1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機 [ ARMORED MESSIAH OZMA'S COLOR TYPE ] 完成レビュー(バトロイドモード編)

2009.06.23 | author: | MACROSS | 開発計画
バトロイド形態です。アーマードといえば…そうバトロイドです! こちらも大迫力となっていますよ。ガウォークのときと同様に、アーマードからの新規要素については紹介しますが、基本的な可変機構に関しては、お手数ですが「VF-25F メサイア アルト機:バトロイド」を参照してくださいませ。

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

最初は、アーマードで追加されたパーツを。上二つは、ガウォーク時と同様にバトロイド用の補助パーツになります。下は、新設された握りこぶしと、股関節部の装甲です。これまでのVF-25系では機体内に収めてきた部分ですが、さすがにアーマードでは無理だったようですね; ちょっと残念。

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

では、実際に取り付けていきます。大きい補助パーツは、背中とコックピットの間に取り付けます。ガウォークの時と同様に、首後ろの凸部にはめ込みます。

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

このパーツは、ジョイントを兼ねているだけでなく、背中を下ろしたときに、主翼部分が重みで開き過ぎないようにする役割も担っています。写真は真下から見た状態ですが、主翼が動く角度を赤○で示した所で制限しているのが分りますよね。

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

続いて、もう一つの小さい補助パーツを。このパーツは、ノーマル用のジョイントアタッチメントと同じく、股関節ブロックとコックピットの間にはめ込みます。このパーツを取り付けることで、コックピットと股関節の間に、赤○で括った厚みの分だけ股関節位置を前方にずらす効果があります。追加装甲で大きくなった太股と干渉するのを避けるためですね。

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

股関節部分には、いつものカバーを取り付けていないので、妙な穴があいています。ここに新規の追加装甲をはめ込んでやります。取り外し式にしたことで、大型化したこの部分もしっかりと再現されていますね。

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機 1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

さぁ、アーマードの本領であるバトロイド形態です。圧倒的なボリューム、存在感、密度。言葉では、ちょっと表現しにくいですね…ああ、「威圧感」。これが一番しっくりくる外観です。正面から見たときの腕の細さは変わらないのですが、そこ以外は全てボリューム増し増しとなっています。

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機 1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

頭部の可動範囲も、もちろんこれまで同様非常によく動きます。ターゲットをロックするために、全体を見渡すような動きをしていましたが、そういう動きも再現できますよ。

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

後ろ…姿…です。スーパーメサイアでもかなり驚いたのですが、その比ではありません; というか、これだけをパっと見せられても、メサイアの後姿とは思えないですよね;

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

真横です。あ、厚みが恐ろしいことに…・。後ろ側にこれだけの重量物があるので、当然のことながらスタンド無しでの自立は不可能です;ただ、スタンドのアームの長さを一番短くした状態で、ちょうど足が届くように調整してあります。

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

さて、↑で気づいたでしょうか? ちょっと分りにくかったと思うので拡大写真を用意しました。股関節位置が、ありえないほど前方に移動しています。しかし、これのおかげで、股関節の可動範囲はしっかりと確保されています。

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機 1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

これだけの巨体でありながら、非常によく動きます。ガンポッドを構えるいろいろなポーズもつけられます。あああ、試してみませんでしたが…背中を開くようにすれば、立膝もつけるのではないでしょうか?

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

そして、どんなポーズを取らせても、これまでのメサイアでは得られなかった迫力が。うーん、なんていうのだろう……ゾクっとするモノがありますね。

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機 1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

組み立て時はファイターをベースにしていくので、ガウォーク、そしてこのバトロイドは作った本人も初めて目にするわけですが、ファイターからガウォーク、そしてバトロイドへと変形させていくたびに驚かされます…「こんなものを作ってたのかっ」と。

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

腕の可動範囲もまったく損なわれていませんから、いろんなポーズを楽しめます。肩のミサイルポッドは、フレキシブルに可動する上にアーム部分が伸縮しますし、垂れ下がる装甲も可動式ですから、肩の動きを阻害することはありませんよ。

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

首の可動範囲も良好ですから、どんなポーズでも視線を合わせることが出来ます…ってこれは先ほど言いましたね; ではなくて、周りを見渡す動きの後は…。

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

そう、本日3度目のミサイルコンテナオープンッ! ガウォークでも素晴らしかったですが…やはりバトロイドでのこの姿は、初代マクロスからの伝統?ですし、一番絵になりますな〜。

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

バストアップ。顔(メインカメラ)の周囲でこれだけのミサイル撃ったら…視界がミサイルのスモークでホワイトアウトしそう……大気圏内ならねw

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

今度は脚部のアップです。ガウォーク形態でも見てきた部分ですが、機体下側に隠れていましたからね。やはり、バトロイド時の方がはっきりと見て取れます。

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

やはりこの状態は、握り拳が非常によく似合います。ということで、右手も握り拳に〜。ノーマルの手とは成型色が若干異なってしまいますが、比較しない限りはそこまで目もいかないので;

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機 1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

ガンポッドも構え、頭部レーザー機銃も合わせてのフルウェポン……のつもりだったのですが、ブースターユニットの旋回砲塔が向いていませんでしたねorz 今気づいた(;´Д`)

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機 1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

角度を変えて。全兵装の同時斉射は、重巡洋宇宙戦艦の破壊力に匹敵するそうですよ。加えて…戦闘モードを「ハルマゲドンモード」にすると、敵味方識別で敵と判断した目標に対しフルオートで攻撃をしかけるそうな;

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

さて、ルカ機、ミシェル機で忘れていた…コンバットナイフ! その紹介をヒサビサにします。劇中でも、ヴァジュラに攻撃が無効化されたときにナイフ一本で立ち向かっていっていましたから。

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

これまでのVF-25同様、シールド内部にナイフを収納しています。ノーマルと比べると機体が大きくなりすぎているので、ナイフが玩具っぽく見えてしまいますが;

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機 1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

全身を使って大きくポーズをとらせると、迫力はさらに倍増。ぁぁ、そういえば今回もナイフはシルバーで塗装してしまいました…。アルト機を作るときは今度こそ蛍光グリーンあたりにしよう…かな。

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

こんなのに迫ってこられたら、それだけで気後れしそうな迫力です; それにしても、よく動きます。元の可動範囲がそこそこ広めに設定されてるおかげもありますが、この外観でそれを維持しているのもすごいですよ。

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機 1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

切りつけるポーズから、構えるポーズまで楽しめますね〜。ノーマルよりも機体本体の迫力がある分、ナイフ一本の状態でも絵になるかもしれません。

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

いままでのバトロイドの中で、ポーズを付けていて一番楽しかったですね。作るのは2度目になるのでちょっとしんどいですが…「アーマード アルト機」欲しくなりましたよ。

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

そして…このアーマードで使用しなかったノーマルパーツです。かなりの量ですが、その8割くらいが脚部のものです。他の部位にもいろいろな追加装甲がついていますけど、ノーマルの上に被せる形をとっていますから。しかし、脚部だけはかなりの数のパーツを差し替えているので、装備の着脱は厳しいですな;

1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機

ふぅ、これにて「1/72 VF-25S アーマードメサイア オズマ機」の完成レビューを終わります。ここまでご覧頂き、ありがとうございましたm(_ _)m

では、〆の総評です。率直な感想としては、「凄すぎる」の一言です。これだけのものを、よくキット化出来たと褒めたいですね。ベースのメサイアの出来がよいのもありますけど、それを殺すことなく十分に活かして”この形 ”に仕上げてきたことに感心します。プロポーション、ギミック、可動性は、文句なしの満点ですよ。色分けは、意見が分かれる所だとは思いますが、シールを使用すればほぼ完全再現出来ますし、ポイントは押さえてあるので十分かな。何よりも、このアーマードメサイアでしか出せない「威圧感」は見事としか言いようがないです。追加点+8を加えましょう!
形態維持のための新たな補助パーツについては、大きすぎて見栄えが悪くなるという考えもありますけど、自分は各形態をしっかりと再現していることを素直に評価したいと思います。形態をしっかりと維持できるかどうかは、再現する上で大事なことの一つですしね。
唯一の欠点は、なんといっても価格が高すぎる点でしょう; たしかに、実質2倍のパーツ数ですし、このボリュームを考えると仕方がないとも思えますが…にしても8000円越えは…・(^^; 7000円ちょいで収まっていれば、ユーザーへの配慮も満点だったんですけどねぇ;
高いし、製作も大変だし、時間もかかるし……なのに完成したときの感動は、初めてVF-25Fを完成させたとき以上です。特に、レビュー中でも触れましたが、ガウォーク、バトロイドと変形させるほどにそれは高まります。いろいろな意味で敷居の高いキットですが、それだからこそ得られる驚きと達成感があります。機会がありましたら…いえ、是非その機会を自ずから作って、手にして欲しいキットですね。
    

VF-25F アーマードメサイア アルト機   VF-25S メサイア オズマ機   VF-25F スーパーメサイア アルト機   VF-25G メサイア ミシェル機   RVF-25 メサイア ルカ機

            

MACROSS | 開発計画 | HOME |