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山善(YAMAZEN) YD-180(LH) 食器乾燥機(使用レビュー含) 入手 [一部加筆修正あり]

2012.12.23 |author: |開発計画 |緋影流プラモデル製作研究所
「本日の届きモノ」は、”山善(YAMAZEN) YD-180(LH) 食器乾燥機”です。ファンなどを使わない自然対流式の食器乾燥機です。もちろん?用途は食器を乾かすためではありませんw 塗装したパーツの乾燥用……つまりドライブースというわけです。湿度の高い時期はもちろんのことですが、今のような気温の低いときでも、乾燥を格段に早めてくれるため非常に重宝します。また塗装だけでなく、パテや接着の硬化促進も出来る上、密閉式(天面に細かいスリットはあります)のため乾燥中の埃避けにもなるスグレモノですよ。以前に比べて塗装する頻度が格段に増したため、思い切って導入することにしました。実際に使ってみたレポートもありますよっ。
※ 13.11.29 再度加筆修正しています。写真も追加していますので、パーツを置く足場作りの参考にどうぞー。

山善(YAMAZEN) YD-180(LH) 食器乾燥機

買い物から帰ったら届いていたのですが……想像以上に箱が大きい(^^; それに、なんとなくレトロな感じのパッケージデザインがいいですねw 5人分の食器が一度に洗えるというだけあって、乾燥スペースはかなりの容量が確保されています。

山善(YAMAZEN) YD-180(LH) 食器乾燥機

山善(YAMAZEN) YD-180(LH) 食器乾燥機

RG Zガンダムの箱と比較すると、大きさがよくわかるかな? 中を開けてみると、外箱とほとんど大きさが変わらないのが分かります。購入前に外寸は確認済み( 幅41.0cm×奥行き40.5cm×高さ34.5cm )でしたけど、やはり実物をみるとスペックよりもさらに大きく感じます; 購入を考えている方は、置き場所を先に確認しておくことをオススメします。

山善(YAMAZEN) YD-180(LH) 食器乾燥機

山善(YAMAZEN) YD-180(LH) 食器乾燥機

山善(YAMAZEN) YD-180(LH) 食器乾燥機

箱の大きさに驚きましたが、取り出してみるとそこまで圧迫感はありません。恐らくカバーがクリアーだからでしょうねー。取説も付属していますが、注意書きの紙が目立つように本体にぺたんと貼り付けられています。そこには、簡単な説明が書かれているわけですが、最初に使うときは異臭がするとの注意書きが……!(;゚д゚) 寒いですけど窓を開けて試運転をしてみると、たしかにナンともいえない臭いが……_/ ̄|○ ですが、15分も経たずに消えましたので、ほんとに最初だけのようです。

山善(YAMAZEN) YD-180(LH) 食器乾燥機

山善(YAMAZEN) YD-180(LH) 食器乾燥機

臭いとりも終わったので、早速予定していた場所(塗装ブースの上)に設置。本体重量は3kgほどなので、結構軽いですよ。ただ、コードが1.4mと少し短いため、延長コードが必要になる場合もあると思います。乾燥ブースの中側は、さすが食器乾燥機……とてもじゃないですが、このままパーツを置いたら下に落ちてしまいます(^^; これはなんとかしないといけませんねー。
さて……この食器乾燥機の魅力はというと、一番は安さですね。模型の乾燥用に作られた”GSIクレオスのMr.ドライブース GT04 ”も市販されていますけど、それの約1/3ほどで買えてしまうほど安いです。それに熱対流による乾燥なので、内部で埃が舞ったり、パーツが風であおられることもありません。ただ、パーツの足場を確保するなどの一工夫は必要なので、最初にある程度の手間がかかります。それ以外の面は、ドライブースとして非常に実用性が高いといえると思います。密林の商品レビューが、食器乾燥機としてではなく、塗装のドライブースとしてのコメント(しかも高評価)で埋まっているのが、何よりの証といえるかもしれませんw

山善(YAMAZEN) YD-180(LH) 食器乾燥機

山善(YAMAZEN) YD-180(LH) 食器乾燥機

では、実際に使うために…とりあえず手元にあるものを使って足場作りを。こちらはダイソーで売っているラックの一番大きいやつです。このままでも、割り箸などを持ち手にした塗装部品を刺して乾燥させることが出来るのですが、今回はこれの側面を切り取って台座にします。切るときは、ノコを使ってもいいですし、デザインナイフで何度もなぞるように少しずつ刃を入れることでも、綺麗に切断可能です。

山善(YAMAZEN) YD-180(LH) 食器乾燥機

山善(YAMAZEN) YD-180(LH) 食器乾燥機

山善(YAMAZEN) YD-180(LH) 食器乾燥機

切り取った穴あき部分を並べると……おぉぉ、ちょうどいい大きさっ! けど……なんか片側が浮いてる?? ってことで、赤い○部分を切断(箸立て用のピンと干渉するので)、さらに重なってしまうピンクで塗られた部分も切除(写真中段)。これで足場がフラットになりましたー。ちなみに内寸は、36cm×35cm×21cmくらいですので、いろいろなもので代用してみてくださいな。

山善(YAMAZEN) YD-180(LH) 食器乾燥機

山善(YAMAZEN) YD-180(LH) 食器乾燥機

乾燥スペースは、高さも結構ゆとりがあるので、それを有効活用すべくダイソーで売っていたキッチン用品を使ってみました。横幅はジャスト、奥行きも2つ並べると丁度ぴったりです。足の部分は、乾燥機に合わせて少し曲げてやる必要がありますが、これで乾燥スペースは2倍となりました♪ ただ、スリットが結構広いので、場合によっては何かを敷いてあげた方がよいかもです。

山善(YAMAZEN) YD-180(LH) 食器乾燥機

本日は午後から天候もよくなったので、予定していたRG Zガンダムの最後の塗装をしました。そこで、乾燥機の方を実際に使ってみたわけですが、目玉クリップ(小、まめ)のみであれば、これだけの数が下段のみ(しかもまだ置ける状態)で事足りるという嬉しい結果に。また、足場の穴を使って置いていくことで、かなり安定しておけることも確認出来てよかったです。上段スペースは、手持ちの目玉クリップ(小)以上なら安定して置けますが、まめだと隙間から落ちますね(ノД`) 上段を小以上に限定するか、さらに隙間を埋めるものを敷くか、これから考えていきます(^^;

山善(YAMAZEN) YD-180(LH) 食器乾燥機

乾燥スペース内はというと、パーツを入れるために何度も開け閉めをしながらでも、30分ほどでご覧のような状態に。ちなみに、室内は塗装のための換気やらをしていたので、室温15度ほど、湿度50%くらいでした(さぶっ 塗装終了後、カバーを閉じた状態で作動させていると、2時間経過するころには温度は39度まで上昇、湿度は32%まで下がりました。中はほんのり暖かい感じで、除湿もしっかりされており、乾燥に非常に良い環境だと分かりました。


山善(YAMAZEN) YD-180(LH) 食器乾燥機

追記分です。別途用意したデジタル温湿度計で再計測(室温湿度は前回とほぼ同じ)してみましたが、内部の温度は最高で43度、湿度は12%まで下がりました。これだけ乾燥した状態であれば、溶剤の揮発速度もかなり早まるはずですから、ラッカー系(塗膜の厚みにもよりますけど)なら季節を問わず半日で完全乾燥出来そうですなっ!

山善(YAMAZEN) YD-180(LH) 食器乾燥機

また、塗装したパーツの乾燥だけでなく、使用した道具類の乾燥にも使えます。スポイトや注ぎ口、塗料皿などは、溶剤で洗浄した後にそのまま収納ケースに入れると、中で揮発して真っ白になったりしますので(^^; また写真に写っている塗料瓶は、元々スーパークリアーつや消しと半光沢が入っていたものです。クリアー系塗料は、瓶だけでなく蓋も透明なので、使用後は綺麗に洗浄してシールも剥がせば、スペアボトルとして再利用出来ますよ♪

山善(YAMAZEN) YD-180(LH) 食器乾燥機

再追記分です。購入から1年が経過しましたが、とても重宝しております。乾燥速度だけでなく、乾燥時の埃避けにもなり一石二鳥ですね。その後パーツなどをおく足場の安定性の向上の為に、フライパンなどに使うグリルシートをカットして使っています。こちらも100均で購入可能ですよ。自分の場合は上下2段分なため、6枚使用しました。目の細かい網目(約5mm四方)ですから、持ち手として使っているクリップも安定して置くことが出来ます。

山善(YAMAZEN) YD-180(LH) 食器乾燥機

元々がグリルシートなので、耐熱性も充分あり乾燥機から発せられる熱にも余裕を持って耐えられます。ただ、コレ単体だと重みなどでヨレますので、針金などで枠を作って固定するとか、下に別途モノを敷くなどして上手く活用してください。自分は、この記事で紹介している”ラックをカットしたモノ”を下に敷いた2枚重ねで使ってまーす。

以上です。今までは、そこまで時間に追われて作るようなこともさほどなかったので、自然乾燥でも十分と思っていたのですが……これは一度経験すると手放せませんね! 自分は基本ラッカー系を使っているため、乾燥に関しては水性に比べればかなり早く乾くわけですけど、それでも冬場は普段の2〜3倍は長く乾燥期間を設けていましたから、これでかなり捗るようになりますっ。
では、See you next time!

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