変更して、付属の表情パーツをそれぞれ3方向からです。どれも阿良々木暦らしい表情としかいいようがありません(^^; もちろん悪い意味ではなく、良い意味でですよ？ 劇中では生き物のごとく動いていた”アホ毛 ”もばっちり。
首の可動範囲は、見上げる方向がちょっと苦手な…言い換えれば標準的なfigmaの可動レベルです。学ランの襟がある割には、ちゃんと顎を引くことも可能。
学ランは胴体部が軟質素材なので、肩や太腿の動きを邪魔しないような構造になっています。右腕には、ちゃんと腕時計の造形がー。でも阿良々々木くんは、右利きなんですよね；
学ランという性質上、腰の動きはイマイチです。その代わり股関節である程度代用が利きますから、前後のスイングは写真のような感じです。開脚、太腿を上げる動きは、思ってたよりもずっとよく動いてくれます。
すまし顔が一番阿良々木くんらしいんですけど、妙にカッコよすぎですなｗ 靴も大きめなので、スタンドなしでも楽に直立させることが出来まする。
付属品は、少ない上に比較的オーソドックスなモノが多いかなーと思いきや、figmaとしては珍しいエフェクトパーツが付いてました。これは、今後出る真宵と並べるときにいいかも？ あとは、戦場ヶ原ひたぎ用のシャープペンシルを持った手もポイント高いですねー。
ではお待ちかね、小物を駆使したポージングです。すまし顔は、目線が偏っているので使いにくそうな印象ですけど、見る角度をそれほど限定することなく、意外とポーズによいアクセントを加味してくれます。
もちろん気取った感じのポーズだけでなく、ちょっ間抜けなポーズもとーーーってもよくお似合いですｗ 個人的にはこれらの表情に加えて、劇中であったのび太顔もあると…。やっぱり崩壊したキャラも、阿良々木くんの大切な要素ですよね。
エフェクトパーツは、背中のfigmaスタンドの差込穴に固定出来るようになっています。つまりは背後からの襲撃用？ 現時点では取っ組み合いになる相手がいないので、実用性が低さは否めません。やはり、八九寺真宵が出てからかっ。
標準付属の小物が控えめでしたので、外から持ってきた小物も。うあー、とりあえず本人だけがカッコEと思っている座り方デスネｗ しかしちゃんと様になるので、ポーズをつけていて楽しいのも確か…。
阿良々木くんといえば、ママチャリ、マウンテンバイクと2台持っているほど自転車好き？なので、バイク（ぇ？）と合わせてみました。いや、自転車は手持ちなかったので…；； ex:rideとかでありましたけど、二人乗り出来ないタイプ（後の台座が低い）だったのでスルーしました(^^; それなら同じ二輪のバイクなら…という結論に至った次第ですorz
続いて先月発売になったばかりのfigmaツンデレちゃん（戦場ヶ原ひたぎ）とのツーショットを…っていきなり修羅場なポージングばかりでしたｗ 阿良々木くんの口空き顔には、ちゃんとホチキスとカッターを押し込むことが出来ます((( ；ﾟДﾟ))) 小物として、さらにちゃぶ台があるとなお良かったですね。
とまぁ修羅場なシーンばかりもなんですので、仲の良さそうなツーショットも。あれ？たしかガハラさんの方が背高かったはずでは？ こうして並べてみると明らかに阿良々木くんの方が高い……はっ、まさかシークレットブーツ！？Σ バイクに関しては、当初ハヤブサにしようかとも思いましたが、タンデムシートじゃないのでGSX-R（こちらもタンデムシートじゃないけど、構造的に座らせやすい）にしています。
ちょっといろいろ小物を出しすぎましたが、以上”MaxFactory figma 化物語 阿良々木暦 ”でしたー。
総評いきまー。figmaとしては珍しい♂タイプなのですけど、思った以上によくまとまっていますね。戦場ヶ原ひたぎ同様、劇中のイメージをよく再現出来ているので、基本的にどこから見ても違和感がまったくありません。プロポーション、塗装、表情に関しては、個人的には満点の出来です。ひたぎであった髪の不自然さもなく、学ランの質感からやる気のなさそうな表情まで、どれも非常に良い仕上がりです。可動性に関しては、首の可動域の狭さで少しマイナスに。あと、片目が隠れるタイプの前髪がポロポロ落下すること（レビュー中では修正済み）、左股関節が少しだけ抜けやすかったことを考慮して、ユーザーへの配慮は少々辛口にしてます。パッケージングなどは丁寧だっただけに惜しまれます。オマケ要素も、中身としては濃いのですが…少なさをカバーするにはまだ物足りなく感じたので、点数としてはあまりパッとしないかも；
個人的にはかなりオススメなfigmaなんですが、如何せん♂キャラですし、元ネタを知らないと尚のこと手を出しにくいと思います。なので出来ることなら、知らない方にはこの機会に原作（orアニメ）と一緒に「化物語」の世界を楽しんで欲しいですね。そして気に入ったなら、figmaの方も是非手にとって見てくださいなー。
来年公開予定の劇場版に向けて、今後のfigma化物語のラインナップにも注目ですっ。
