MG 1/100 XXXG-01W ウイングガンダム 作成レポート その6

2010.05.05 | author: | 開発計画 | MASTER GRADE
「MG 1/100 XXXG-01W ウイングガンダム 作成レポート その6」です。前回に引き続き脚部の製作なので、作るのは左脚になりまーす。腕のときと同様に左右構造は同じですから、組立ては省略しますけど; それと、宿題だった膝の可動範囲などについても紹介しますよぉ。では、早速いきますかっ。

MG 1/100 XXXG-01W ウイングガンダム

サクサクサクーっと左脚の組立て終了です。まぁサクサクサクーの間には、買物行ったり、掃除したり、ソース書いたりしてたけど; このウイングガンダムの脚部は、左右の違いがほんとに少ないですねぇ。

MG 1/100 XXXG-01W ウイングガンダム MG 1/100 XXXG-01W ウイングガンダム

では、膝の可動範囲を見てみましょう。くぃっと曲げると、フレーム状態のときとさほど変わりない曲がり具合です。しかし、これで終るウイングガンダムの膝ではなかったりします。

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実は、膝関節はなんと3重関節になっていて、2枚目のようにさらに曲がってしまうのです。さらに3つ目の膝関節の動きに連動して、足首下が内側へと収納される連動ギミックが内臓されています。
これは、本来変形機構用のギミックだと思われますが、立膝のようなポージングにも有用だと思います。見た目的には非常に膝上が短く、異常に膝下が長いデザインですので、このような構造により”膝の可動ポイントが下にずれる ”、”足首が短くなる=膝下の長さが縮まるり ”というのはとても重要な要素です。組み上げたあとにどんな立膝が出来るのか、ちょっと楽しみですよ。

MG 1/100 XXXG-01W ウイングガンダム

この脚部構造を色分けしたフレーム状態で解説します。通常は黄色○で囲った2つの関節軸、つまり2重関節により膝が曲がるのですが、実際には白□で括られた3つ目の膝関節が存在します。
この3つ目の関節は、普段は赤□のピンにより簡易ロックがかかる(このピンの受け側のダボには、写真左のように切り込みがある)ようになっています。そしてこの関節が可動するとき、ピンクで色分けされた脹脛のスラスターユニットが赤矢印の方向に動き、水色のジョイントは上へと押し上げられ、それと繋がる緑の足首のブロックも合わせて上へと可動(足首が収納される)するわけです。
非常に複雑な構造ですが、よく考えられていますねぇ…。

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では、実際にフレームの断面状態で膝を動かしていくと、どう連動していくかを見てみましょう。先ずは通常の2重関節のみを動かした状態です。これだけだと、膝だけが連動可動しているのが分かりますね。

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続いて、↑の2重関節のみを動かした状態から、さらに3つ目の関節軸を動かした場合です。膝はさらに大きくスライドし、膝関節と繋がっているシャフトが伸びて、足首が縮まっています。つまり3つ目の関節を動かすと、膝と足首の2箇所が連動可動するということになります。

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最後は膝が伸びた状態と、最大限曲げた状態の比較。通常の膝構造ではほぼ不可能な、180度以上の可動域を実現しています。この関節構造と、これだけの可動性を誇るMGは他にはないと思いますよ。
以上、膝関節についての紹介でした〜。

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では、本日の仕上げとして…組み立てた両脚を本体に取り付けましょう。股関節はポリキャップによる保持ですが、脚をハメるときはしっかりと根元まで押し込んでくださいね。

MG 1/100 XXXG-01W ウイングガンダム

ウイングガンダム本体の完成。うーん…全体的に細身で、頭部が小さく脚が長い…カトキガンダムですなぁ。各部の構造は非常によく出来ているだけに、フォルムもTV版にもう少し近づけて欲しかったというのが正直な感想です; まぁ、これはこれで今風ではあるんですけどね。

MG 1/100 XXXG-01W ウイングガンダム

後から。バックパックなしの状態なので、後姿はありなしで印象が変わると思われます。あー…もし今後、他のA.C.ガンダムが出るとしても、同様のデザインバランスになるのか……複雑だなぁ;

ちょっと画像少な目ですが、今回はこの辺で。その分テキスト量は大目なので、ご勘弁くださいー; サンプルで見た印象と実物とでは、ちょっと変わったりすることが多い中、このウイングガンダムはサンプルのまんまですね(^^; せめて頭だけももう少し大きめが良かったですorz
さて次回は、翼面積拡大ギミックが内臓されたバックパックの製作です。機体全長に匹敵するほどの長い翼ですから、作り甲斐もありそうです。
では、See you next time!
    

            

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