VOLKS IMS 1/100 the BANG 作成レポート その2

2009.11.01 | author: | 開発計画 | ETCETERA
「VOLKS IMS 1/100 the BANG 作成レポート その2」です。お待たせしました、破裂の人形の再開です。前回でパーツ洗浄も終りましたので、今回からいよいよ製作していきます。とりあえず取説通りに組み立てていきますが、このキットに関しては全塗装しますのでパーツの合わせは同じ塗装色のところに限定して行います。でないと、マスキングだらけになって大変なので;;
改めて取説とパーツを見比べていくと、ほんとんど合わせ目消し、後ハメ加工を施さなくてもいいようにパーツ分割されています。それに塗装しやすいように工夫されていますね〜。昔waveのFSSインジェクションプラキット(一部ソフビ、エッチングパーツ使用)を作ったときは…もうもうもうって感じでした;; しかし、このVOLKSの破裂の人形は、スナップフィットではないということを除けば、相当組みやすいです。逆にスナップフィットでない分強烈なヒケも少ないですから、塗装する上ではかえって楽ですね。

VOLKS IMS 1/100 the BANG

では、頭部から組み立てていきます。ひじょーーに細かいパーツ分割がなされていて、パーツ数は頭部とは思えないほど多いですorz まぁ、バングの場合は、スタビライザーが頭部から出ていたりするので、その分もありますけどね。写真は、ゲート処理のみを終えた状態のパーツになります。
あと、実際にはこれら以外にも金属線×3を使用しますが、今の段階では使わないので割愛しています。

VOLKS IMS 1/100 the BANG VOLKS IMS 1/100 the BANG

頭部の特徴的なパーツをちょっとご紹介。マストやバックフェイス(中央)には、ルーン文字がモールドで掘り込まれています。1/100ということもあり、結構しっかりしたモールドになっていますよ。
右写真は、フェイス部分のパーツです。フェイス、フェイスカバーともに、非常にシャープな造形です。シャープすぎて刺さるし、折れやすいので、取り扱いには十分注意しましょう。

VOLKS IMS 1/100 the BANG

頭部のバックフェイス側にあたるグレーのパーツは、頭部との接続に写真のようなT字による固定がなされます。しかし、これがあると頭部組み立ての際に一緒に組み込まないとけなくなりますので、塗装する際にマスキングや塗りわけをしないといけなくなります。

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なので、バッサリと切り落とします。ホビージャパン11月号にあった作例を参考にしていますが、今回は根元からではなくガイドを兼ねて、後ハメの際に邪魔にならない程度残しました。

VOLKS IMS 1/100 the BANG

では、頭部の下処理を開始します。用意するのはサンドペーパーの400、600、800番。それを写真のように短冊切りにしておきます。

VOLKS IMS 1/100 the BANG

あとは、平らなものに巻きつけて、平面を出しやすいようにします。写真は、電撃ホビー5月号についていたパーツセパレーターを使用していますが、何でもよいです。シャーペンの替芯のケースとか、角材とかね。適材適所で使い分けてください。

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あとは、平らな面に対しては、↑のように巻きつけたり固定したものを使って、パーツ表面をヤスリがけしていきます。カーブになってる部分は、親指の腹を使ったりして、上手く加減しながらやりましょう。なお、ヤスリがけをするときは、力を入れてやる必要はありませんよ。

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このペーパーがけをしていくと、ヒケやパーティングラインを見つけたり、消したり出来ます。写真の赤○のところだけ、ヤスリがかかっていませんよね。この部分は、金型の中に溶けたプラスチックを流し込んだ後、冷えて固まる際に収縮して本来の形状よりも凹んでしまってるところです。これをヒケ(文字通り引けているから)というのですが、ヤスリがけしないと見つからないほど浅いものから、ヤスリがけでは直らないほど深いものまで様々です。
写真程度であれば、普通にペーパーがけで消えますので、このままゴシゴシとかけていくと…

VOLKS IMS 1/100 the BANG

ご覧のとおり綺麗になくなりました。こういったヒケは、きちんと消しておかないと全塗装(特に光沢仕上げの場合)した後にものすごく目立ってしまいます。なので、丹念に一つ一つのパーツを磨いていく必要があります。

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また、ペーパーがけをしていくと、モールド部分が白っぽくなったりします。これは、溝に磨いたときに出た削りカスがたまっているので、ペーパーがけが終ったら綺麗にしてやりましょう。

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削りカスを取り払うときは、筆や柔らかめの歯ブラシといったものがいいですね。ハンディクリーナーとかがあれば、それらで吸い込んでやるという手もあります。ただ、ハンディクリーナーだと小さいパーツを誤って吸い込んでしまったりすることもあるので、吸い込み口にメッシュをかける等の工夫をするといいですよ。

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削りカスを取り除くと、モールドも綺麗になりました。浅く細いモールドなどの場合は、ペーパーがけにより消えてしまうこともあります。そういったときは、あらかじめスジ彫りを深くしておくか、消えた後に彫りなおしてあげましょう。

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この調子で、他のパーツも全てペーパーがけしていきます。この破裂の人形は、ポリキャップなどを除いてもパーツ数が300を超えているので…先が長くなりそうですな〜…;

今回は、ここまでです。とりあえず、切り出したパーツのペーパーがけはもう少しで終了しますので、次回は頭部の中で先に組み立てられる部分を接着していきます。ちょっとだけバングの頭部らしくなるかな? では、See you next time!
    

            

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