1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機 [ ARMORED MESSIAH OZMA'S COLOR TYPE ] 完成レビュー(ファイターモード編)

2009.06.23 | author: | MACROSS | 開発計画
マクロスF(フロンティア)1/72VF-25S アーマードメサイア バルキリー オズマ機マクロスF(フロンティア)1/72VF-25S アーマードメサイア バルキリー オズマ機

ギャラクシーネットワークを介して配信された「YF-24エヴォリューション」の設計データを元に、第25長距離移民船団マクロス・フロンティアにおいて開発された次期主力機体。まだフロンティア内の統合軍への配備はされておらず、民間軍事プロバイダーS.M.S.に実戦テストを兼ね試験配備されているのみである。従来のVFシリーズと同様にファイター、ガウォーク、バトロイドの3形態に変形可能なVF(可変機)で、最大の特徴はオプション兵装(スーパーパーツ、アーマードパーツ)を装備したままの可変をはじめて可能とした点である。また、パイロットへの対G負荷の軽減を目的としたEX-ギアも初採用となる。ピンポイントバリアシステムも継承しており、その技術をナイフの刀身に反映させる等の近接用装備の追加も成されている。尚、単独でのフォールド航行は可能であるが、オプションのフォールドブースターを装備する必要がある。現段階でのVF-25のバリエーションには、標準型のVF-25F、指揮官型のVF-25S、長距離支援型のVF-25G、索敵電子戦型のRVF-25の4系統である。
アーマードパックとは、VF-25と同時開発された専用のオプション装備であり、火力、防御力ともに大幅に増強されている。最大の特徴は、このアーマードパックを装備したままでの変形が可能な点である。また、通常エネルギー転換装甲を展開出来るのは、余剰エネルギーが発生するバトロイド時のみであるのだが、アーマード装備には大容量のキャパシターも搭載している為、全形態で展開が可能となっている。しかし、非常に高価な装備であり、装備重量はノーマルの4倍以上と、乗りこなすには高いパイロットスキルが必要である。

ついに出てしまいました、アーマードメサイアです。当初の「キット化は無理だろう」という予想をいい意味で裏切り、スタンドを標準仕様としたことでバトロイド時でも立たせることが出来るようになっています。しかも、これだけの重装備でありながら各形態のプロポーションは非常に素晴らしいです。また、スーパーパーツでの欠点であたったガウォーク形態の維持も、専用の補助パーツを使用することで解決。一部新たな差し替えが発生していますが、ほぼ完全変形といっても過言ではない出来です。唯一の欠点は…ノーマルの2倍という価格ですかね;
さて、このアーマードも恒例のVF-25シリーズ共通の3編構成です。今回も可変システムに関しては割愛しますので、基本的な可変機構をご覧になりたい方は、お手数ですが「VF-25F メサイア アルト機」を参照してください。
尚、これまでのVF-25シリーズ同様、こちらも高解像度サイズでのお届けですよっ。

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機 1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

先ずはファイター形態です。これぞアーマードという雰囲気が随所に見られます。そして、全体で見てもよくまとまっていますね。これだけの密度のプラモも(PGのようなものを除いて)そうそうないですよ。後ろから見ると、大型のスラスターノズルが際立ちますね。

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コックピット内部はノーマルと変わりありませんが、後部には追加装甲のカバーが。設定では、コックピットの装甲化もあるそうな。劇中でそれがないのは、オズマの意見によるもの(視認性、緊急時の安全面で)だそうですよ。

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ランディングギアは、ノーマルのものをそのまま使用します。設定上の重量はノーマルの4倍以上とのことなので、重力下ではもたないでしょうね(^^;

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後ろから。ものすごい迫力です。人の大きさを考えると、とてつもない圧迫感が…。しかも、この巨大なスラスターノズルから得られる推力は、最大出力で2分しかもたないそうです。

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キットには、一般販売されている”アクションベース1 S.M.S Ver. ”が付属します。シールも同じなので、今回はSMSの歌でお馴染みの略語をチョイス。これ、ルシファーがでたらギャラクシーVer.とか出るのかしら?

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離陸をイメージして。下から見ても、アーマードの迫力は凄いものがあります。見ての通り、機首以外は全て追加装甲で覆われていますから;

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前輪はそのままなのですが、後輪はというとハッチを追加装甲を上下に分割し、開閉状態の選択式として再現されています。ノーマルのような別パーツ化はしていないので、余計なパーツが発生しませんよ。

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ここからは飛行イメージです。これまでのファイター形態と比べて、しっかりと固定する凹凸が脚部周りに設けられているので、安定感はピカ一です。その辺りについては、6/19分の作成レポートをご覧くださいませ。

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いつもの角度です。正面から見てもカッコイイですなぁ。そういえば、オズマ機以降の加工画像を作ってないな…。作らないとどんどんたまるorz

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真後ろです。「俺の尻のにおいが嗅げる位置から絶対に離れるなよ!」 って感じでしょうか。アーマードでスーパーパックのアルト機を振り回せるのは、加減速が激しいのでしょう〜ね〜。

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正面下からパースを効かせて。左写真のこのアングルだとそこまで重厚さは感じられませんが、右写真の後ろからになると…同じ機体とは思えないショットです。

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横方向詰め合わせ。コックピット後ろからの外観は、とても同じVF-25とは思えない凄さです。このキットを作るまで気づかなかったのですが、アーマード装備の時は垂直尾翼を折り畳んでるんですね。

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下から。機体本体(ブースターを除いて)で一番異なってる部位が脚部であるため、下から見るとそれがはっきりと見て取れます。ノーマルの流れるような細いラインとは打って変わって、非常にゴツイ風貌になっています。

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ここからは、アーマードの特徴部分を拡大してお送りしましょう。先ずは機体背面です。4基のミサイルポッドコンテナ、巨大なレーダーアンテナが特徴です。少しだけスーパーパック装備時と似ているかな〜。

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このアンテナは、追加装甲で覆われ使用できないセンサーを補う為につけられてるそうな。4本の飛び出ているピンは、根元が絞られているので非常に折れやすいです。取り扱いには十分気をつけましょう; そして、このアンテナの下に…オズマ機の特徴でもある巨大な小隊マーキングが隠れています。

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機体後ろです。シールドも追加装甲で覆われているので、この辺りのラインもノーマルとは異なります。ここも、スーパーパック装備時となんとなーく似ています。

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続いてブースターユニットです。スーパーパックのものより一回り大きく、さらに追加のミサイルコンテナ、冷却機構が主翼全体を丸ごと覆う構造となっています。これだけでもかなりの大きさですよ。

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そんなブースターユニットの正面拡大です。これだけ大きなものですが、きちんと主翼に固定されるので、安定感はまったく問題なしです。ちなみに先端下にある”57mm連射ビーム旋回砲塔 ”は、左右にのみ回転します。見た目の構造では…ぐりぐり回転しそうなんですけどねぇ…。てか、させて欲しかったなぁ。

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後ろ側、つまりスラスターノズルのアップです。ノズルが2つありますが、その間の部分に主翼先端が突き抜けるようになっています。写真だとちょっと分りにくいですけどね;

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最後は機体底面です。脚部はほとんど別物と化しているので、ここの印象も随分異なっています。また、ここが巨大化するということは、ノーマルの武器マウントは遣えないわけでして、専用のものが用意されています。この専用のマウントが結構優秀で、脚部のロック機構も担っています。

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正面からのアングルを。丁度脚の付け根になりますね。ここのデザインもスーパーパーツのものと似た感じになっていますが、どれもアーマード用の新規パーツですよ。残念なのは、マイナスモールドのディティールが省かれていることくらいかな。

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さぁ、お待ちかね、ミサイルコンテナハッチを開けて発射状態をイメージしたものをお送りします。とりあえず、上面ハッチのみ展開です。あれ……ファイター時でも、脚部のコンテナハッチも開いて発射可能なのかな? 構造的には可能ぽいですが。

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これだけのミサイルを連続で射出するのは、さぞ爽快でしょうね〜。右写真は、胸部ミサイルコンテナの拡大画像です。スーパーパーツのときから思うのですが…このミサイル部分の成型色、白の方が部分塗装派にとっては楽なんですけど〜…;

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正面別角度で。奥側のミサイルポッドのハッチ展開方法は、空間戦闘ならではのものですね。大気圏内なら、機動が大きく乱れる上にハッチが吹き飛びそうです(^^;

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さて、このアーマードには、オマケとして反応弾も付いています。劇中と同じく両翼端に取り付ける形で、計4発を搭載可能です。この反応弾自体も意外と大きかったりします。通常弾とは異なり、リアルの電離放射線マークのマクロス版と思わしきマーキングが施されています。

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この反応弾は、ただの筒状成型ではなく、ノズルユニットがグリグリ動くようになっています。可動範囲はそこまで広いものではないですが、妙な所に凝ってますねw

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では、反応弾を取り付けていきましょう。反応弾には、支持アームと装甲も付いていて、取り付ける際はブースターユニットの端っこの装甲を取り外し、そこに固定します。

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当然のことながら…両翼にとりつけられるので、機体はさらに大きくなります(^^; 劇中でも、ランカを助ける為にアルトがこの状態で出撃したシーンがありますが、立体物で見ると描写以上の迫力がありますよ。

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正面方向から。ミサイルは、弾頭の先端部分も色分けされているので、そのままでも悪くない仕上がりだと思います。支持アームは意外と細いので、破損には気をつけましょう。

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今度は後ろからのものを。先ほども述べた通り、反応弾自体もそこそこ大きいんですけど…いかんせん本体のブースターが巨大すぎる為、あまり目立ちませんね;

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反応弾がない方が馴染みのあるスタイルですが、反応弾を取り付けても良いですね〜。ただ、取り付ける装甲部分がやや外しにくいのが難点です。

ファイター形態はここまでです。引き続き「ガウォーク形態」をご覧ください。
    

            

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