「昨日の届きモノ」は、”
ゴッドハンド アルティメットニッパー5.0”です。プラモ用のニッパーは数あれど、その中でもトップクラスの切れ味を誇るゲートカット専用の薄刃ニッパーです。先日、密林さんで在庫が復活していたので、思わずポチってしましました； ゲートカット用のニッパーだと、他にはタミヤの薄刃ニッパー、GSRの極薄刃ニッパー、ツノダの薄刃ミニニッパーあたりを持っている人が多いと思います。自分もタミヤとGSRのを持っていますが……このアルティメットニッパーの切れ味は、それらのさらにその上をいきます。普通のニッパーからタミヤの薄刃ニッパーに替えたときも衝撃的でしたけど、ゴッドハンドにすると同じ衝撃をまた味わえるような感じです。まぁ価格もその分高いわけですから、ある意味値段に見合った性能だと思います。では、簡単にですがご紹介していきまーす。
パッケージからして凄いですねｗ これだけ見るとあまりにインパクトがありすぎて、逆に疑ってしまうようなパッケージングです。
持ち手の部分は鮮やかな青で、樹脂タイプではなくタミヤの薄刃ニッパーのようなラバーグリップになっています。変な癖がなく持ちやすいですよ〜。
持ち手の長さなどと比べると、先端の刃はかなり小さいです。開きすぎを防止するためのピン（棒状の突起物）、握り過ぎによる刃の破損を防ぐためのストッパー（スプリングの下の出っ張り）が付いています。
手持ちの外のニッパーと比べてみました。左からタミヤ 薄刃ニッパー（旧）、タミヤ 薄刃ニッパー（新）、GSR 極薄刃ニッパー、ゴッドハンド アルティメットニッパー5.0、です。タミヤの薄刃ニッパーとGSRの極薄刃ニッパーは、使った感じはほぼ同性能です。
前にもレビューを書きましたが、極薄刃ニッパーの方が少し切れ味がいいものの、細かな問題もチラホラありますので、トータルで見ると大きな差はないと思います。
この3つで比較すると、驚きなのがやはり刃の薄さです。タミヤもGSRも薄刃、極薄刃となっていますが、ゴッドハンドのそれと比べると2倍近い厚みです； その分強度の関係からか刃そのものも小さくなってしまってますけど、それにしてもこの薄さは凄いですねー。
刃の厚みの違いに伴い、刃先の角度も三者三様です。この角度が小さければ小さいほど、パーツ切断時に引き裂かれる力が弱くなるため、白化も当然起こりにくくなります。見比べてみると、やはりアルティメットニッパーが一つ抜けており、まさに言葉の通り”薄刃”といえる仕上がりですなっ。
しかーし、
その分本当に折れやすいです。メーカーが”実際に折ってみた”なんて動画も上がるほど、ペキっと折れてます； てか、ニッパーの刃が欠けるんじゃなくて、折れるってのはじめてみたｗ なので、くれぐれも切断対象と使い方は、十分気をつけてくださいませ。
実際に使ってみると、プラスチックに対してスッと刃先が入り、切断面も白化することなく本当に綺麗です。薄刃ニッパーを初めて使ったときも、その刃の入り具合には感動したものですが、アルティメットニッパーはさらにその上をいきます。しかもφ3.0mmまで対応とのことで、ガンプラだとランナーの外枠部分も充分切断可能です。ただし、クリア、または半透明のPS材や硬質タイプのランナーには使えないようなので、刃を傷めたり刃を折らないためにも、それらへは使用を控えましょう。
お値段はちょっとお高いですけど、その価値は充分あるニッパーだと思いました。人気のため、タミヤの薄刃ニッパー以上に入手し難い状況が続いていますが、見かけたときには是非買ってみてくださいませー。
以上です。道具関係で久しぶりに感動しましたよ。切れ味も凄いですが、あの薄さ。確実に刃の強度は犠牲にしてますねｗ しかし気をつけて大事に使えば切れ味も落ちにくいようなので、末永く愛用できるよう大切に使っていこうと思います。
では、See you next time!
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