「MG 1/100 XXXG-01SR ガンダムサンドロック EW 作成レポート その5」です。とりあえず上半身は組み終わりということで、腰の製作を…と思いましたが、なんと不良扱いで無償対応となった”XBランナー ×4 ”がもう届いてしまったので、一旦バラした両肩を組み立て直して、クラックの入る原因部分を特定し、簡易的にでも対処出来るようにしようと思います。対応が上手くいったかどうかを確かめるためにも、サンドロックだけでなくシェンロンでも試してみることにします。あと最後に、割れたりしたXB-13の一覧も載せておきますので、チェックしたときに似たような状態になっていた場合は、バンダイさんに対応してもらいましょー。
届いたXBランナー4枚です。2枚ずつに小分けされてました。お問い合わせ窓口に電話してから、まさか2日後に届くとは…(^^; 不具合対応の早さにびっくりですっ。
届いたXBランナーから早速”XB-13 ”を切り出し、バラしておいたサンドロックの両肩に取り付け、組み直しました。一部にグレーを追加塗装したので、上から見たときの感じが以前よりちょっと変わりました。D1-15（D2-15）の内側を追加で塗装したのは、写真下段のように肩上部の装甲を
赤い⇒の方向へスライドさせることで、内部が見えるためです。ここには、クローク用のジョイントと思われる部位があるので、恐らく後期型用のギミックだと思われます。
さて、せっかくXBランナーを4枚も頂いたのですが、ここでまた白化…となると目も当てられません； 一応前回の作成レポートで、
XB-13を割れにくくする処置法を書いておきましたが、ABS用の接着剤を持ってない人もいると思いますし、加工そのものも結構手間ですので、もう少し簡易的に出来ないかを考察してみました。
そこで、何故XB-13が割れるのかをさらに細かく把握するために、改めて♂側にあたるXB-2の構造を確認、確認……。すると軸の先端に、妙な溝で区切られた部分があるじゃないですか。この先端部分は、肩側のXB-13へと差込むと、最終的に突き抜けて
”返し ”の役割をします。つまり、軸の径よりも若干大きめに作られているわけです。
このおかげで肩を動かしても軸がスポンと抜けることがないわけですけど、差込む際にXB-13の内径を押し広げて、白化ないしそれ以上の破損をまねく一因となってしまっているのが現状です。なので、軸そのものも少しだけ削りますが、先端のこの部分はもう少ししっかりめに径を小さくすることで、白化を防ぐようにします。ただ、削りすぎてしまうと保持力がなくなってしまうので、様子をみつつ少しずつ削るとよいでしょう。
ということで、修復した肩をサンドロックに戻しました。XB-2も届いたランナーのパーツに交換、少しだけ削って使用しました。おかげで、左右共にほとんど白化は見られません。保持力もしっかり保ってますので、ヒートショーテルの保持にもなんら問題ないと思います。
続いて、完全にXB-13が割れてしまったシェンロンです： こちらもXB-13、XB-2を交換して、XB-2は念のため若干削って使用。その甲斐あって、保持力を維持したまま、白化の跡もなく復旧終了です。ようやく一段落……落ち着きました(^^;
さて…最後は破損ないし破損寸前の子たちです； シェンロンの方が重症ですが、サンドロックの方も動かしているうちに割れた可能性もあるので、その差は紙一重だと思います。今後も、XBランナーを使用するXXXGフレームのキットは発売されますので、肩周りに関しては特に気をつけて組み立ててくださいませ。
以上です。急な破損の関係で、本来の組立工程からは少し脱線していた作成レポートですが、次回からは通常通りに戻ります。というわけで、次こそは腰かな？ サンドロックの腰も、色分けが細かい分パーツ数が多いです； がんばっていきましょーっ。
では、See you next time!
