蛇に巻かれた少女。かなりの恥ずかしがり屋で、忍野メメから付けられたあだ名は”てれ屋ちゃん ”。友人からかけられた呪い”蛇切縄 ”を解くために、彼女自身が行った呪い祓いが仇となり(手順間違え)、かえって呪詛を進行させてしまう。しかし、阿良々木暦、神原駿河の助けでなんとか祓うことに成功する。阿良々木暦とは過去小学生時代に出会っており、一人っ子の撫子にとっては兄のような存在(故に暦お兄ちゃんと呼んでいる)だったようだ。
そんな暦に対しては、臆することなく接することが出来、彼女のマニアック過ぎるネタやボケにも、説明付きでツッコミを入れられる暦に心底感心しているようだ。また、妹の阿良々木月火とは、小学生の頃に阿良々木家で一緒に遊んだこともある友達である。現在、阿良々木暦が卒業した学校に通う中学生である。
一番くじプレミアムから、”西尾維新アニメプロジェクト 第二弾 C賞 千石撫子 ”です。前回レビューをしたA賞 羽川翼に引き続き、西尾維新アニメプロジェクト 第二弾からのご紹介です。ポーズ、可愛らしさ、表情と、非常に再現率の高いフィギュアです。また、羽川翼と同様にポーズの元絵に相当するシーンが劇中であるわけですが、こちらもまたマニアックな選び方です(^^; しかし、そのおかげで貴重な制服姿でのフィギュア化にもなっているので、ポーズ元のチョイスとしてはなかなかgoodですね。前回の翼のレビューからになりますが、3020×2000ないし2000×3020の大きい写真も何枚か掲載(平均4枚くらい)するようにしています。クリックすることで大きい写真が見られますので、よろしければ合わせてお楽しみください。
また、この千石撫子、羽川翼の2体は、飛です。さんのご厚意により頂いたものとなっています。本当にいつも感謝です。今回のこの子たちも、以前頂いた子たちと同様に大切にさせていただきます_(._.)_ ありがとうございましたっ。
最初は、パッケージ&ブリスターから。こちらも当然白基調パッケージなわけですが、ラインなどの色がA賞の羽川翼(は水色)とは異なっていますね。ブリスターや色移り防止の当て方なども翼とほぼ一緒です。
全身8方向。非常に可愛らしいですねー。ポージングがなんとも撫子らしく、表情もよく似ています。撫子が撫子であるためのツボというかポイントを、しっかりと掴んでいる仕上がりです。人気が出ている理由が、とてもよく分かりますね〜。
表情の再現度はかなり高いと思います。ポージング的に口元が隠れやすいですけど、これは仕方ないですね。惜しむらくは、口の表現に奥行きが感じられないことかなぁ。
特有の髪の表現ですが、やや髪の太さ?が均一過ぎますけど、比較的がんばっている方だと思います。少々大雑把ですが、毛先に向けて影が落ちるような形でシャドーが吹かれていますね。
胸元の3方向〜は、一応撮りはしましたけど…見事に手でガード(ちがう)されていて、残念ながらはっきりと確認することは出来ません;;
ポーチとショルダーバッグの両持ちも、しっかり再現されています。このシーンをチョイスするなら、オマケで折りたたんだスク水とブルマ(神原からの借り物)もあるとパーフェクトだったのですが…。
指先は、細く作りすぎてないところがgood。まだ幼さの残る撫子らしさを強調しているようですなー。なかなか可愛らしい手です。
おみ足っ。色白で細い脚です。くねり加減が、撫子のイメージとよくマッチしますです。靴は…てっきり指定靴とかだとシンプルな革靴かと思ったのですが、リボンが付いたり足首まであったりと、普通の学生靴のイメージとはちょっと違いますね。。
おみ足、その弐! 下は清潔感のある白で…というかほんとに脚ほそっ。太腿とか特に細いですよ。それでいて、ヒップの方は少しムチっとしてますから、細さとムチのギリギリのアンバランスさがスバラシイ…って何を熱く語ってるんだろう_/ ̄|○
台座は、羽川翼と同じく正方形タイプ。こちらには文字がいっぱい…どういう意味なんでしょう? 平仮名が多いけど、漢字もいくつかあるので抜粋。「思、中、言、葉、私、消…里?」 最後の1文字(里)がちょっと微妙ですが、もしそうなら”恋愛サーキュレーション ”の歌詞っぽくも見えますな〜。
ではいろんなアングルから見てみませう。いやー、非常にかわいい。スカートのなびき方も比較的自然ですし、手の位置、腰の振り、足の捻り方が上手く1つにまとめられています。見ていて飽きませんね。ちなみに上段の写真は、大版(2000×3020)1枚目となっています。
続けて、もいっちょ大きいのイキマショウカッ。この撫子で唯一気になった点は、肌の色の白さですね。たしかに劇中の描写も十分白い子ですが、プレミアムフィギュアの方は少々病弱めいた白さになっています(^^;
腰上を5枚ほど。ポーズの元になった劇中のシーンは、助けられたお礼を暦と神原に言うために(あと神原に借りた水着とブルマを返すため)直江津高校を訪れたときのものです。撫子のマニアックすぎるネタ振りに対し、暦が的確にツッコミを入れたときに見せたポーズとなります。「ほしいところに、ほしいツッコミをいれてくるよね、暦お兄ちゃんって♪」と微笑みながら感心した撫子でした。
さらに腰上を2枚追加しますが…今度は横長の大きいタイプ(写真下段)もあります。このスカートも、いわゆるワンピースの一種なんでしょうか? 制服では比較的珍しいタイプですね〜。セーラーっぽいけど、ちょっと違うところがカワイイ制服です。
撫子が登場する新しいお話(なでこメドゥーサ)として、いよいよ今月(2011年06月)『囮物語』が発売予定になっています。今年に入って3ヶ月単位で出荷される物語シリーズも、囮を除けば残るは『鬼物語』と『恋物語』のみ。今後の展開も楽しみです。
最後も大きい写真を持ってきて…、以上”一番くじプレミアム 西尾維新アニメプロジェクト 第二弾 C賞 千石撫子 ”のレビューでしたー。
いやー花澤さんの声ともよくマッチしていて、撫子はほんとカワイイですなー…っと総評です; A賞の羽川翼もそう悪い出来でもなかったのですが、撫子の場合はトータルでバランスの良い仕上がりにまとめられていると思います。プロポーションとポージングはご覧のとおり文句ない出来です。追加点も+5しましょう。何故追加点かというと、本来このシーンではバストアップでの描写となっているので、下半身は劇中では描かれていないのです。それを立体化にあわせて、上半身と綺麗にマッチするようまとめられていることに対する追加点となります。ポージングが自然でいて、尚且つ撫子らしいですよね。
塗装、塗り分けは、いつもどおり市販品のスケールフィギュアには及ばないものの、一番くじのフィギュアとしてみた場合は十分綺麗なレベルです。ただ、ちょーっと色白すぎたかな(^^; 表情の出来栄え(再現率)は、プレミアムフィギュアの中でもかなりハイレベルです。口の中の作りこみが、もう少ししっかりしていれば、完璧でしたね。ユーザーへの配慮は、無難な…んー問題点も特になく普通な感じかな。オマケ要素もこれといった目玉はなく、いつもの”下半身外れますよ ”以外はちと寂しい内容です。
まぁオマケ要素がなくても、十分魅力的なフィギュアに仕上がっていますので、撫子ファンはもちろん、そうでない人にもオススメしたい一品ですっ。