MG 1/100 GN-001 ガンダムエクシア イグニッションモード [ GUNDAM EXIA ] 完成レビュー(エクシア編)

2009.08.01 | author: | MASTER GRADE | 開発計画
各部紹介も終わった所で、エクシアに様々なポーズをつけていきますよ。もちろん、セブンソード全ての紹介もしていきます。旧1/100では再現出来なかったことも、このMGエクシアでは可能なことが多々あります。そのあたりを踏まえつつ、MGエクシアの良さを余すことなくお伝えしたいと思います。

MG 1/100 GN-001 ガンダムエクシア イグニッションモード

標準的な装備である、GNソードとGNシールドのセットです。肩周りが小さくまとまったことで、武器類をつけたときにそれらがきちんと自己主張しています。旧1/100を今見ると、肩の大きさに負けてる感じがしてしまいます。

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頭部もヘルメット部分が大きくなったことで、エクシアの特徴あるガンダムフェイスがより映えます。劇中のイメージにより近づきましたね〜。

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接地性も非常に高いので、スタンドを使わないポージングもいろいろ楽しめます。ただ、足首関節がちょっと緩い(SEED系MGの悪夢再来?)のと、足の甲の取り付け部分に妙な癖があるのが難点です。癖については、取り除いてやれば問題ないでしょう。詳しくは、「作成レポート その4」にて。

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スタンドを使用してのガンアクションを。胴体部に設けられた多くの可動箇所が、微妙な表情付けに役立ちます。特に、最近腰が構造上動かないメサイアを多く扱ってきた関係もあり、胴体部がこれだけ動くのがかなり楽しいです。

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続いて、ソードモードです。近接線特化の機体ですから、腰や各部が良く動いてくれる点が非常に嬉しいですね。ポーズをつけていてとても楽しいです。ただ…この写真で1つだけ違和感があるのですよ;

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上半身に絞ってみましょう。エクシアではお馴染みのポーズなのですが、GNソードのシールド部分が浮いているのが気になりませんか? 旧1/100ではどうにもならなかった点なのですが、MG版ではちゃんと修正されています。これについては後ほど紹介しますね。

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ほんとによく動くので、大胆なポージングが楽々決まります。加えて、肩、腕の関節の可動がキツメになっているので、どのような姿勢でもかなり重心のずれた重いGNソードもしっかり保持してくれます。

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肩に引き出し機構はありませんが、デザイン上追加されている肩つけ根の可動箇所がかなりいい働きをしてくれています。写真のように、肩をそらせて胸を張るようなポーズも撮らせることが出来ますよ。

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さて、先ほどのGNソードのシールド部分が浮いてしまってる件ですが…解消されていますよね。劇中のイメージのように、シールドが腕とソード部分に密着しています。

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やはり、この方が見た目もヨイデス。この状態を再現出来るのは、シールド部分にガンユニットを折り畳む機能が追加されているからです。この機構については↓の方で改めて詳しく紹介しますが、構造上折り畳んでしまうと、グリップを握らせたまま腕とシールド部分を固定するジョイントを使用できないという問題もあります。

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つまり、畳んだ状態で持たせる場合は、グリップから掌を外した状態(腕へのジョイントのみの保持)にするか、掌のみで保持するかのどちらかになるわけです。構造上は、グリップから掌を外した状態が正解だと思われますが、掌で持たせた方がGNソードをより長く見せられますし、腕とGNソードのラインが綺麗に見えます。
難点は、これほどの長物をとても保持出来るとは思えないこと。ところが驚いたことに……このGNソードに対してのみなのですが、掌で持たせたときの保持力が恐ろしいほど高いです。写真のように水平状態でも、まったく危なげなく構えることが出来てしまうほどに。恐らく、過去のMGの中では、ダントツの保持力ではないでしょうか。

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これまでは、刀身のみを変形させていましたが、GNソードのグリップを横にした状態でももちろん構えられます。この状態でも、腕に固定してもよし、シールド部を畳んで手だけで持たせてもよし、どちらでも楽しめます。

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1stシーズン最終話の対アルバトーレ戦の1シーンをイメージして。こういう大きな動きは、格闘戦に特化したエクシアならではですね。MG化したエクシアは、それを忠実に再現してくれます。

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MGエクシアの特徴のひとつに、GNL/Sブレイドのマウントを内臓している点があります。引き出せる短さを補うために、ジョイント部分をボール化してブレイドに角度をつけられる工夫も見られます。

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逆にマウントが短くなったことで、GNブレイドを形態した状態でも腰周りがすっきりしています。この方が、見栄えも良いと思いますよ。

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GNブレイド形態状態を横から。ジョイント部がボールになってる上に、ジョイント部そのものが前後に回転するためかなり自由に動かせます。

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形態した状態からの抜刀も可能ですよ。唯一の欠点は、太股付け根から引き出すことで太股の水平回転軸が張り出したジョイントに干渉して(写真がその状態です)死んでしまうことかな。

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GNL/Sブレイドの保持は、先ほどのGNソードが嘘のように緩いですが、まったく保持できないということではなく、ポージングには問題ないレベルにはあります。ただ、ガシガシ動かすには、調整が必要でしょう…。

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当然のことながら、GNブレイドを使用しての大きなアクションも思いのままですよ。これだけ脚を開いた状態でも足裏が接地しているのは、MGでは驚異的ですね。

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スタンドを使っても様々なポーズを楽しめます。双剣での動きは、劇中でも大きく見せるものが多かったので、それらを再現出来るのはとても楽しいです。

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旧1/100もある程度は腰を回転させることが出来ましたが、それ以上に腰が回せるので、より腰をいれたポーズをとることが出来ます。

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そして、上半身(胸部、肩付け根)の可動範囲の広さが、腕をより長く、大きく見せる働きに一役買っています。もちろん、それに追従する下半身があるからこそ、より活きてくるのですけどね。

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さて、エクシアのコードネームである”セブンソード ”を再現してみましょう。GNソード、GNロングブレイド、GNショートブレイド、GNビームサーベル×2、GNビームダガー×2の計7本を形態した状態です。

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先ほど書いた通り、GNL/Sブレイドを腰に形態した状態では、太股の水平回転軸と干渉してしまう為、若干動きに制限が出てきてしまいます。しかし、開脚、脚部の前後の動きには干渉しないので、ある程度の動きは楽にトレースしてくれますよ。

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こういう突き出すようなポージングが出来るのは、胴体の横方向の捻りが出来るからこそですね。左肩の引き、腰の捻りをもう少し加えてやると良かったな…。

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個人的には、GNソードのシールド部分は閉じた状態の方が好きですね〜。ガンユニットを折り畳めるというたったこれだけで、随分と印象が変わるものです。

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では、そのGNソードの折り畳む機能を詳しく見ていきます。左写真が通常状態になります。シールドとガンユニットの間に大きな隙間が空いているのですが、これを折り畳むと、右写真のようにシールドとガンユニットが密着した状態になります。ただ、ガンユニットがシールド後方にポジションがずれるので注意です。

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折り畳んだ状態で腕につけてみます。お気づきでしょうか? そう、この折り畳む機能のメリットはもう一つあり、GNソードを腕に取り付けたままでも掌が空くので、GNソードを形態したままでも、GNロングブレイドを自然に右手に持たせることが出来るのですよ。

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劇中の描写では、普通に描かれていた状態をようやくプラモでも再現出来るようになりました。あれ…立体化されたものの中でも…初??

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これぞ、本当の”セブンソード ”ですね。作ってる最中は、イマイチ実感がわかなかった機能なのですが、蓋を開けてみればこれほど重要なものだったとはorz

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「エクシア編」最後は、GNビームサーベル、GNビームダガーの紹介です。GNビームサーベルの取り付け基部は、前後に稼動するようになっているので、肩を少しあげてやることで抜刀させることも可能になっています。もちろん、GNビームダガーも抜けますよ。

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クリア成型刃は、GNビームサーベル、GNビームダガーともに無印1/100と同一のものになります。ガンダム系全般では珍しい平たいタイプですね。

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劇中の描写ではないポーズですが…GNビームサーベルと、GNビームダガーの二刀流です。お話の中では、ビームダガーは投げてばかりでしたから;

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今回のMGエクシアのマニュアルに、通常はGNビームサーベルは肩、GNビームダガーは腰後であるが、コックピットからの設定で切り替えることが可能との記載が。つまり、設定次第でサーベルにもダガーにもなるってことですね。

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ちなみに、GNビーム系のグリップの保持力は、普通(一般的なMGレベルって意味で)な感じですね。緩すぎることもないが、決してキツメということはない…とりあえず保持は出来るよってレベルです。

「エクシア」はここまでです。引き続き「エクシアリペア」をご覧ください。
    

            

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