衛宮士郎をマスターとする剣士の英霊(サーヴァント)。しかし、契約者である士郎の未熟さゆえ、本来の力は出せずにいる。他の英霊達と違い、とある事情により”まだ生きている ”という特異なサーヴァントである。華奢で可憐な剣士を彷彿とさせるが、かなりの大食いであり、腹ペコ王という別名も持っているほど。性格は騎士そのものであり、融通の利かないことも多々あるが、時折年相応の少女らしい一面も見せる。セイバーという名は、他のサーヴァント達と同様に、聖杯戦争における器(クラス)の名称であり本当の名前ではない。
「Fate/stay night」よりサーヴァントの一人セイバーです。劇場版も公開がはじまり、盛りに盛り上がってるFateですね。オーソドックスな甲冑Ver.ですが、この低価格でありながら甲冑類があっても非常によく動いてくれるスグレモノです。figma自体が初入手だったので、ちょっとドキドキだったんですけど……figmaいいですねぇw サイズは10cm程度のコレクションしやすい大きさで、塗装も比較的綺麗ですし、プロポーションもよし、よく動く、表情パーツや付属品も豊富。それでいて、実売2000円ちょっとという低価格ですから。いろいろなポーズをつけて楽しんだり、飾ることが出来ますよっ。
パッケージです。付属品に嵩張るものがないからか、パッケージも小さめですね。付属品の様子も粗方見れるようになっています。裏面にはポーズのサンプルが写真で紹介されています。
内箱です。決して付属品が少ないわけではないのですが、コンパクトにまとまっていますね。
プロポーションもよく、塗装も比較的綺麗です。ただ、一部に色移りがあったのが残念。この手のものとしては定番となっている専用のスタンドも付属しています。ただ、スタンドがないと自立はちょっとしにくいかなぁ。
正面から。甲冑のプリントも綺麗ですし、青と白と甲冑のシルバーのコントラストが綺麗ですね。
アイプリントも綺麗ですし、顔の出来も良いです。アホ毛もちゃんと立体化されています。
左右から。小顔で可愛く仕上がっていますよ。
首の可動範囲はそれほど広いというわけではありません。ただ、問題ないレベルではあります。
腕、肩はしっかりと動きます。関節もそこまで目立ちませんし、可動性と見た目の両立がいいですよ。
腰は前後に大きくスイング。写真は上側のみの関節を使用していますが、実際はもう一つボールジョイントがあるので、かなり仰け反るようなポーズもとれます。
腰を捻る動作も申し分ありません。これに加えて左右に傾ける動きも可能。
スカート部分は、甲冑ごと大きく跳ね上げることが出来ますから、脚部の動きをまったく阻害しません。さらに中間部分にも可動箇所が設けられていて、布のみを中折れさせることも出来ます。
膝の可動域も十分及第点レベルです。また、足首も思った以上に動きますよ。
胴体を一旦取り外すことで、胸部の甲冑を取り外すことも可能。甲冑の下には、ブラウスがちゃんと作りこまれています。ただし、ボールジョイントによる隙間が目立ってしまいますけど;:
一通り可動範囲を見てきましたので、この後は付属品の紹介です。
付属品です。6個の手パーツ、2種のフェイスパーツ、風になびく前髪、カリバーンとエクスカリバー(どちらも納刀、抜刀可)、あとはスタンドが付属します。視線の方向の違う2種のフェイスパーツの出来も良い感じです。
では、動かして実際にいろいろとポーズをつけてみましょう。figmaの本領発揮ですね。
標準でついている左手は、鞘を持たせることもできますので、抜刀シーンの再現もバッチリ。
アヴァロンを左手に、エクスカリバーを抜き放ちます。
そして一気に駆け出すというような一連の動きも、一つ一つ綺麗にポーズを付けられます。風になびく前髪パーツも自然で非常にぐっどです。
スカートや腰から垂れる甲冑は、先ほど書いたとおり大きく動くので脚の動きを阻害するようなことはありません。
エクスカリバー、カリバーンともに両手持ちももちろん可能。
腰の可動域も広いですから、大剣を振り回す動きもお手の物です。
続いてはカリバーンを。指先を真っ直ぐ伸ばした平手が、剣に手を掛けるようなポーズにも使えます。
カリバーンの鞘も左手でしっかりともてますよ。
人差し指を突き刺すような手パーツも、ポーズの表情や幅を広げてくれますね。
開脚率も非常に優秀です。自立がしづらくても、角度調整可能なスタンドがしっかりとポーズを支えてくれますから問題はないです。
余談になりますが、甲冑Ver.ではないfigmaセイバーも何種類か流通していたりします。私服Ver.は一般販売されていますが、”PS2 Fate/unlimited codes 限定版”には純白の騎士姫セイバー・リリィが付属していましたし、2010年3月発売の”PSP Fate/EXTRA ”には真紅のドレスに身を包んだセイバー・エクストラが限定版に付いています。これらも入手する機会があったら是非欲しいですね〜。
剣を突くようなポーズも決まりますね〜。前垂れは軟質素材となっていますので、こちらも脚の動きを阻害することはありませんよ。
エクスカリバーとカリバーンの二刀流なんてことも出来ちゃいます。
2本の聖剣で、舞うようなポーズも似合いますな〜。
スタンドは、figmaが空中に浮き上がったような状態でもしっかりとホールドしてくれますから、重量バランスにさえ気をつければあらゆるポーズをつけられます。
以上、figmaセイバーのレビューでした。
総評〜〜っ。このセイバーは、アクションフィギュアとして他にもいくつかリリースされていますが…一番出来がいいのではないでしょうか? プロポーションも良いですし、小顔でアイプリントも綺麗、表情も豊富、可動性能も優秀ですから。塗装も基本的に綺麗でしたが、一部に色移りがあるのが気になったかな…。まぁ、このあたりは個体差があるでしょうけどねぇ。付属品も基本を押さえた内容となっています。
一見申し分ない出来なのですが、腰の関節(下側)が外れやすい点、胸部甲冑を外したときに出来る腹部の隙間が目立たなければもっと良かったです。しかし、何よりこの出来をこの低価格で実現していることはすごいと思います。サイズも手ごろですし、ラインナップも豊富ですので、セイバーだけでなくお気に入りのキャラがいましたら是非手にとってみて欲しいですね〜。