MG 1/100 ZGMF-X20A ストライクフリーダム FULL BURST MODE [ STRIKE FREEDOM ] 完成レビュー

2008.05.05 | author: | MASTER GRADE | 開発計画
1/100 MG ストライクフリーダム FULL BURST MODEMG 1/100 ZGMF-X20A ストライクフリーダム FULL BURST MODE

元は、ザフトがフリーダムの後継として量産を前提に開発していた機体。開発自体はフリーダムと同時期に開始されたが、ドラグーン、高機動推進システムの開発の遅れ、核搭載を禁止したユニウス条約の締結により事実上凍結されていた。しかし、そのデータは秘密組織ターミナルにより奪取され、インパルスとの戦闘で大破し修復中だったフリーダムに反映することで、当初の量産機ではなくキラ・ヤマトの能力を最大限引き出すために特化、チューンされた専用機として生まれ変わることとなる。その代表とされるのが内部フレームが露出してでも機体各所の装甲を分割し可動域を極限にまで引き上げ、防御力よりもキラ・ヤマトの反応速度へ対応するための機動力を重視した機構である。これは大戦終結するまで、被弾率0%を達成するほどの効果をもたらした。内部フレームが発光するのは、素材にPS装甲を用いることでキラ・ヤマトの超常的反応速度によるフレーム剛性の破綻を防ぐためで、エネルギーを消費するPS装甲がシステムの限界をこえた反応をされた際に、光となって負荷が外へとより強く漏れるようである。(レーシングカーのブレーキディスクが、フルブレーキで赤く発光するのとイメージ的に似たようなもの) また、スターゲイザーに搭載されたヴォワチュール・リュミエールを応用した光圧推進システムも取り入れられている。 武装もフリーダム以上に多岐にわたり装備され、マルチロックオンシステムとドラグーンシステムとの併用により今まで以上の火力、オールレンジ攻撃が可能となっている。火力、機動性ともに最強と呼ぶに相応しい機体であるが、これらの複雑なシステム全てを同時制御するのはスーパーコーディネイターであるキラ・ヤマト以外には不可能であるため、ある意味一兵器としては破綻しているとも言える。

機動戦士ガンダムSEED DESTINYより、キラ・ヤマトの愛機。発売からちょうど1年後に入手したフルバーストモードです。FBMの特徴は、内部フレームの一部にメッキパーツを使っている点、専用スタンド(アクションベースの色違い)が付属、ドラグーン展開状態のエフェクトパーツの付属、クリアポスターの付属、となっています。このうちのエフェクトパーツを使ったディスプレイを出来ていません(撮影スペースの関係で…;;)。ご了承ください。今回はせっかくのFBMなので、ノーマルではしなかった部分塗装もするようにいしています。また、すでにノーマルキットの方でレビューは済んでいますので簡素化しています。詳細は そちら をご覧ください。

MG 1/100 ZGMF-X20A ストライクフリーダム FULL BURST MODE

表にでる主だったフレーム類は、あらかたメッキ処理されています。されていないのは、上から頭部バルカン、胴体ダクト内部、ドラグーンウィング、太股内部フレーム、膝下内部フレーム、足首ガード、足の甲あたり。太股、ドラグーンウィングを除けば、ABSであっても塗装しても構造的にさして力がかかる部分ではないので、塗装しても大丈夫でしょう。

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胸部ダクト内部は上下ともに塗装してはいるのですが、写真だとちょっと分からないですね; 腹部発射口もメッキパーツがあるのですが、残念ながらメッキ処理がちょっと酷かったので、余剰パーツを塗装して使用しています。

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頭部のダクト部分は、しっかりメッキパーツだったりします。このあたりはデスティニーにも引き継がれていますね。 バルカン部分は、デスティニーとは違い外装と一体化しているので塗装しています。

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メインスラスターもメッキパーツがあるのですが…こちらも酷かったので余剰パーツを塗装して使用。ドラグーンマウント基部もどうせならメッキ処理にしてほしかったですね。

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ドラグーンの方はせっかくなのでスリットとスラスター部をゴールドでアクセント塗装。これだけでも映えますね。

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翼を展開すると…やはりボリュームがすごいです。しかし、ドラグーン装着状態だと、マウント基部のメッキはわずかしか見えないのが残念なところ。

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ちょっとアップに。ビームライフルは、ノーマルと同様青いラインは塗装しています。シール+部分塗装でもよかったのですが、せっかくなので。

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パケ絵風に。手の保持力は、掌の凹凸の大きさの所為か相変らずなのが残念。

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肩口のアポジモーターもノーマル同様ゴールドで塗装しています。あと、レールガン内部の伸縮した際に見える箇所もゴールドで塗装しています。

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半分だけドラグーンを射出した状態。当初のFBMの発売前の情報では光の翼のエフェクトパーツが付属するはずだったのですが、気がつけばオミットに…。スタンドは、濃いクリアブルーとなっています。

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それでも、無印1/100と比較するとこのゴールドのフレームがあるだけで、雰囲気は随分と変わりますね。

総評です。ノーマルと比較した際のお得感が見出せるかが焦点となります。価格差でほぼ2000円を、部分的なメッキ塗装、専用スタンド、エフェクトパーツでお得と感じるなら間違いなく買いだと思います。素体の出来は素晴らしいですしね。ただ塗装派の人には、メッキパーツのうち、メッキ処理されていないパーツがない部分もあるので、そうするとメッキを落とす作業で一苦労すると思います; また、自分が手にしたものがたまたま…という可能性もありますが、メッキ処理がちょっと雑です。ムラがかなりあるので(特に表裏で)そのあたりはずれをひいてしまうと凹みますねぇ。あとは作成の際に、可動部のメッキを落とす手間(メッキの分肉厚になってるので、そのままだと無理な力がかかり破損の恐れも)が増えるくらいでしょうか。そのあたり、どちらを手にするかは個人個人のお好みで…もちろん両方というのもありですよ。
    

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