サガの乱で命を落とした山羊座の黄金聖闘士。その手刀は如何なるものをも斬り裂き、聖剣・エクスカリバーと称されるほどである。また体術にも非常に長けており、それを活かした体捌きは、相手の力をそのまま利用した反撃をも可能とする。青銅聖闘士と黄金聖闘士との十二宮での闘いでは青銅聖闘士のドラゴン紫龍と対峙し、紫龍捨て身の廬山亢龍覇で共に燃え尽きようとする中、紫龍を真の聖闘士として認めたシュラは、山羊座の黄金聖衣を彼に付けさせ自らの命と引き換えに彼を助ける。
また、シオンやサガ、カミュといった死んだアテナの聖闘士と共にアテナの首をとるため、心の慟哭を隠しながら再びサンクチュアリの地に降り立つ。
得意技は、体捌きを利用して相手の力をそのまま利用する”ジャンピングストーン ”に、手刀”エクスカリバー ”である。
こちらもハーデスの力で蘇ったカプリコーンのシュラです。他の死んだ黄金聖闘士と同じく冥衣を纏っていますので、漆黒の山羊座となっています。ただし、十二宮編のアニメ版ではヘルメット型になっていたマスクが、冥衣では原作に近いマスクタイプ(OVA版もマスクタイプです)になっています。冥衣の仕上がりは、サガ、カミュと合わせた黒を基調としたもので、メタリックパープルが映えるシオンは別格ということかな? 素体は、他の冥闘士(三巨頭を除く)と同じく3rdタイプを使用しています。
パッケージは、冥衣シリーズ共通の色合いで統一されています。裏面も同じくー。
中開きも、聖闘士聖衣神話シリーズ共通のもの。よく見ると上には”スペクター ”、下には”シュラ ”と書かれています。
素体状態。3rd素体を使用していますが、首パーツは素体のみのとき用に短いタイプが付属します。3rd素体の可動範囲は、”聖闘士聖衣神話 黄金聖闘士 牡羊座シオン(冥衣)”にて紹介しています。
冥衣装着時用の首を使用すると、カミュよりもさらに長くなってしまうためでしょうか(^^; 表情は、キツメのシュラの特徴をとらえていますね。
山羊座の冥衣のオブジェ形態です。左前足をあげて、やや動きのあるポーズとなっています。
角の造形もよく、黒い色合いもあって引き締まって見えます。
ただ、横から見るとややお尻の方が大きいことが分かりますw
黒いカプリコーン…く、黒山羊さん? ……なんでもないです_/ ̄|○
付属品です。マスクなし用の前髪パーツ、聖衣装着時用の長くなった首パーツ、いつもの3種左右あわせて6個の手…だけでなく、写真2枚目の山羊座の黄金聖衣用の頭部移植パーツも付属しています。
冥衣装着状態。個人的に山羊座の聖衣は、アニメ版のヘルメットタイプよりも原作版のヘッドギアタイプが好みなので、この冥衣でのヘッドギアマスクの採用は大歓迎です。
ショルダーアーマーの構造は、お馴染みの2重関節構造。同様の機構をもつ”聖闘士聖衣神話 黄金聖闘士 蠍座のミロ APPENDIX ”で詳しく紹介していますので、そちらをどうぞ〜。
腰横の冥衣は前側に跳ね上がるタイプなので、アクエリアスのカミュと同じになります。
立膝をつかせると、こんな感じに。これはこれで悪くないのですが…やや状態が仰け反ってしまいます。
その原因は膝です。双子座や水瓶座は膝の可動範囲がかなり広かったのに対し、この山羊座は構造的にあまり曲がらないのです;;
この角度から見ると綺麗に見えるんですけどねぇ……ってカメラの焦点が膝にいっちゃってるしorz
各部紹介もおわったとこで、ポーズをつけていきましょ〜。
膝の可動範囲が狭い以外は、フルプレートタイプにしてはよく動く方だと思います。
もちろん、手刀タイプの掌が付属していますので、エクスカリバーの再現も可能。
エクスカリバーを構える姿は、まるで居合いのようですね。
ショルダーアーマーを後方にずらすことで、手刀(エクスカリバー)を振り上げた構えも難なくとれます。
肩周りの可動は申し分ありませんので、垂直方向の動きだけでなく水平方向になぎ払うようなポーズもバッチリです。
唯一の欠点は腰を入れた動きが出来ないこと。全身を覆うタイプでは仕方ないとわかってはいるんですけど…きっとそのうち改善してくれると信じてます。
マスクを取った状態も。脚を揃えて真っ直ぐ立つ姿が、非常によく似合います。
エクスカリバーは、右手だけでなく左手用もありますので、どちらでも再現できます。
このポーズの右ひざの曲がり加減が、丁度可動限界です。少し狭いですよね…。
振り下ろす、なぎ払う以外にも、突くようなポーズも問題なしです。
これでもそれらしいポーズはとれるんですけど、体捌きの上手いシュラであるなら腰の可動がないのはちょっと辛いかな;;
以上、エクスカリバーに充填を置いた紹介になりました。本当はジャンピングストーンもやりたかったのですが、スタンドがないとキツイです_/ ̄|○
最後はいつものアテナエクスクラメーションのポーズを。この掌パーツは、まさにこのためですね。
サガ、カミュのように後ろ髪、横髪が長いわけではないので、首の可動で目線が真っ直ぐなのをまかなえてしまえます。
カプリコーンのシュラでしたっ。これで3人揃いましたから、アテナエクスクラメーションを再現可能となりました。各レビューページ最後にリンクを追加しておきましたので、よければそちらもご覧くださいませ〜〜。
総評いっちゃいましょー。これまでの冥衣を身に着けた黄金聖闘士同様、非常にいい出来だと思います。可動性は全身を覆うタイプとしてはよく動きますし、シュラらしい少しキツメの表情もよく合っています。冥衣の塗装も、黒をベースに他の二人と調和した仕上がりがいいですね。一番良かったのは、オプションパーツが豊富なこと。冥衣の構造上装着時に首が長くなりすぎるのを考慮して、素体のみのときの短い首が付属したり、APPENDIXの発売していない山羊座の黄金聖衣用に頭部移植用の首パーツ等が付属したり(山羊座の黄金聖衣もってないけどorz)と充実しています。
ただ…足首に延長用のパーツがないので、サガ、カミュと比べて背丈が低くなっている(髪が逆立っているので毛先の高さは同じくらいw)のでややバランスが悪いです。あと、冥衣の膝裏の形状の関係で、膝が思ったほど曲がらないこと。これらがプロポーションと可動性の評価を少し下げています。他が良いだけに勿体無いですねぇ;
サガ、カミュとの違いが出てしまっているシュラですが、それでもこの3人を揃えることのメリットは大きいです。冥王ハーデス十二宮編の主役は、彼らといても過言ではないですから。是非、三位一体のアテナエクスクラメーションを再現してみてくださいね。
”聖闘士聖衣神話 黄金聖闘士 カプリコーン シュラ(冥衣)”のレビューはここまでです。この先は、冥衣を纏った黄金聖闘士3人による「アテナエクスクラメーション」をご覧ください。