1/72 VF-25F スーパーメサイア アルト機 [ SUPER MESSIAH ALTO'S COLOR TYPE ] 完成レビュー(バトロイドモード編)

2009.02.25 | author: | MACROSS | 開発計画
最後はバトロイド形態です。バトロイド形態も重量感があり迫力満点です。可変機構に関しては、お手数ですが「VF-25F メサイア アルト機:バトロイド」を参照してくださいね。

1/72 VF-25F スーパーメサイア アルト機

バトロイド編最初は、ミサイルポッドのアームです。バトロイド時に限り、ミサイルポッドと肩との間にこのアームをかまします。

1/72 VF-25F スーパーメサイア アルト機

バトロイドもマッシブで非常にカッコよいです。ガウォークのときと違って、各部のロックというか固定感がちゃんとあるので、そのままでも十分です。ただし、背中に重量物が集中しているので、自立させる際は少しだけ注意が必要。

1/72 VF-25F スーパーメサイア アルト機 1/72 VF-25F スーパーメサイア アルト機

バストアップ。首の可動範囲はまったく阻害されていないので、かわらず良好。あと今回頭頂部の白い細いラインもフリーハンドで部分塗装しています。ここは曲面となっているので、テトロンシールが苦手とする場所です。デカールと悩んだのですが、胸部のこともあり「えいっ」と勢いでやってました;

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これだけの重量が背部に集中してれば、バランスもとりにくいですよね…。しかし、微調整が必要なものの自立はちゃんと出来るのはいいことです〜。にしても、後姿の印象は大分かわりますネ。

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バトロイドの時のプロポーションも文句なしです。ほぼ完全変形といっていい可変機構に加えて、これだけの良質のスタイルが再現されているキットはめったにないですよ〜。

1/72 VF-25F スーパーメサイア アルト機 1/72 VF-25F スーパーメサイア アルト機

ガンポッドの両手持ちももちろん可能です。腕周りにはノーマルのままなので、可動範囲は変わらずです。

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腕が細いままでも全体のバランスがとれてるのは、両肩から突き出したミサイルポッドのおかげですね。ここは無理にアームを内臓するのではなく、しっかりと長さのある別パーツにしたのは英断と言えるかもです。長さがあることでそれだけ肩周りを大きくみせられますから。

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当たり前ですが、この状態でもハッチは展開可能。バトロイド時は、そのまま展開させた方がいいのかな…それともポッドを射出方向に向けたほうがいいのかしら?

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スタンドディスプレイ。膝は若干可動範囲が狭まっています。ただ、ガウォーク用の膝上関節があるので、それを使えばさらに曲がりますので十分かな?

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あと、手首がスポスポ抜けやすいのも相変らずですねぇ。肩が緩いのもそのまま…。その所為で、両手持ちなど微調整をかける際にポロっと抜けたりするのがイタイです。もちろんちょっと盛ってやるだけであっという間に直りますが、そこは成型段階で調整して欲しかったところです。

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各所の欠点を引きずりつつも、このスタイルの良さと重厚感が鬱憤を晴らしてくれます。ノーマルVF-25ももちろんよいのですが、やはりマクロスらしさはスーパーパーツやアーマードをつけた方がより出ますね。

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ナイフもVF-25シリーズ同様盾に収容されています。盾の外観は大分変わっていますが、違うのは表側だけなので内側は共通パーツだからです。

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ナイフはこれまで同様シルバーで。ピンポイントバリアを展開したイメージで蛍光グリーンなんかもいいかもですね。

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平手の造型もいいので、結構使えます。胸部装甲が増してる分、ナイフの量手持ちはさすがにきつかったですorz

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腰下側面の新規パーツにはシールで色分けを再現しているのですが…設定だとブースターとかと同じパープルグレーのような…。何故この半端な色に;; まぁ、カッコよいからヨシと…しましょう;

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そういえば、頭部のアンテナみたいなのは、レーザーバルカンでしたね。ってことで、フルウェポンファイアー。肩部のミサイルポッドは、設定上存在するレーザー砲なんかもつけて欲しかったなぁ。

1/72 VF-25F スーパーメサイア アルト機 1/72 VF-25F スーパーメサイア アルト機

スーパーパーツを装備したことで、あのシーンをやってみなければなりません。歌舞伎女形を演じてたアルトらしい1シーンです。

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「スカル4、一機撃破っ!」てな感じですかね。バルカンポッドを傘に見立てた立ち姿です。可動範囲が広いからこそ出来る芸当といえるでしょう〜。

では、総評です。プロポーションの良さは、本当に素晴らしいの一言。スーパーパーツをつけてもこれだけ見事なバランスとは思ってなかったです。満点以上の出来栄えといえるので、追加点+8です。可動性も、追加装甲をつけている割には十分確保されており、十分満足出来る範囲だと思います。色分けについては、肝心のスーパーパーツであちこちシールに頼ってる面はあるものの、粗方はされているので及第点と言えるでしょう。
しかしっ! 各部稼動系の緩さはノーマルVF-25となんら変わらないので、重量物が増えた分ポージングの維持…というよりガウォーク形態の維持に困るほど。多少緩い程度ならまだあれですが、3形態への完全変形を売りにしているのに、その内の1形態の状態を維持出来ないというのはもっての外です。ユーザーへの配慮がないですね…。そして、色分けしきれないところをシールで再現しようとするのはまだいいのですが、そのシールの形状がまったく合わないというのも問題です。貼る箇所が曲面、小さな多面体といった場所も多いので、テトロンでは不向きです。スライドデカールを使えば(それもマークソフターは必須)恐らくサイズが合わなかったであろう箇所もある程度イケる(それでも数箇所は合わないかと)と思います。ただ、それではテトロンを付けている意味がないわけで、付属させる以上はその辺もしっかりと考慮にいれるべきじゃないでしょうかね。加えて、追加兵装でありながら、余剰パーツが発生しすぎるのもどうかと。完全着脱は無理でも、脚部や特に股関節に関してはバラさなくても組める配慮が欲しかったです。最後にファイター形態の保持力にも問題があります。元々ロック機構が少ないキットだけに、各パーツを曖昧な位置でホールドすることには不向きなわけで、その点の配慮も欲しかったです。
期待度が高かったスーパーパーツだけに評価も厳しくなってしまいますが、発売を焦るくらいなら完成度を上げて欲しかったですね。各形態のスタイルが非常によいだけに、本当にもったいないです。もし、これから購入、作成をされる方は、各関節は少しきつめに仕上げてくださいね。あと、シールを使用する際は、スーパーパーツでサイズがおかしい箇所は水転写に切り替えるか、部分塗装してしまいましょう。
    

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