MG 1/100 MBF-P02KAI ガンダムアストレイ レッドフレーム改 作成レポート その10

2010.06.21 | author: | 開発計画 | MASTER GRADE
「MG 1/100 MBF-P02KAI ガンダムアストレイ レッドフレーム改 作成レポート その10」です。本体も仕上がったので、今回からはいよいよ武装の製作です。ブルーフレームではタクティカルアームズのみ(実際にはアーマーシュナイダーもありますが、製作するのはTAのみ)でしたが、レッドフレームにはガーベラ・ストレート、タイガーピアスという刀があります。なので、先にこちらから作ってしまいますかー。
ちなみにレポート後半では、急遽足首の可動範囲の検証を紹介していまーす。

MG 1/100 MBF-P02KAI ガンダムアストレイ レッドフレーム改

とりあえず一振り分のパーツです。刀と鞘に分かれていますが、色分けがされている関係でパーツ点数はちょっと多いかな?

MG 1/100 MBF-P02KAI ガンダムアストレイ レッドフレーム改 MG 1/100 MBF-P02KAI ガンダムアストレイ レッドフレーム改

ランナー紹介のときにも載せましたが、茎(なかご)には”菊一文字(ガーベラ・ストレート)”、”虎徹(タイガーピアス)”の銘がそれぞれ入っています。また、鍔の裏側(柄側)には、鬼の顔の意匠が施されていますよ。キットそのままだと分かり難いですが、墨入れをするとご覧のとおり浮き上がります。

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先ずは鞘から作りますか。モナカ構造になっていますので、パチンと合わせて意匠の施された小尻(鞘の先端部分)を取り付けます。

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下緒(に相当する部分かな?)と鯉口(鞘の入り口部分)をそれぞれ固定して鞘の完成。

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白、赤、金…と色合い的にも結構派手な鞘ですね…。

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太腿に固定する刀のマウント部分も製作しましょう。

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組み立てたら、鯉口付近にある溝にマウントを固定させます。

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続いて刀の製作。パーツは、メッキ処理された刀身、鍔、柄、柄頭から構成されています。

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先ずは柄周りから。柄本体を合わせた後は、前後から柄頭と鍔を差し込むだけとなります。

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出来上がった柄に刀身を差し込めば刀の完成です。刀身は、PGのように目釘で固定するのではなく、単に差し込むだけですね;

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さすがに刃紋までは再現されていませんけど、少し暗めのメッキ処理をされたガーベラ・ストレートの完成です。

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ガーベラ・ストレートを鞘に収めると…先ほどの白、赤、金の3色に加えて、4色目の黒が加わりました(^^; でも、柄の黒があると…見た目が大分落ち着いた雰囲気になりました。

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もう一振り、タイガーピアスも製作して刀の完成です。ガーベラ・ストレートとタイガーピアスは、てっきり多少なりとも拵えに違いがあるのかと思っていたのですが…まったく同一なのですね; つまり茎を見ない限りは、外見上区別がつかないということです。

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ここからは、レッドフレームとブルーフレームの足首構造の違いと可動範囲について紹介します。本当はレビュー内で紹介するつもりでしたが、拍手にて質問があったことと、レビュー公開はしばらく先になるかもなので、先に説明いたします。
結論から言えば、ブルーフレームとレッドフレームの接地性はご覧のようにほぼ同じです。

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この接地性の高さは、アストレイの売りの一つでもあると思いますが、パーツ形状の異なる2機でどうやって同じ可動範囲を実現しているかを比較しながら見ていきましょう。

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先ずはブルーフレームから。青い子さんの足首には、側面にレッドフレームにはない可動式の装甲が取り付けられています。それ以外にもつま先と踵の間に大きな間隔があり、足首の動きを阻害しないことが確認できます。

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一方のレッドフレームはというと、アンクルガード側面に可動式の装甲はありませんが、つま先と踵の間の装甲の隙間がほとんどない…つまり一見すると右写真のように足の装甲とアンクルガード側面が干渉しそう(黄色○のところ)です。

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ですがこのアンクルガードの優れた点は、写真のように側面パーツが可動式であることです。ただし可動するのは内側のみで、外側は固定されています。外側は動く必要は基本的にありませんからね。

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このアンクルガード側面装甲の可動、それに足首の2重関節の動きの2点によって、アンクルガード側面装甲の下側へと足が入り込むので、ブルーフレームと同じ可動範囲を実現しているわけです。
まぁ…実はもう一つ要素があったりします。それはこの平らな足です。↑のブルーフレームとレッドフレームの足を側面から写した写真をもう一度見てみてください。いかがです? ブルーフレームのときですら薄いと感じた足ですが、レッドフレームではさらに薄くなっています(^^; この薄さがあるからこそ、アンクルガード側面装甲の下に入り込むことが可能なんですよね。

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この足の厚みの差は、全長差にも影響しています。ほんとにわずかですがレッドフレームの方が低いんでしすよね。写真だとかなりブルーフレームの方が大きく見えますが、そう見えるのはショルダーアーマー、後頭部のサイズ差によるものです。正確な全長差は、腰の高さを見ていただければ分かるかな〜。
あとこのレッドフレームには、ランナーの関係でブルーフレームのパーツ(レッドフレームでは使いません)がいくつも含まれています。タクティカルアームズのパーツは、流用して組み合わせることも可能なのですけど、足に関してはつま先、踵共にそのままでは流用できません。何故かというと、足のポリキャップを固定しているパーツ形状が異なる(ブルーフレーム用のここのパーツは含まれていない)ので踵側はまったく固定できず、つま先側は足の甲の装甲が異なる(こちらもブルーフレーム用のものは含まれていません)ので使えないのです。ですから、レッドフレームで足のアーマーシュナイダーを使用したいのであれば、ブルーフレームからパーツ流用する必要があります。

以上でーすっ。刀も完成しましたから、次回はいよいよレッドフレーム用のタクティカルアームズIILの製作に入ります。基本的な部分はブルーフレームのものと同じですが、随所に違いが見られますのでじっくり作ってイキマスヨ。
では、See you next time!
    

            

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